30代が転職を成功させるコツ!未経験やスキルがない人におすすめの方法とは
2025.02.08

30代は結婚や出産、住宅購入等、大きなライフイベントが発生する可能性が高く、それに伴う環境の変化や年収アップを目指し、転職を考える方は多いでしょう。
30代の転職では、企業からは即戦力を求める求人数が多くなりがちです。転職者の約半数の方が同業種・同職種へ転職していますが、一方で、約20%の方は異業種・異職種のまったく別のキャリアにチャレンジしています。
本記事では、30代の転職事情を詳しく解説し、年収をアップさせるための方法や転職時の注意点も紹介。スキルなしでも転職を成功させるためのコツも紹介するので、転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
30代で転職する人は1~2割!30代の転職事情
30代はある程度経験を重ね、キャリアップを目指す人も少なくありません。
30代で転職している人や年収アップした人の割合などの転職事情を紹介します。ぜひ転職活動の参考にしてください。
- 30代で転職する人の割合
- 30代の転職回数
- 30代の転職による収入の変化
- 30代が転職に利用した手段
- 30代の求人の応募数と内定率
- 30代の異業種・異職種への転職率
30代で転職する人の割合
厚生労働省が発表した「2019年の雇用動向調査結果の概況」によると、男女別30代の入職率と離職率の割合は以下の通りです。
入職率 | 離職率 | |
30~34歳 | 男性:12.1% 女性:17.7% | 男性:12.5% 女性:19.0% |
35~39歳 | 男性:9.7% 女性:19.3% | 男性:8.9% 女性:13.1% |
男性よりも女性の方が少し転職している人が多い傾向にありますが、男女平均で見てみると、入職率は約15%、離職率は約13%です。
つまり、30代の10人に1~2人は転職しているといえます。
30代の転職回数
厚生労働省が発表した「雇用の構造に関する実態調査 / 転職者実態調査 / 令和2年 報告書 統計表 個人調査」によると、30代の転職回数の平均は以下の通りです。
転職回数 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回以上 |
30~34歳 | 27.1% | 24.9% | 23.6% | 14.8% | 3.5% | 5.7% |
35~39歳 | 14.6% | 22.2% | 25.0% | 17.5% | 8.3% | 12.2% |
30代では転職回数が1~3回の割合に大きな差はなく、3回以上転職をしている人は少なくないという結果でした。
30代の転職による収入の変化
厚生労働省の「令和5年上半期雇用動向調査結果の概要」によると、転職後の収入の変動状況は以下の通りです。
増加した | 変わらない | 減少した | |
30~34歳 | 47.4% | 19.0% | 32.6% |
35~39歳 | 40.8% | 26.4% | 31.4% |
30代の約4~5割の方が、転職によって収入が増加したと回答していました。
30代が転職に利用した手段
株式会社マイナビの「転職活動における行動特性調査 2024年版」によると、30代の転職者が応募段階で転職時に利用したサービス・手法は以下の通りです。

30代の転職者の利用が最も多かったのは男女ともに「転職サイト」でした。
他にも「人材紹介会社(転職エージェント)」や「求人検索エンジン」などの利用者も多いことから、「転職サイト」を活用しながら同時に複数の転職サービスを利用している方が多いと予想されます。
30代の求人の応募数と内定率
株式会社マイナビの「転職活動における行動特性調査 2024年版」から、具体的な求人応募数や内定率を見ていきます。
応募した/紹介された求人数 | 内定を獲得した数 | 応募数/紹介求人数のうちの内定数割合 | |
男性30代 | 15.8件 | 3.3件 | 21.1% |
女性30代 | 13.8件 | 2.5件 | 18.1% |
転職者の応募した(紹介された)求人数の平均は15件前後です。そのうち平均で2~3件の内定がもらえ、内定がもらえる割合としては約20%という結果になりました。
30代の異業種・異職種への転職率
株式会社マイナビの「転職活動における行動特性調査 2024年版」では、業種×職種における転職パターンも調査しています。
異業種・異職種への転職 | 職種のみチェンジ | 業種のみチェンジ | 同業種・異職種への転職 | |
男性30代 | 20.1% | 8.9% | 17.4% | 53.5% |
女性30代 | 18.7% | 14.8% | 18.4% | 48.1% |
上記結果の通り、約半数の方が同業種・同職種へ転職したことがわかりました。
一方で、異業種・異職種に転職している方が約20%おり、約5人に1人は未経験やスキルのないキャリアにチャレンジしていることがわかります。
30代が転職で年収をアップするおすすめの方法
国税庁が発表した「民間給与実態統計調査_令和4年分」によると、30代の平均年収は以下の通りです。
男性 | 女性 | 全体 | |
30~34歳 | 485万円 | 338万円 | 425万円 |
35~39歳 | 549万円 | 333万円 | 462万円 |
男性の場合、30代前半と後半では年収に差があることがわかります。30代前半でどれだけ経験や実績が積めるかが、年収アップの一つのポイントとなりそうです。
30代で年収をアップを目指すために、そのほかにできることとしては以下が挙げられます。
- 専門知識を活かせる業種・職種に転職する
- 安定した収益のある企業に転職する
- 平均年収が高い業界に転職する
- 年収アップを交渉する
年収アップの近道は、これまで経験してきた業種・職種の企業に転職することです。即戦力を求めている企業を希望するのであれば、すぐに会社に貢献してもらえると判断され、年収アップを狙いやすいでしょう。
そのほかにも年収アップにはさまざまな方法があるため、キャリアプランだけでなく家族構成やライフイベントなど、これからどのように人生を歩んでいきたいかを踏まえ、転職先を考えることが大切です。
また、入社時にも改めて年収アップを交渉してみると、希望が通るかもしれません。選考時の感触や担当者の反応を見ながら交渉してみましょう。
スキルなしでも30代が転職を成功させるためのコツ
企業が30代に求める人材は、経験のある即戦力を求めていることが多いです。
そのため30代が転職活動をする場合、未経験の業界や職種を希望するとなかなか就職に繋がらなかったり、条件の合う企業数が少ないケースがあります。
とはいえ、先述のように転職した方の約20%は異業種・異職種に転職していることも事実です。
未経験やスキルなしの分野にチャレンジする場合は、以下の点を押さえておくことで、転職の成功に繋がりやすくなります。
- 転職エージェントを利用してプロにアドバイスをもらう
- 経験や会社に貢献したことをしっかり棚卸する
- ポータブルスキルを明確にする
転職エージェントを利用してプロにアドバイスをもらう
未経験の分野で転職を希望する場合は、「転職エージェント」を利用してプロに相談しながら転職活動をするのが成功の近道です。
転職エージェントサービスは、求人の紹介のほか、応募書類の添削や面接対策のサポートも無料で受けられ、今後のキャリアプランも含めてキャリアアドバイザーに相談ができます。そのため、在職しながらの転職活動や子育てなどで忙しい方にもおすすめです。
未経験OKの求人を多く扱う転職エージェントサービスもあるため、転職サイトを利用しつつ転職エージェントサービスも上手に活用すると良いでしょう。
経験や会社に貢献したことをしっかり棚卸する
未経験の分野にチャレンジする場合、企業の採用担当者が選考で見るポイントは、これまでの経験や実績、意欲などの部分です。
これまで積んできた経験や、会社に貢献した実績、それによりどのように自身が成長してきたかなどを、改めて棚卸して振り返っておき、選考でしっかりアピールできるように準備しましょう。
棚卸をすることで、自分にあった企業の見分け方もよりわかりやすくなる可能性が高いです。
ポータブルスキルを明確にする
ポータブルスキルとは、職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち続けている仕事上のスキルのことです。
ポータブルスキルには、「仕事のし方(対課題)」と「人との関わり方(対人)」において、以下の9つの要素があります。
- 現状の把握
- 課題の設定
- 計画の立案
- 課題の遂行
- 状況への対応
- 社内対応
- 社外対応
- 上司対応
- 部下マネジメント対応
専門スキルがなく未経験であっても、これらのスキルをアピールできれば転職活動の成功に繋がります。
厚生労働省から「ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)」が無料で利用できるため、ぜひ活用しましょう。
30代の転職時の注意点・ポイント
30代が転職のときに注意すべきポイントがあります。事前に確認したうえで転職活動を行いましょう。
- 複数の転職サービスから同じ企業に応募するのはNG
- ワークライフバランスがとれる企業を選ぶ
- 働きながら転職を進めるのがベスト
複数の転職サービスから同じ企業に応募するのはNG
どうしても入りたい特定の企業があるなどで、複数の転職サービスから応募してしまうと、手当たり次第に応募しているとみなされてしまう可能性があります。
希望する企業に対してあまり良くない印象を与えてしまう可能性が高いため、1社への応募は1回までとし、その分応募書類の作成や面接の対策をじっくり行うようにしましょう。
ワークライフバランスがとれる企業を選ぶ
30代は結婚や育児、住宅購入、親の介護等、大きなライフイベントが起こりやすい年代です。給与や待遇も重要ですが、急な子どもの体調不良などに柔軟に対応できる企業であるかも確認すべきでしょう。
ご自身に起こりうるライフイベントを見越し、以下についても事前に確認しておくことをおすすめします。
- 有給休暇の従業員の平均取得率・取得方法
- 月間の残業時間
- 休日出勤の有無
- 長期休暇の有無
働きながら転職を進めるのがベスト
30代は一般的に、20代よりも家庭を持っている方や年収が高い方が多い傾向にありますが、「令和2年転職者実態調査の概況」によると、30代が現職を退職してから転職するまでの期間は以下の通りです。
離職期間なし | 1か月未満 | 1か月以上 | 不明 | |
30~34歳 | 33.9% | 25.1% | 39.6% | 1.3% |
35~39歳 | 31.5% | 29.7% | 36.1% | 2.6% |
退職してから転職先が決まるまでに、約4割の方が1か月以上かかっていることがわかります。
いつ転職先が見つかるかわからないリスクを考えると、退職をしてから転職先を探すよりも、現職で働きながら並行して転職先を探した方が、収入が途絶える心配がなく安心です。
また、退職したあとブランクがあれば、転職活動に影響が出てしまう可能性もあるでしょう。
働きながら転職先を見つけ、なるべくブランクのないよう計画を立てることが大切です。
まとめ
30代では1~3回転職をしている方が多いことがわかりました。さまざまなライフイベントに備え、キャリアアップやキャリアチェンジを求めて転職をする方が多いということでしょう。
まずは、今後どのようなライフスタイル・キャリアプランにしたいかをじっくり考え、自身の強みや活かしたいスキルなどを整理することが大切です。
また、未経験職やスキルなしで新しい分野にチャレンジする場合は、以下の点を押さえておきましょう。
- 転職エージェントを利用してプロにアドバイスをもらう
- 経験や会社に貢献したことをしっかり棚卸する
- ポータブルスキルを明確にする

成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。