30代におすすめの転職エージェント10選|フリーター向けや未経験OKな人材紹介会社
2025.01.17
30代は結婚や出産、住宅購入等、大きなライフイベントが発生する可能性が高く、それに伴う環境の変化や年収アップを目指し、転職を考える方は多いでしょう。
30代の転職者が利用する転職方法として、最も多かったのは男女ともに「転職サイト」で、次に多いのが「転職エージェント」です。
人材紹介会社が提供する転職エージェントサービスを利用すると、求人の提案だけでなく応募書類の添削や面接対策のサポートなどもあり、在職しながらの転職活動や子育てなどで忙しい方におすすめです。
本記事では、30代におすすめの転職エージェントサービス10選や、対象者別の選び方、転職エージェントを利用するメリット・デメリットなどを徹底解説。
キャリアアップを目指す方や初めて転職エージェントを利用する30代の方は、ぜひ参考にしてください。
30代におすすめの転職エージェント10選
全国対応かつ利用料無料の、おすすめの転職エージェント10選を紹介します。
リクルートエージェント | 求人数50万件以上、転職支援実績No.1 |
マイナビエージェント | 求人数8万件以上、利用者満足度2年連続No.1 |
dodaエージェント | 求人数10万件以上、年収査定診断など無料診断あり |
レバテックキキャリア | IT・Web転職に特化、転職成功率96% |
パソナキャリア | 年収800万円以上のハイクラス求人の掲載が多数 |
Geekly | IT・Web・ゲーム業界の転職に特化、転職後の職場定着率97% |
マイナビIT AGENT | IT・Webエンジニア転職に特化、転職後の年収アップ率73.7% |
リクルートエージェントITエンジニア | IT・Webエンジニア転職に特化、求人数計20万件以上 |
ハタラクティブ | 求人の8割以上が未経験OK、フリーター・未経験者向け |
type女性の転職エージェント | 女性の転職を支援、サポート実績は年間12,000人以上 |
リクルートエージェント
出典:リクルートエージェント
おすすめポイント
- 転職支援実績が豊富
- 求人数が多く、幅広い業種・職種の求人が掲載
- 90万件以上の求人が掲載されている転職サイト(リクナビNEXT)も運営
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1※の大手転職エージェントサービスです。
公開求人数は50万件以上、 非公開求人数は40万件以上(2025年1月時点)あり、候補の幅を広げて求人を探したい方におすすめです。
各業界に精通したキャリアアドバイザーが、求人紹介のほか応募書類の添削や面接対策もサポートしてくれます。
※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2022年度実績を自社集計)2023年6月時点
運営会社 | 株式会社リクルート |
掲載求人数 | 50万件以上 (非公開求人数40万件以上) |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
マイナビエージェント
出典:マイナビエージェント
おすすめポイント
- 求人数が多く、幅広い業種・職種の求人が掲載
- 利用者の満足度が2年連続1位
- 転職サイト(マイナビ転職)も運営
マイナビエージェントは、求人掲載数8万件以上(内非公開求人数1万件以上)の転職エージェントサイトです。利用者の満足度は、2年連続No.1を獲得※しています。
エンジニア、営業職など、様々な業界・職種の経歴を持つキャリアアドバイザーが在籍し、求人紹介のほか応募書類の添削や面接対策もサポートしてくれます。
求人の一部を登録なしで公開しているため、一度覗いてみると求人の傾向やサイトの使い勝手も確認できるでしょう。
※2024年オリコン顧客満足度調査
運営会社 | 株式会社マイナビ |
掲載求人数 | 8万件以上 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/ |
dodaエージェント
出典:dodaエージェント
おすすめポイント
- 幅広い業種・職種の求人が掲載
- 年収査定診断等の診断が無料で受けられる
- 20万件以上の求人が掲載されている転職サイトも運営
パーソルキャリアが運営するdodaエージェントは、業界最大級の10万件以上の求人からあなたに合った企業を紹介してくれる人材紹介サイトです。
転職市場に精通した専門スタッフが担当し、求人紹介のほか応募書類の添削や面接対策もサポートしてくれます。
自分の市場価格がわかる「年収査定診断」や、「自己PR発掘診断」「転職タイプ診断」なども無料で受けられるため、まずは登録して試してみるのもおすすめです。
20万件以上の求人が掲載されている転職サイトも運営しているため、あわせて利用するとより転職先候補の幅が広がるでしょう。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
掲載求人数 | 10万件以上 |
公式サイト | https://doda.jp/consultant/ |
レバテックキャリア
出典:レバテックキャリア
おすすめポイント
- IT・Webに特化した4万件以上の求人が掲載
- 職種別専門アドバイザーがサポート
- 転職成功率は96%
レバテックキャリアは大手からベンチャー企業まで、IT・Webに特化した4万件以上の求人数が掲載されている転職エージェントサイトです。ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1※1にも選ばれました。
正社員・フリーランスで年収アップを目指したエンジニアやデザイナー職の転職をサポートしており、希望企業への転職成功率は96%※2。
職種別の専門アドバイザーが、求人紹介のほか応募書類の添削や面接対策もサポートしてくれるため、エンジニアやデザイナー職のキャリアアップを目指す方におすすめの転職エージェントです。
※1:日本マーケティングリサーチ機構調べ(2021年1月期_サービスの比較印象調査)
※2:2023年4月~2024年3月の実績 内定を承諾した人の中で求人応募時の志望度に関するアンケートに回答した人のうち、「ぜひ応募したい」「応募したい」と回答した人の割合
運営会社 | レバテック株式会社 |
掲載求人数 | 4万件以上 |
公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
パソナキャリア
出典:パソナキャリア
おすすめポイント
- 年収800万円以上のハイクラス求人が多数
- 男女問わず管理部門の転職などを希望する方におすすめ
- 転職支援実績が豊富
パソナキャリアは累計転職支援実績59万人※の大手転職エージェントサービスで、特にハイクラス向けのサービス提供を得意としています。
求人の約半数が「年収800万円以上」のハイクラス求人で、管理部門の転職などを希望する方におすすめです。
ハイクラス求人の転職に特化した専任のコンサルタントが、企業への推薦、面接日程調整等の転職活動をサポートします。
※パソナキャリアで転職サポートした数(2024年5月時点)
運営会社 | 株式会社パソナ |
掲載求人数 | 2万件以上 |
公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
Geekly
出典:Geekly
おすすめポイント
- IT・Web・ゲーム業界への転職を希望する方におすすめ
- 転職支援実績は16,000名以上と実績豊富
- 転職後の職場定着率は97%
Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサイトです。IT・WEB関連の求人数は39,000件以上と、大手からベンチャー企業まで幅広い企業の求人を取り扱っています。
転職支援実績は16,000名以上と実績豊富で、転職後の職場定着率も97%と精度の高いマッチングを実現。
求人紹介のほか、応募書類の添削や面接対策もサポートがあったり、職種別の応募書類のテンプレートも22種類用意されているため、働きながらでも効率よく転職活動が可能です。
運営会社 | 株式会社Geekly |
掲載求人数 | 3万件以上 |
公式サイト | https://www.geekly.co.jp/ |
マイナビIT AGENT
出典:マイナビIT AGENT
おすすめポイント
- IT・Webエンジニア職への転職をサポート
- 利用した方の年収アップ率は73.7%
- 未経験でもキャリアプランの相談が可能
マイナビIT AGENTは、IT・Webエンジニアの転職サポートに特化した転職エージェントサイトです。
利用した方の年収アップ率は73.7%と、年収アップを目指したいエンジニア職の方におすすめです。
キャリアアドバイザーとの面談は夜間や⼟曜でも可能で、働きながらの転職活動をサポート。未経験からでも目指せる求人の紹介も可能なため、今後のキャリアプランも含めてキャリアアドバイザーに相談できる点がポイントです。
※2021年10月1日~2022年9月30日の間に転職が決まった方で転職前の年収額を上回った割合
運営会社 | 株式会社マイナビ |
掲載求人数 | 2万件以上 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ |
リクルートエージェントITエンジニア
おすすめポイント
- IT・Webエンジニア職への転職をサポート
- IT・Webに特化した求人数は20万件以上
- 過去14日以内の求人情報数の傾向や想定年収もわかる
リクルートエージェントITエンジニアは、リクルートが運営する国内最大級のエンジニア職に特化した転職エージェントサービスです。
求人数は非公開あわせて約20万件あり、豊富な選択肢の中から職種・業界知識が豊富なキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。
過去14日以内の求人情報数の傾向や想定年収なども確認でき、IT・Web系の職種を希望する方はまず登録したい転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社リクルート |
掲載求人数 | 10万件以上 (非公開求人数10万件以上) |
公式サイト | https://www.r-agent.com/it_engineer/ |
ハタラクティブ
出典:ハタラクティブ
おすすめポイント
- 20代のフリーター、既卒、第二新卒、大学中退の方向けだが30代もサポート可能
- 1社ずつ面接対策をサポートしてくれ、就職成功率は80.6%
- 未経験職を求める方や自分に合う仕事がわからない方におすすめ
ハタラクティブは、20代のフリーター、既卒、第二新卒、大学中退の方向けの、18万人以上(2023年12月~2024年1月時点)の支援実績のある転職エージェントサイトです。30代のサポート実績もあり、30代のフリーターの方や未経験職を希望する方も利用できます。
掲載企業の8割以上が未経験OKのため、学歴・経歴問わず未経験の仕事探しをプロがサポートしてくれます。1社ずつ面接対策をサポートしてくれるため、就職成功率は80.6%※と高いです。
自分に合う仕事がわからない方や、学歴・経歴に自信がない方、書類面接で落ちてしまう方などは、まずは利用したい転職エージェントと言えます。
※2023年12月~2024年1月時点の面接実施した求職者数のうち、内定が出た求職者の割合
運営会社 | レバレジーズ株式会社 |
掲載求人数 | 約2,000件 |
公式サイト | https://hataractive.jp/ |
type女性の転職エージェント
おすすめポイント
- 年間12,000人以上の女性のキャリア支援を行っている
- 転職経験や子育てなどを経たキャリアアドバイザーが転職を支援
- 約79%の方が年収アップを実現
type女性の転職エージェントは、年間12,000人以上(2023年実績)の女性のキャリア支援を行う転職エージェントサービスです。
転職経験や子育てなどを経たキャリアアドバイザーが、これまでの経験を生かし、転職をサポートしてくれます。さらに、type女性の転職エージェントを利用した約79%の方が年収アップを実現。
「自分に合った仕事がわからない方」「女性が活躍している企業で働きたい方」「ライフイベントを見据えた転職がしたい方」に、おすすめの転職エージェントサービスです。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
掲載求人数 | 3万件以上 |
公式サイト | https://type.woman-agent.jp/ |
<職種・対象者別>おすすめの転職エージェント・選び方
30代におすすめの10の転職エージェントサービスを紹介しましたが、職種や対象者別におすすめの転職エージェントをご紹介します。
どの転職エージェントを選べば良いかわからない方は、ぜひ参考にしてください。
掲載求人数が多い | ・リクナビエージェント ・マイナビエージェント ・doda |
IT・Web業界向け | ・レバテックキャリア ・Geekly ・マイナビIT AGENT ・リクルートエージェントITエンジニア |
未経験・フリーター向け | ・ハタラクティブ |
年収アップを目指す人向け | ・パソナキャリア |
女性向け | ・type女性の転職エージェント |
【掲載求人数が多い】おすすめの転職エージェント
掲載求人数が多ければ、その分豊富な求人の中から自分にあった会社を見つけやすいでしょう。
幅広い業種・職種の中からより自分にあった会社を探したい方は、以下3つの転職エージェントを利用するのがおすすめです。
いずれも大手の転職エージェントサービスのため、業界トップクラスの求人数が掲載されています。
- リクナビエージェント:公開求人数50万件以上(非公開求人数40万件以上)
- マイナビエージェント:求人数8万件以上(内非公開求人数1万件以上)
- doda:求人数10万件以上
【IT・Web業界向け】おすすめの転職エージェント
エンジニア職などIT・Web業界への転職を希望する方は、以下の転職エージェントを利用するのがおすすめです。
希望する案件を多く保有しているサイトを選びましょう。
- レバテックキャリア:求人数4万件以上、転職成功率96%
- Geekly:求人数3万件以上、転職後の職場定着率97%
- マイナビIT AGENT:求人数2万件以上、年収アップ率73.7%
- リクルートエージェントITエンジニア:求人数20万件以上
【未経験・フリーター向け】おすすめの転職エージェント
30代の未経験職への挑戦を希望する方や、フリーターから正社員へのキャリアップを目指す方などにおすすめな転職エージェントサービスは、「ハタラクティブ」です。
ほかにも、求人数が多い転職エージェントも未経験OKの企業が掲載されている可能性が高いため、あわせて登録してみると良いでしょう。
- ハタラクティブ:求人の8割以上が未経験OK
- リクナビエージェント:公開求人数50万件以上(非公開求人数40万件以上)
- マイナビエージェント:求人数8万件以上(内非公開求人数1万件以上)
【年収アップを目指す人向け】おすすめの転職エージェント
30代は結婚や出産、住宅購入などのライフイベントが発生しやすい年代でもあります。年収アップを目指した転職を希望する方は、ハイクラス転職を支援する「パソナキャリア」がおすすめです。
そのほかに、「マイナビIT AGENT」は年収アップ率が73.7%と高く、IT・Web業界への転職を希望する方は利用すると良いでしょう。
- パソナキャリア:年収800万円以上のハイクラス求人の掲載が多数
- マイナビIT AGENT:年収アップ率が73.7%
【女性向け】おすすめの転職エージェント
女性ならではの働き方や女性の管理職への転職を希望する方は、女性の転職に関するノウハウが豊富な「type女性の転職エージェント」を利用するのがおすすめです。
アパレル店員からエンジニア職など、異業種への転職サポート実績もあります。
- type女性の転職エージェント:転職経験や子育てなどを経たキャリアアドバイザーが転職を支援
30代で転職する人は1~2割!30代の転職事情
30代はある程度経験を重ね、キャリアップを目指す人も少なくありません。30代で転職している人や年収アップした人の割合などの転職事情を紹介します。ぜひ転職活動の参考にしてください。
- 30代で転職する人の割合
- 30代の転職回数
- 30代の賃金変動状況
- 30代が転職に利用した手段
30代で転職する人の割合
厚生労働省が発表した「2019年の雇用動向調査結果の概況」によると、男女別30代の入職率と離職率の割合は以下の通りです。
入職率 | 離職率 | |
30~34歳 | 男性:12.1% 女性:17.7% | 男性:12.5% 女性:19.0% |
35~39歳 | 男性:9.7% 女性:19.3% | 男性:8.9% 女性:13.1% |
男性よりも女性の方が少し転職している人が多い傾向にありますが、男女平均で見てみると、入職率は約15%、離職率は約13%です。
つまり、30代の10人に1~2人は転職しているといえます。
30代の転職回数
厚生労働省が発表した「雇用の構造に関する実態調査 / 転職者実態調査 / 令和2年 報告書 統計表 個人調査」によると、30代の転職回数の平均は以下の通りです。
転職回数 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回以上 |
30~34歳 | 27.1% | 24.9% | 23.6% | 14.8% | 3.5% | 5.7% |
35~39歳 | 14.6% | 22.2% | 25.0% | 17.5% | 8.3% | 12.2% |
30代では転職回数が1~3回の割合に大きな差はなく、3回以上転職をしている人は少なくないという結果でした。
30代の賃金変動状況
厚生労働省の「令和5年上半期雇用動向調査結果の概要」によると、転職後の賃金の変動状況は以下の通りです。
増加した | 変わらない | 減少した | |
30~34歳 | 47.4% | 19.0% | 32.6% |
35~39歳 | 40.8% | 26.4% | 31.4% |
30代の約4~5割の方が、転職によって賃金が増加したと回答していました。
30代が転職に利用した手段
株式会社マイナビの調査によると、30代の転職者が応募段階で転職時に利用したサービス・手法は以下の通りです。
30代の転職者の利用が最も多かったのは男女ともに「転職サイト」で、次に多いのが「転職エージェント」でした。
「転職サイト」を活用しながら同時に「転職エージェント」なども活用して、転職活動を行っている方が多いと予想されます。
30代で転職エージェントを利用するメリット・デメリット
転職エージェントは自分にあった求人の提案など、転職活動を大きくサポートしてくれるサービスです。
転職エージェントを利用するメリット・デメリットを確認しましょう。
メリット
- キャリアアドバイザーが日程調整や交渉を行ってくれる
- 書類の添削や面接対策を行ってくれる
- 客観的に自身の市場価値がわかる
転職エージェントを利用したときの1番のメリットは、転職活動における面倒な手間やかかる時間を大きく削減できる点です。
担当のキャリアアドバイザーが企業との調整や交渉を行ってくれるため、働きながらの転職活動に最適でしょう。
ほかにも「自分にあった求人の提案」「履歴書・職務経歴書の添削」「面接対策の指導」なども行ってくれるため、客観的に自身の市場価値が理解でき、新たな一面を知るきっかけにもなるかもしれません。
デメリット
- キャリアアドバイザーとヒアリング・面談がある
- 提案される求人が偏ったり希望に合わない場合がある
一方のデメリットは、担当者とのヒアリングや面談の時間を取る必要があることや、希望にあわない求人を提案されて時間を取られる可能性がある点です。
とはいえ、自身で求人を探す時間などが削減されているため、担当者とコミュニケーションをとりながら詳細な希望条件などを伝えることが、転職エージェントを活用した転職の成功のカギと言えます。
30代が転職エージェントを利用する際のポイント・注意点
30代が転職エージェントを利用する際に、注意したいポイントがあります。事前に以下の5点を確認しておきましょう。
- 転職エージェントは2~3社登録するのがおすすめ
- キャリアアドバイザーに細かく希望条件や能力を伝える
- 30代は即戦力が求められる場合が多い
- 複数のエージェントから同じ企業に応募するのはNG
- 働きながら転職を進めるのがベスト
転職エージェントは2~3社登録するのがおすすめ
転職エージェントの登録数に制限はありません。より自身に合った転職先を見つけるためにも、複数の転職エージェントに登録すると良いでしょう。
ただし、転職エージェントはいくつ登録しても就職に影響はありませんが、担当のキャリアアドバイザーとのやり取りや自分に合う企業を探す作業等を考えると、登録するのは2~3社に絞るのがおすすめです。
キャリアアドバイザーに細かく希望条件や能力を伝える
転職エージェントを利用して転職を成功させるコツは、キャリアアドバイザーと密にコミュニケーションをとることです。
担当のキャリアアドバイザーに、転職先の希望条件や自身が活かしたいスキルのほか、転職理由や苦手分野なども伝えると、より希望にあった転職先を提示してくれる可能性が高まるでしょう。
30代は即戦力が求められる場合が多い
企業が30代に求める人材は、経験のある即戦力を求めていることが多いです。
そのため30代が転職エージェントを利用して就職を目指す場合、未経験の業界や職種を希望するとなかなか就職に繋がらなかったり、条件の合う企業の紹介が少ないケースがあります。
もし未経験の分野で転職を希望する場合や、求める転職先の職種が限られている場合などは、取り扱う企業数が多い大手転職エージェントの「リクルートエージェント」や、「マイナビエージェント」などを利用しましょう。
複数のエージェントから同じ企業に応募するのはNG
どうしても入りたい特定の企業があるなどで、複数の転職エージェントから応募してしまうと、手当たり次第に応募しているとみなされてしまう可能性があります。
希望する企業に対してあまり良くない印象を与えてしまう可能性が高いため、1社への応募は1回までとし、その分応募書類の作成や面接の対策をじっくり行うようにしましょう。
働きながら転職を進めるのがベスト
30代は一般的に、20代よりも家庭を持っている方や年収が高い方が多い傾向にありますが、「令和2年転職者実態調査の概況」によると、30代が現職を退職してから転職するまでの期間は以下の通りです。
離職期間なし | 1か月未満 | 1か月以上 | 不明 | |
30~34歳 | 33.9% | 25.1% | 39.6% | 1.3% |
35~39歳 | 31.5% | 29.7% | 36.1% | 2.6% |
退職してから転職先が決まるまでに、約4割の方が1か月以上かかっていることがわかります。
いつ転職先が見つかるかわからないリスクを考えると、退職をしてから転職先を探すよりも、現職で働きながら並行して転職先を探した方が、収入が途絶える心配がなく安心です。
また、退職したあとブランクがあれば、転職活動に影響が出てしまう可能性もあるでしょう。
働きながら転職先を見つけ、なるべくブランクのないよう計画を立てることが大切です。
転職エージェントを利用する流れ
転職エージェントを利用して転職するまでの一般的な流れは、以下の通りです。
- 転職エージェントに登録
- キャリアアドバイザーと面談
- 求人紹介
- 応募書類の添削
- 応募
- 書類選考
- 面接対策の実施
- 面接
- 内定・勤務条件の交渉
- 入社
まずは転職エージェントにいくつかの必要事項を入力して登録すると、担当者から連絡が来て面談の日程調整を行います。キャリアアドバイザーと面談をし、希望条件等のヒアリングを実施。面談はオンライン面談が主流です。
ヒアリングした内容をもとに、条件にマッチした求人をいくつか紹介してくれるため、気になる企業があれば応募をします。より自身の魅力を引き出す応募書類にするため、キャリアドバイザーに応募書類の添削を依頼しましょう。
書類選考を通過したら、キャリアドバイザーと面接対策を実施します。不安に思っていることなども気軽に確認して、不安を解消しておきましょう。
面接を通過したら、入社に向けた準備を進めます。就業前に、キャリアアドバイザーが転職先と勤務開始日や給料の交渉をしてくれ、交渉が成立したら無事入社となります。
30代が転職で年収をアップする方法
国税庁が発表した「民間給与実態統計調査_令和4年分」によると、30代の平均年収は以下の通りです。
男性 | 女性 | 全体 | |
30~34歳 | 485万円 | 338万円 | 425万円 |
35~39歳 | 549万円 | 333万円 | 462万円 |
男性の場合、30代前半と後半では年収に差があることがわかります。30代前半でどれだけ経験や実績が積めるかが、年収アップの一つのポイントとなりそうです。
30代で年収をアップを目指すために、そのほかにできることとしては以下が挙げられます。
- 専門知識を活かせる業種・職種に転職する
- 安定した収益のある企業に転職する
- 平均年収が高い業界に転職する
- 年収アップを交渉する
年収アップの近道は、これまで経験してきた業種・職種の企業に転職することです。即戦力を求めている企業を希望するのであれば、すぐに会社に貢献してもらえると判断され、年収アップを狙いやすいでしょう。
そのほかにも年収アップにはさまざまな方法があるため、キャリアプランだけでなく家族構成やライフイベントなど、これからどのように人生を歩んでいきたいかを踏まえ、転職先を考えることが大切です。
また、入社時にも改めて年収アップを交渉してみると、希望が通るかもしれません。選考時の感触や担当者の反応を見ながら交渉してみましょう。
30代が転職時に見られやすい求められるスキル
30代が転職時に求められる主なスキルは、以下の3つです。
- マネジメント経験の有無
- 経験や実績
- 専門的な知見
マネジメント経験の有無
30代になると、一般的に後輩の教育やチームをまとめるリーダーシップを任されることも少なくないでしょう。特に即戦力を求めている企業を希望する場合、マネジメント経験があると転職に有利に働きやすくなります。
強くアピールできるマネジメント経験がなければ、「社内での立ち位置」「後輩への指導」「自己マネジメント経験」などを伝えると良いでしょう。
経験や実績
30代は、働く中で多くの経験や実績を積んできているはずです。企業は、それらの経験や実績が会社内でどのように活かせるかを、選考過程で判断します。
これまで積んできた経験や、会社に貢献した実績、それによりどのように自身が成長してきたかなどを、改めて棚卸して振り返っておき、選考でしっかりアピールすることが大切です。
専門的な知見
幅広い分野を経験し、さまざまな知識を得ていることも企業によっては評価される場合がありますが、特定の分野において深い専門的な知見を持っていると、より高く評価されることが多いです。
短期間で高い成果をあげられる即戦力を求める企業を希望する場合や、年収アップを目指す場合は特に、専門的な知見をアピールできるよう準備しておきましょう。
まとめ
30代におすすめの人材紹介会社、転職エージェントを紹介しました。
30代はさまざまなライフイベントが控えていますので、キャリアプランにあった転職先を見つけられるよう、転職エージェント選びは重要です。
そのためにもまずは、今後どのようなライフスタイル・キャリアプランにしたいかをじっくり考え、自身の強みや活かしたいスキルなどを整理しましょう。
そのうえで、以下を参考に自分に合った転職エージェントに相談してみてください。
掲載求人数が多い | ・リクナビエージェント ・マイナビエージェント ・doda |
IT・Web業界向け | ・レバテックキャリア ・Geekly ・マイナビIT AGENT ・リクルートエージェントITエンジニア |
未経験・フリーター向け | ・ハタラクティブ |
年収アップを目指す人向け | ・パソナキャリア |
女性向け | ・type女性の転職エージェント |
成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。