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採用コスト50%カットを実現する最強の採用ブログの書き方

2020.11.11

昨今の採用PRブームで、採用ブログに力を入れようとしている企業も増えてきています。しかし、まだ採用ブログのノウハウを持つ企業は少なく「採用ブログを始めたいけどどうすればいいんだろう?」と疑問を持つ担当者の方も多いはず。

この記事ではそんな担当者に向けて、「この会社で働きたい」と思ってもらえる採用ブログの始め方を解説します。

採用ブログとは?書く目的と効果を解説

採用ブログは、採用を目的とした記事コンテンツです。募集要項や採用サイトでは伝えきれない、会社の情報を書くことで求人への応募を増やす、候補者の引き上げなどの目的で運営されます。

採用ブログを書くことは長期的に「良い採用」をするために必須です。そんな採用ブログのメリットを3つご紹介します。

会社の魅力を発信することで、条件面以外の選択軸を増やせる

採用ブログは、候補者に条件以外での選択軸を増やすことができます。

求人情報を見るだけでは、候補者は複数の会社を、年収や業務などの特定条件での比較することができません。そのため、候補者から見ても同業の会社での違いがわからず、条件だけで会社を選んでしまうことも考えられます。

採用ブログで会社独自の魅力を知ってもらうことで、他社との比較ではなく「この会社で働きたい」と目的ベースで選んでももらえるのは大きなメリットです。

企業にとっても、他社と条件面で比較されにくくなることや求心力を維持できることで、候補者の引き上げや応募数を増やせるメリットがあります。

会社と候補者の長期的な関わりを構築できる

会社と候補者が長期的に関わりが持てることも採用ブログのメリットです。

募集要項ではなく、会社のコンテンツとして発信することで、いま転職意欲のない候補者の目にもコンテンツが届きます。コンテンツを通して会社への興味が高まったり、ファンになってもらう。そうして長期的に候補者と関わり、候補者が転職したいタイミングで自社を思い出してもらうことで、結果的に良い採用につながるといえます。

入社後のギャップを減らせる

採用ブログには候補者の入社後のギャップを減らす効果も期待できます。

通常、求人サイトに載せる募集要項だけでは会社のカルチャーや具体的な仕事の内容、会社のビジョンなどがわかりません。採用ブログのコンテンツを通して、募集要項には書ききれない具体的な仕事内容やカルチャーを、候補者に事前に知らせることができるのは候補者にとっても大きなメリットになります。

入社後のギャップを減らすことで、採用後の離職を減らせたり、モチベーションの維持に繋げることができます。

採用ブログを載せるおすすめのツール

「採用ブログを始めたいけど記事を載せる場所がない」という方も多いはずです。採用ブログは、自社サイトや求人ツール上のブログ機能を使って掲載する会社が多く、最近ではSNSやメディアプラットフォームなど簡単にブログコンテンツが作れるツールを使うことも。

今回は、そんな中でもおすすめできる採用ブログを載せるツールをご紹介します。

自社サイト

すでに自社で運営しているコーポレートサイトがあれば、サイト内に採用ブログのページを設けて記事を掲載していきます。

自社サイトに載せる最大のメリットは、採用ブログから自社サイト、自社サイトから採用ブログへと候補者が興味を持って回遊をしてもらいやすいことです。また、自社採用に繋げやすいので採用コストを削減できることも大きなメリットです。

一方で自社サイトは流入経路が限られているため、SNSでのシェアやダイレクトリクルーティングなど、別の手法も一緒に使う必要があります。また、サイトの制作をする必要があるため、外注費や社内のエンジニア・デザイナーのリソースが必要です。

Wantedly

Wantedlyとは、やりがいや環境を重視して会社と候補者をマッチングするビジネスSNSです。Wantedlyの「ストーリー」を用いて、ブログ記事の作成・公開ができます。

Wantedlyは求人の掲載もできるので、採用ブログから募集要項に繋げやすいことが1番のポイントです。また、Wantedlyのストーリーは興味に合わせて候補者に表示されるため、企業からアプローチをしなくても記事を見てもらえるメリットがあります。

募集の掲載は月額利用料がかかりますが、ストーリー機能だけであれば無料で使えます。

>>Wantedly公式サイト

note

noteはブログのようにコンテンツを発信できるメディアプラットフォームです。月間アクティブユーザーが4,400万人を超え、個人だけでなく企業のコンテンツ発信ツールとしても注目されています(2020年3月時点)。

noteの最大の特徴は「フォロー」機能があることです。フォロー数を集めることで、前述した「長期的な候補者との関係構築」をより効果的に行うことができます。また、noteのプラットフォーム内でハッシュタグ検索ができたり、運営が拡散をしてくれることもあるので、より記事を見てもらうチャンスがあります。

ただし、noteは採用のためのサービスではないため、別の採用ツールを併用する必要があります。

>>note公式サイト

候補者を惹きつける採用ブログのテーマ

実際に採用ブログを書くときは、どんなテーマで記事を書いたらいいのでしょうか。候補者に刺さるブログのテーマをご紹介していきます。

創業者の想い

創業者や社長の想いを記事にすることで、コーポレートサイトや採用ページでは書ききれない、会社の持つ想いやビジョンなどをよりわかりやすく伝えることができます。会社のミッション・ビジョンは候補者が見る「条件以外の会社の魅力」にも繋がります。

特に、会社のビジョンを変更したときは採用ブログのコンテンツにするチャンスです。新しいビジョンに込めた想いやビジョン変更の経緯などを書くことで、より候補者に会社のやりたいことを理解してもらえます。

社員インタビュー

働いている社員にインタビューをして、入社をした理由や日々の業務内容について語ってもらう「社員インタビュー」もおすすめのテーマです。

実際に働いている社員のリアルな声を記事にすることで、候補者に入社後のイメージを持ってもらいやすくなります。また社員のキャリアにフォーカスすることで入社後のキャリアパスを提示することも可能です。

社内イベントのレポート

社内の交流イベントや表彰式、勉強会など社内イベントの様子を紹介するのもおすすめです。社内イベントは会社の雰囲気が伝わりやすいので、親しみが増して入社意欲が高まる効果があります。また、MVPなどの制度は成長意欲の高い候補者に響くことも。

社内イベントを記事にする際は、ぜひ写真をたくさん載せて楽しい雰囲気が伝わるような内容にしてみてください。

効果的に採用ブログを運営する3つのポイント

とにかく採用ブログを始めてみることも悪くはないですが、より候補者が集まる採用ブログを運営するポイントを3つご紹介します。

候補者が知りたい情報を意識する

コンテンツを作るときは「候補者がどんな情報を知りたいか」を意識することが重要です。候補者のことを考えずに一方的に企業が伝えたい情報を書くだけでは、候補者に響く内容にはならず記事は読まれません。

特に、採用ブログはまだ応募していない候補者に読んでもらうことが多いので、応募前に知りたいことを意識して書きましょう。実際に転職をしてきた社員に、入社前に知りたかったことや不安だったことをヒアリングしてみてもよいですね。

会社・社員のSNSを活用する

採用ブログを更新したら、会社や社員のSNSアカウントで記事をシェアしてもらいましょう。ユーザー数・ターゲット層の利用も多いFacebookやTwitterなどがおすすめです。

これらのSNSの利用目的は転職活動ではないことがほとんどですが、潜在的な候補者にもコンテンツが届くことで、転職サイトにはいない候補者にもアプローチが可能です。

また、社員がシェアすることで「従業員の会社への愛」が候補者に伝わり、会社のイメージアップにも繋がります。

定期的に更新をする

採用ブログをやると決めたら、定期的に更新をすることも重要です。新しい記事が更新されることで、候補者に記事を見てもらえる機会が増えます。また、定期的に記事を更新することで、候補者も定期的に見に来てくれることも。

せっかく採用ブログを見に来てくれた候補者も、最終更新が数年前と古いものだと離脱に繋がることもあるので、ぜひ時間を取って定期更新を心がけましょう。

関連記事採用コスト(採用単価)とは?削減する方法や成功事例を解説

採用ブログはこう書く!採用ブログを書く時の流れ

STEP1.記事のターゲットとゴールを設定する

まずは記事ごとにターゲットとゴールを設定しましょう。前述した「候補者がどんな情報を知りたいか」を決めるために、ターゲットの設定は必要不可欠です。

一概に候補者と言ってもさまざまな人がいます。基本的には募集をしている職種や社風に合う人などを深堀りし、記事のターゲットとして設定しましょう。

例えば、営業職の募集をしていて、関連コンテンツを作成する場合は以下のようなターゲットと記事のゴールの設定ができます。

ターゲット:toC商材や非IT商材の営業経験があるが、転職してIT業界での営業経験を積みたいと思っている若手
記事のゴール:この記事を読んで、IT業界の営業の仕事内容を理解して、実際に話を聞きたいと思ってもらう

STEP2.内容・テーマを決める

STEP1のターゲットを基に、最適なコンテンツテーマを決めましょう。ここで重要なのは、会社が何を伝えたいかではなく「ターゲットが何を知りたいか」を意識することです。

一例ですが、ターゲットの知りたい内容に合わせて以下のようなコンテンツテーマが最適です。

・会社のビジョンを知りたい→創業者インタビュー
・キャリアパスが知りたい→社員インタビュー
・業務内容が知りたい→社員インタビュー、プロジェクトレポート
・会社の雰囲気を知りたい→座談会、社内イベントレポート など

STEP3.社員インタビューやイベントの実施

社員インタビューやイベント、座談会があれば実施します。インタビューや座談会の際には、事前に質問を用意しておきましょう。事前に記事の大体の構成を作成しておくと、後の執筆にも役に立ちます。

質問を作成する際には、ターゲットの知りたいことと記事のゴールを意識することを忘れずに。

STEP4.内容の執筆

インタビューやイベントの内容を基に記事にまとめましょう。執筆の際には必ず「記事のゴール」を意識して書くことが重要です。

よりターゲットに読んでもらいやすく、応募まで繋がりやすくするためには、タイトルや見出し、本文の流れにも工夫が必要です。読みやすいかつ、ターゲットが自然に「応募しよう」と思える感情の変化を設計することが、広報ブログ成功のカギになります。

候補者が「話を聞いてみたい」と思う採用ブログを目指そう

一見、時間も手間もかかる採用ブログですが、募集要項では伝えきれない会社の魅力を書くことで、応募数の増加や候補者の引き上げ、さらに長期的な採用ブランディングに効果があります。

せっかく採用ブログを運営するのであれば、コンテンツの中身にこだわりたいところ。今回の記事でご紹介したポイントを意識して、候補者が「話を聞いてみたい」「この会社で働きたい」と思われるコンテンツを作ってみてくださいね。

候補者に「あ、この会社だ」と思わせる採用ブログの書き方
ターゲットに読んでもらい、応募を増やすため採用ブログの書き方をまとめました。