中小企業のコーポレートサイト事例10選!作成のポイントも紹介
2024.06.06
中小企業にとって名刺の代わりであり、時には営業マンとなるのがコーポレートサイトです。この記事では、コーポレートサイトを作る中小企業、リニューアルしようと考えている方にデザインの事例を厳選して紹介します。
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中小企業のコーポレートサイト事例10選
業種 | 定義 |
製造業 | 資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社 又は常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人 |
卸売業 | 資本金の額又は出資の総額が1億円以下の会社 又は常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人 |
小売業 | 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社 又は常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人 |
サービス業 | 資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社 又は常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人 |
まずは中小企業のコーポレートサイトの事例を紹介します。中小企業の定義は中小企業庁の定める規定に合わせています。業種によって異なりますが、この記事では資本金1億円以下、従業員数100人未満の企業の事例をピックアップしています。
Spready(スプレディ)株式会社
画像引用:Spready(スプレディ)株式会社
- 資本金:2,100万円
- 社員数:5人
- 業種:人材サービス
東京の渋谷や大阪市にオフィスを構える人材サービスSpready株式会社の中小企業コーポレートサイトの事例です。ページ全体がカラフルに彩られ、訪問者が華やかな気持ちになります。トップページに余計な画像がなくシンプル。同社の企業理念である「組織を超えたつながり」をキャッチコピーにして押し出しています。ページ遷移がなく縦長にスクロールするLP形式のコーポレートサイト。ブランディングを意識した設計になっています。
株式会社大川印刷
画像引用:株式会社大川印刷
- 資本金:2,000万円
- 社員数:40人
- 業種:印刷やデザイン
横浜市に本社を構える印刷事業・株式会社大川印刷の中小企業コーポレートサイトの事例です。事業に合わせてテキストの多さが印象的。「環境印刷で刷ろうぜ」というキャッチーな文言が目を惹きます。下にスクロールするごとに同社の歴史を紹介する動画を設置し、事業や製品の紹介ではオシャレな写真が並び、訪問者の情報収集を疲れさせない工夫がされています。どんな事業の中小企業にも参考になる構成です。
株式会社 濵谷設計
画像引用:株式会社 濵谷設計
- 資本金:2000万円
- 社員数:10人
- 業種:建築設備の企画・設計
長崎市にある建築設備の企画・設計を行う株式会社 濵谷設計の中小企業コーポレートサイトの事例です。テキストを多めにしっかり説明していますが、背景色を白にしているためスッキリした印象を与えます。情報量が多いコーポレートサイトの見本になる好例です。
株式会社テレビ東京メディアネット
画像引用:株式会社テレビ東京メディアネット
- 資本金:2000万円
- 社員数:52人
- 業種:番組制作
テレビ番組の供給・調達・販売やアニメ番組の宣伝・広告業務、オリジナルビデオの制作・発売などを手がける株式会社テレビ東京メディアネットの中小企業コーポレートサイトの事例です。トップページが同社の制作した番組のムービーが次々と流れ、テキストなどで説明しなくても実績や仕事ぶりがわかります。自社の事業をうまく活用した好例です。
西野建設工業株式会社
画像引用:西野建設工業株式会社
- 資本金:8000万円
- 社員数:38人
- 業種:建設業
大阪市平野区にある建設会社・西野建設工業株式会社の中小企業コーポレートサイトの事例です。特徴は何といっても、縦書きと横書きのテキストを織り交ぜていること。通常のコーポレートサイトは横書きオンリーが多いですが、縦書きを加えることで単調にならず、キャッチコピーや理念が際立ちます。また、施工事例の数もかなり多く、信用が重要な建設業だからこそ、しっかりツボを押さえています。特にBtoBの中小企業は参考したいコーポレートサイトの好例です。
有限会社Bit Beans
画像引用:有限会社Bit Beans
- 資本金:1855万円
- 社員数:30人
- 業種:Webサイト企画・制作
Webサイト企画・制作を手がける有限会社Bit Beansの中小企業コーポレートサイトの事例です。一見シンプル(簡素)に見えますが、スクロールしていくと徐々にカラフルな配色になり、綺麗な写真も多く並び非常にオシャレです。問い合わせや資料ダウンロードのバナーも大きく目立ちます。問い合わせにつながる工夫が上手いコーポレートサイトの好例です。
手島精管株式会社
画像引用:手島精管株式会社
- 資本金:2000万円
- 社員数:50人
- 業種:製造業
精密機器などに使うステンレスチューブを製造する手島精管株式会社の中小企業コーポレートサイトのデザイン事例です。製造業といえば泥臭いイメージがありますが、同社の世界品質の技術レベルをアピールするため、スタイリッシュでかっこいいデザインを取り入れています。スタイリッシュなデザインとは逆に、事業や業務を丁寧に紹介するブログは親しみやすいデザインにして緩急をつけていることもポイントです。
株式会社hypex
画像引用:株式会社hypex
- 業種:採用支援
採用支援や企業サイト制作などを手掛ける株式会社hypexの中小企業コーポレートサイトのデザイン事例です。情報がゴチャゴチャしてスタイリッシュさが失われないようメニューは5つだけ。「サービス」「実績」「マガジン(ブログ)」を優先的に表示し、そのあと顧客獲得のための「お役立ち資料」「採用情報」とアクションに関連するコンテンツを置いています。また、カーソルを合わせた部分の色が変わり、文字が大きく表示される「マウスオーバーエフェクト」を用いてコントラストをつけています。
株式会社ユーティル
画像引用:株式会社ユーティル
- 資本金:
- 社員数:
- 業種:BtoBマッチング
ホームページやアプリ開発などの制作会社を紹介し、企業のDXを支援する株式会社ユーティルの中小企業コーポレートサイトのデザイン事例です。トップページの背景が白でシンプルな印象を与えます。テキストの量や写真もごちゃごちゃしておらず、情報がうまく整理されているコーポレートサイト。IT業界は専門用語が多く馴染みのない方にわかりにくいため、事業を山登りに例えたりなど、わかりやすい比喩を使っている部分が参考になります。
株式会社グローバル・ジャパン・コーポレーション
- 資本金:
- 社員数:
- 業種:動画制作
動画制作を手がける株式会社グローバル・ジャパン・コーポレーションの中小企業コーポレートサイトの事例です。トップページの一番目立つ部分を実績のアピールに当て、信用度を担保しています。また、隣にはサービス説明の動画を設置し、テキストや写真では良さが伝わりづらい部分を映像で見せることでカバー。同社のサービスとマッチしており、計算され尽くされたコーポレートサイトのデザインです。
関連記事:コーポレートサイトのデザイン事例25選!トレンドや相場も解説
関連記事:BtoBコーポレートサイトの成功事例15選!デザインのポイントも解説
中小企業のコーポレートサイト作成のポイント
- デザインより情報を意識する
- 視覚効果を使って注意を引く
- SEOは最低限でいい
デザインより情報を意識する
中小企業のコーポレートサイトで大事なことは「デザインより情報を全部出しきること。その上で読みにくくならないようにデザインすること」です。成果が出ずに失敗している中小企業のコーポレートサイトほど情報量が少ないです。
有名企業や有名な商品・サービスなら情報量を絞っても問い合わせや応募につながりますが、まだ認知されていない中小企業は、理解促進を促す情報を余すことなく載せることが第一。情報が少ないと訪問者に「手を抜いている」という印象を与えるため逆効果です。
視覚効果を使って注意を引く
興味を持っていない訪問者の注意を引くためには、視覚効果が重要です。現在のコーポレートサイトは様々な機能を実装できます。「スクロールエフェクト」や「マウスオーバーエフェクト」などの視覚効果を活用しましょう。
スクロールエフェクト
画像引用:株式会社MITOS
スクロールエフェクトとは、ページをスクロールすることで違う要素(テキストや画像、アニメーションなど)が表示されることです。
例えば上のコーポレートサイトで「人材定着・人材採用力UP」のオレンジの丸枠は最初は表示されず、下にスクロールしていくうちに丸で囲まれます。一種のアニメーションです。
スクロールする際に視覚的な変化が生じることで印象に残るため、強調したい部分に使うと効果的です。また、平面的なWebサイトに動きや奥行きを与え、途中離脱を防いで最後まで見たくなる効果があります。
マウスオーバーエフェクト
画像引用:株式会社hypex
マウスオーバーエフェクトとは、カーソルをあわせたときに変化が生じるデザインです。上のコーポレートサイトでは、マウスカーソルをあわせたときに写真が大きくなりクリックボタンが黒くなります。デザインに変化をつけることで訪問者を飽きさせない効果があり、クリックして欲しい部分を強調しています。クリック率を上げるときに有効です。
SEOは最低限でいい
中小企業のコーポレートサイトで勘違いしやすい間違いが「SEOを過剰に意識すること」。検索エンジンで上位表示させることを意識して、社名を過剰に入れるなどしているサイトが多いですが、よほど知名度のある企業でない限り、中小企業が社名で検索されることは稀です。コーポレートサイトにおいては社名で検索したときに検索結果に表示される程度で十分。それより、訪問者に刺さるコンテンツを考えることが最優先です。コーポレートサイトの正しい作り方は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:コーポレートサイト作成・作り方を解説!事例やポイントも紹介
中小企業のコーポレートサイトのメリット
なぜ中小企業がコーポレートサイトを作るべきなのかを言語化できると、実際にサイトを作るときに役立ちます。サイトを作るメリットを活かす要素を盛り込めばいいからです。
理解促進やコンバージョンにつながる
コーポレートサイトは営業マンの代わりをしてくれます。サイトがないと社員が事業や理念などをプレゼンする必要があり、リソースが圧迫されます。また、SNSは人間性は伝わりやすいですが、事業や実績などの情報は限られるため、自社を理解してもらうには向いていません。中小企業の中でも特にBtoB(法人向け)は利用者が限られ、外から事業内容が理解しにくいもの。口コミやレビューも集まりにくく、特にコーポレートサイトは重要です。
理解促進に加え、コーポレートサイトは問い合わせや申し込み、採用の応募などコンバージョンにも貢献してくれます。特に中小企業が苦労するのが採用。人材が欲しいと思っても自社のことが正しく伝わらなければ給与などの条件面のみで検討されてしまいます。また、求職者はSNSや口コミなどで企業の存在を知ったあと、80%以上がコーポレートサイトを見て情報を仕入れるため、サイトがないと、せっかくの人材を逃してしまいます。
顧客の分析ができる
- 訪問者の属性を知れる
- 顧客の行動を分析できる
- 顧客のニーズを探れる
コーポレートサイトの良いところは顧客の分析ができることです。データが蓄積し、Googleアナリティクスなどの分析ツールを使えば、顧客の年齢や性別、どこから来たのか、どのページをよく見ているのかなどが明確になります。
データを集計してみると予想外の結果になることが多く、訪問者のニーズに合わせて商品やサービスなどを見直せます。顧客との接点が限られる中小企業ほどコーポレートサイトは重要です。
中小企業のコーポレートサイト制作におすすめの制作会社
株式会社hypex
株式会社hypexは東京都渋谷区にあるコーポレートサイト制作会社です。2019年の創業と若く、1つ1つの案件への熱量が高いです。会社の代表は月間130万人が訪れるWebサイトを運営していた経験を活かし、企業サイト制作後の集客が得意。特にSNS広告からの流入に強いです。
マーケティングとブランディング両方の知見があるため、コーポレートサイトでハードルが高い情報を誰に届けるべきかの見せ方が得意。味の素食品株式会社、KDDIテクノロジーなどの有名企業からの依頼もあり、中小企業から上場企業まで幅広い経験があります。
株式会社hypexの制作実績、デザイン
手島精管株式会社 コーポレートサイト
- 制作期間:4ヶ月間
- CMS:WordPress
- 設計/構成
- テキスト作成
- デザイン作成
- コーディング
- リダイレクト
株式会社Logomix コーポレートサイト
- 制作期間:3ヶ月間
- 言語:英語・日本語
- CMS:STUDIO
- 制作範囲:
- コンセプト設計
- コピー(日英)
- デザイン
- 撮影
- 実装
株式会社hypexの会社情報・費用・料金
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル5F |
設立 | 2019年12月5日 |
資本金 | 7,500,000円(資本準備金含む) |
社員紹介ページ | https://hypex.jp/member |
制作実績ページ | https://hypex.jp/works |
費用・料金 | 30万〜60万円:LP(1ページのサイト) 80万〜150万円:一般的なコーポレートサイト 150万〜300万円:コーポレートサイト+ブランディング 200万〜500万円:コーポレートサイト+オウンドメディア |
問い合わせ | 問い合わせフォーム |
中小企業のコーポレートサイトまとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございます。中小企業のコーポレートサイトについて解説しました。要点を整理すると下記になります。
◎中小企業コーポレートサイトのポイント
- デザインより情報を意識する
- 視覚効果を使って注意を引く
- SEOは最低限でいい
中小企業のコーポレートサイトについて疑問や課題がある方はhypexにご相談ください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。相談料は一切かかりません。
成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。