BtoBコーポレートサイトの成功事例15選!デザインのポイントも解説
2024.06.01
BtoBの企業がコーポレートサイトを作るとき、競合他社と差別化するより、成果が出ている競合サイトの良い部分を真似することが重要です。その上で徐々にアレンジしていくことが成功への近道。この記事では参考になるBtoBコーポレートサイトの成功事例を厳選して紹介します。
※BtoBコーポレートサイトについて相談したい、コーポレートサイトの制作を依頼したい方はhypexにお問い合わせください。予算や期日などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。BtoBのサイトはスタートアップや中小企業から大企業までの実績があります。相談料は一切かかりません。
BtoBコーポレートサイトのデザインのポイント
- 「信用してもらう情報」を見せる
- ノウハウは余すことなく開示する
- 作ってからも改善を重ねる
- 【注意】SEO対策は最低限でいい
BtoBコーポレートサイトの参考事例を見る前に、注目して見て欲しい部分や自社で作るときに意識して欲しいポイントを紹介します。何よりBtoCとの違いを知っておくことが大事です。
「信用してもらう情報」を見せる
BtoBコーポレートサイトにおいて最も重要なことは「信用してもらう情報」を見せることです。BtoC(一般消費者向け)の商品やサービスのような衝動買いがBtoBには珍しいです。通常は何社かを比較し、稟議を通して社内プレゼンが発生するため、その企業が信用できるかどうかが問い合わせの鍵となります。上のように、どんな企業が利用しているかなど、信用を与える情報を掲示する必要があります。
- 何社くらい企業と取引あるのか
- どんな事業の企業が利用しているか
- どんな悩みを持つ企業が利用しているか
- どんな企業の悩みを解決したのか
上記のような信用度が分かる情報が重要です。ただテキストで書いただけでは信用できないので、実際の事例を多く掲示しましょう。「実績・事例・お客様の声」は多すぎるくらいでちょうど良いと思ってください。
ノウハウは余すことなく開示する
次に、BtoBコーポレートサイトで重要なことは「ノウハウを余すことなく開示する」ことです。例えば上の採用支援の会社は採用ノウハウを100記事以上も公開しています。「そんなことしたら記事だけ読んで問い合わせが来ないのでは?」と思われますが、むしろ逆。
これらのノウハウ記事から流入して企業の認知や理解につながります。BtoBコーポレートサイトの訪問者は「情報収集して比較検討して、必要があればこちらから連絡します」というスタンスです。ノウハウを公開することで企業の信用度が上がり、むしろという合わせが増えるのです。
作ってからも改善を重ねる
BtoBのコーポレートサイトはサイト公開後に効果を検証し、改善を重ねることが重要です。成果を出している参考になるサイトも数ヶ月前と比較して細かい部分を変えています。
改善後
改善前
上の2つのコーポレートサイトを比較すると、最上部のメニューバーや問い合わせボタンの有無が違います。どれだけ事前に戦略を練っても、いきなり最適なCTAボタンの文言やカラーなどは分かりません。事前リサーチでは良いと思ったものも、いざ公開してみると成果にならないことがほとんど。
コーポレートサイトを作って安心する企業は漏れなく失敗しています。少しずつコツコツ手を入れて改善することでパフォーマンスが大きく変わります。
関連記事:コーポレートサイトのデザイン事例25選!トレンドや相場も解説
【注意】SEO対策は最低限でいい
悲しいことに多くの人(プロの制作会社も含めて)が誤解しているのが「SEO対策に力をいれる」こと。BtoBコーポレートサイトを作る際にSEO(検索エンジンで上位表示させる方法)を意識して、社名を過剰に入れるなどしているサイトが多いですが、よほど知名度のある会社でない限り、社名で検索されることは稀です。コーポレートサイトにおいては社名で検索したときに検索結果に表示される程度で十分。それより、訪問者に刺さるコンテンツを考えることが最優先です。コーポレートサイトの正しい作り方は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:コーポレートサイト作成・作り方を解説!事例やポイントも紹介
BtoBコーポレートサイトの成功事例15選
デジタルアスリート株式会社
画像引用:デジタルアスリート株式会社
デザインの注目ポイント
- 実績の明記、近くにCVポイントを設置
- ノウハウの公開ブログが充実
広告運用の代行やWebサイト制作などを手がけるデジタルアスリート株式会社のBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。注目ポイントとしてはトップページの目立つ場所に「1,800社を超える企業の支援実績」と信用を与える情報があること。すぐ下に「無料で相談する」「資料を請求する」のコンバージョンポイントが設置されている点に注目してください。引きの強い文言のあと、訪問者の興味を逃さないようにしています。
また、ブログページを設置し、ノウハウを余すことなく公開。充実しており企業への信用度アップに貢献しています。
SALES ROBOTICS株式会社
画像引用:SALES ROBOTICS株式会社
デザインの注目ポイント
- ブランディングを意識した力強いメッセージ
- 理解促進のための記事コンテンツの充実
インサイドセールス事業とBPOサービス事業を中心に手がけるSALES ROBOTICS株式会社のBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。トップページは画像を置かず、ブランディングを意識した力強いメッセージ、理念を全面に押し出しています。メッセージの直後には資料請求とお問い合わせボタンを設置し、コンバージョンも意識している点がポイント。
サービスの特徴や強みが分かりづらい課題に対しては記事コンテンツを充実され、理解促進を行っています。
株式会社才流(サイル)
画像引用:株式会社才流(サイル)
デザインの注目ポイント
- 画面を2分割してCTAと実績をアピール
- ロゴや事例インタビューで信用度を担保
BtoB企業のマーケティングを支援する株式会社才流(サイル)のBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。トップページの画面を2分割し、左側に資料請求や相談のCTAボタンを設置、右側に455件のメソッド(ノウハウ)があることをアピールしています。
画面をスクロールすると有名企業のロゴと具体的な事例インタビューがあり、信用度を担保しています。
株式会社デジタルガレージ(Digital Garage, Inc.)
画像引用:株式会社デジタルガレージ(Digital Garage, Inc.)
デザインの注目ポイント
- 画面を3分割したオシャレなデザイン
- 更新性の高いニュースで信用度を担保
決済プラットフォーム事業を手掛ける株式会社デジタルガレージのBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。トップページが3分割されていることでオシャレな印象を与え、注目を引きます。
下にスクロールすると、ニュースが一覧で表示されます。更新性が高く、企業の信用度がアップします。
手島精管株式会社
画像引用:手島精管株式会社
デザインの注目ポイント
- 技術力の高さをアピールするスタイリッシュなデザイン
- 親しみやすいデザインと緩急をつける
精密機器などに使うステンレスチューブを製造する手島精管株式会社のBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。製造業といえば泥臭いイメージがありますが、同社の世界品質の技術レベルをアピールするため、スタイリッシュでかっこいいデザインを取り入れています。リニューアル前のコーポレートサイト(下記)と比べると一目瞭然です。
以前は、親しみやすいデザインにしていましたが、どちらのサイトが世界に誇る技術力の会社だと思うでしょうか? 答えは一目瞭然。製造業によって日本を支えている力強さを出すために、かっこいいコーポレートサイトのデザインに変更しました。
スタイリッシュなデザインとは逆に、事業や業務を丁寧に紹介するブログは親しみやすいデザインにして緩急をつけていることもポイントです。
株式会社ソリューションデザイン
画像引用:株式会社ソリューションデザイン
デザインの注目ポイント
- トップページの画像が切り替わる
- 1ページの情報が多くなく回遊しやすい
中堅・中小企業の支援を行う株式会社ソリューションデザインのコーポレートサイトのデザイン事例です。トップページが5種類の画像に自動的に切り替わり、そのすべてがオシャレです。
1ページの文字数が多くなく、余白をうまく生かしているためゴチャゴチャしておらず、どのページもスタイリッシュな印象を与えます。
株式会社アイレップ
画像引用:株式会社アイレップ
デザインの注目ポイント
- 余白を使って情報を整理
- 色の緩急をつけて印象に残る工夫
企業のマーケティング支援を行う株式会社アイレップのBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。サービスが多いからこそシンプルなデザインにし、余白を多めにして情報を整理しています。
画面をスクロールすると、背景を淡いブラウンに塗った画面に変わります。真っ白な背景と交互に表示することでコントラストをつけ、単調な印象を与えません。飽きさせない工夫をしています。
株式会社hypex
画像引用:株式会社hypex
デザインの注目ポイント
- メニューを5つだけに絞り情報を整理
- カーソルを合わせたときに強調されるエフェクト
採用支援や企業サイト制作などを手掛ける株式会社hypexのBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。情報がゴチャゴチャしてスタイリッシュさが失われないようメニューは5つだけ。「サービス」「実績」「マガジン(ブログ)」を優先的に表示し、そのあと顧客獲得のための「お役立ち資料」「採用情報」とアクションに関連するコンテンツを置いています。
また、カーソルを合わせた部分の色が変わり、文字が大きく表示される「マウスオーバーエフェクト」を用いてコントラストをつけています。
株式会社ホットリンク
画像引用:株式会社ホットリンク
デザインの注目ポイント
- 事業に合わせた親しみやすいデザイン
- イラストを用いて視覚的に説明
株式会社ホットリンクのBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。SNSマーケティングの会社であるため親しみやすいデザインにして事業イメージに沿っています。
また、各所でイラストや図解を多用し、テキストで説明するのではなく視覚的に分かりやすい工夫がされています。
ヘキサコア株式会社(旧:株式会社中央製作所)
画像引用:ヘキサコア株式会社
デザインの注目ポイント
- 写真を並べることで実績をアピール
- カタログのようにサービスを表示
通信施設向け設備メーカーであるヘキサコア株式会社のBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。トップページに日本各地の実績のビジュアルを散りばめ、全国の生活インフラを支える実績と信用をアピールしています。
下にスクロールすると同社の商品・サービスがカタログのように表示され、理解促進の工夫がされています。
株式会社DERTA(デルタ)
画像引用:株式会社DERTA(デルタ)
デザインの注目ポイント
- デザインのクオリティが高い
- 社員紹介でSNSを活用
株式会社DERTA(デルタ)のBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。写真の点数や文字量も少なくシンプルですが、安っぽさや手抜き感がなく、配色や配置がうまいのでおしゃれに見えます。CTAボタンもさりげなく設置し、押し売り感がありません。非常にレベルの高いデザインです。
社員紹介ページも充実しており、すべての社員がX(Twitter)やFacebookのSNSを設置。ホームページでは紹介しきれない部分をSNSと併用して活用しています。ブランディングにもつながる好例です。
株式会社ベーシック
画像引用:株式会社ベーシック
デザインの注目ポイント
- 情報を絞った見やすいデザイン
- プレスリリースを活用
BtoBのWebマーケティングを支援する株式会社ベーシックのBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。様々なサービスを手がける同社ですが、メニューバーも4つだけに絞り回遊しやすいデザインです。
最大の特徴は「プレスリリース」のページを設けていること。信用度アップに一役買っているユニークなデザインです。
株式会社ユーティル
画像引用:株式会社ユーティル
デザインの注目ポイント
- 背景を白にして見やすくする
- 訪れる人に合わせて専門用語を多用しない
ホームページやアプリ開発などの制作会社を紹介し、企業のDXを支援する株式会社ユーティルのBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。トップページの背景が白でシンプルな印象を与えます。テキストの量や写真もごちゃごちゃしておらず、情報がうまく整理されているコーポレートサイト。
IT業界は専門用語が多く馴染みのない方にわかりにくいため、事業を山登りに例えたりなど、わかりやすい比喩を使っている部分が参考になります。
株式会社オーツー・パートナーズ
画像引用:株式会社オーツー・パートナーズ
デザインの注目ポイント
- 問い合わせフォームを2箇所設置
- 取引先の企業ロゴをスクロール
製造業に特化したコンサルティングサービスを提供する株式会社オーツー・パートナーズのBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。特徴は「お問い合わせ」のコンバージョンへの導線が2箇所あること。しっかり目立ちつつ情報の妨げにならないデザインが施されています。さらにはページ下部に日産、KIRIN、OLYMPUSなどのロゴを横にスクロールさせ、有名企業と取引している安心の会社であることを上手くアピールしています。
株式会社グローバル・ジャパン・コーポレーション
デザインの注目ポイント
- 信用を与える実績を全面に押し出す
- 動画を設置して理解促進を加速
動画制作を手がける株式会社グローバル・ジャパン・コーポレーションのBtoBコーポレートサイトのデザイン事例です。トップページの一番目立つ部分を実績のアピールに当て、信用度を担保しています。また、隣にはサービス説明の動画を設置し、テキストや写真では良さが伝わりづらい部分を映像で見せることでカバー。同社のサービスとマッチしており、計算され尽くされたBtoBコーポレートサイトのデザインです。
関連記事:中小企業のコーポレートサイト事例!作成のポイントも紹介
BtoBコーポレートサイト制作におすすめの会社
株式会社hypex
おすすめポイント
- 中小企業から上場企業まで幅広い経験
株式会社hypexは東京都渋谷区にあるコーポレートサイト制作会社です。2019年の創業と若く、1つ1つの案件への熱量が高いです。会社の代表は月間130万人が訪れるWebサイトを運営していた経験を活かし、企業サイト制作後の集客が得意。特にSNS広告からの流入に強いです。
マーケティングとブランディング両方の知見があるため、コーポレートサイトでハードルが高い情報を誰に届けるべきかの見せ方が得意。味の素食品株式会社、KDDIテクノロジーなどの有名企業からの依頼もあり、中小企業から上場企業まで幅広い経験があります。
株式会社hypexの制作実績、デザイン
手島精管株式会社 コーポレートサイト
- 制作期間:4ヶ月間
- CMS:WordPress
- 設計/構成
- テキスト作成
- デザイン作成
- コーディング
- リダイレクト
株式会社Logomix コーポレートサイト
- 制作期間:3ヶ月間
- 言語:英語・日本語
- CMS:STUDIO
- 制作範囲:
- コンセプト設計
- コピー(日英)
- デザイン
- 撮影
- 実装
株式会社hypexの会社情報・費用・料金
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル5F |
設立 | 2019年12月5日 |
資本金 | 7,500,000円(資本準備金含む) |
社員紹介ページ | https://hypex.jp/member |
制作実績ページ | https://hypex.jp/works |
費用・料金 | 30万〜60万円:LP(1ページのサイト) 80万〜150万円:一般的なコーポレートサイト 150万〜300万円:コーポレートサイト+ブランディング 200万〜500万円:コーポレートサイト+オウンドメディア |
問い合わせ | 問い合わせフォーム |
BtoBコーポレートサイトのデザインまとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございます。BtoBのコーポレートサイトはBtoCとは意識すべきポイントが異なります。要点を整理すると下記になります。
◎BtoBコーポレートサイトのデザインのポイント
- 「信用してもらう情報」を見せる
- ノウハウは余すことなく開示する
- 作ってからも改善を重ねる
- 【注意】SEO対策は最低限でいい
BtoBコーポレートサイトについて疑問や課題がある方はhypexにご相談ください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。相談料は一切かかりません。
成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。