自分でホームページ制作ができる無料ツールおすすめ6選!
2024.10.04
初めてホームページを作る、とりあえず名刺やパンフレットの代わりのホームページが欲しい方に、自分でホームページ制作ができる無料ツールおすすめ6選を紹介します。
無料で作れるホームページ作成ツールの種類
作成から公開まで完全無料のツール
無料のホームページ作成ツールは大きく2種類に分かれます。制作から公開まで完全に無料なもの。Wix、Jimdo、STUDIO、Google Sites、Canvaなどがあります。維持費もかからないのでランニングコストもなく完全な無料です。
作成のみ無料で公開は別途費用がかかるツール
世界で最もシェアの多いWordPressをはじめ、Joomla!、 Drupal、 Concrete5などのホームページ作成ツールはホームページを作るのは無料ですが、サーバーとドメインを有料契約する必要があり、ランニングコストが発生し亜mす。
サーバーとはホームページのデータを保存し、ホームページを見る人に表示するもの。イメージはウォーターサーバーです。水(データ)を貯め、飲む人に水を出すのと同じです。下記がXサーバーという月額費用を払ってサーバーを借りるレンタルサーバーの画面です。
ドメインはホームページのURLの「〇〇.com」「〇〇.jp」などの部分。当サイトhypexのホームページの「https://hypex.jp/」はお金を払って取得したものです。買い切りではなく、毎年更新するたびに費用が発生します。WordPressでホームページを作る場合は、ドメインを有料契約しないといけません。ホームページの住所を登録するため市役所に行くようなものです。
これだけ聞くとワードプレスで作るのは損に思えますが、有料である分、機能やデザイン性などが充実しています。ゆくゆくはページ数が多くなるWebサイト、いろんな機能をつけるなどホームページを育てる場合はワードプレスのほうが、理想のサイトができるかもしれません。
無料のホームページ作成ツールの選び方
無料のホームページ作成ツールは実際に試す
無料のホームページ作成ツールの良いところは実際に試せることです。「合わないと思ったツールが実は一番よかった」という例は多いです。全部を完成させなくていいので、できるだけ多くのツールを30分だけでも試してみましょう。今回、紹介する6つを試しても3時間で全部を試せます。無料のホームページ作成ツール(正確にいえば本来は有料のツールを無料プランで提供している)は、デザインや機能の制限が多いので、正直そこまで優劣に差はありません。実際に試してみて使いやすいものを選ぶのが良いです。
無料でホームページ制作ができるツール比較表
テンプレート数 | サイト公開数 | 広告非表示 | サポート | |
Wix | 800以上 | 制限なし | なし | チャットや電話 |
ジンドゥー | 150以上 | 3000ページまで | なし | メール |
Studio | 24 | 1000ページまで | なし | チャットなど |
Google Site | 9 | 制限なし | 広告表示なし | 問い合わせフォーム |
Canva Webサイト | 10以上 | 5サイトまで | 広告表示なし | 問い合わせフォーム |
WordPress | 数千以上 | 制限なし | なし | なし |
上記がこれから紹介する無料のホームページ作成ツールの主な機能などの比較表です。下の作ったホームページに自動的に広告が表示されることが多いです。
無料ツールは広告が表示される
画像引用:食いだおれ白書
独自ドメインが使えない場合がある
また「https://baseball-bible.hateblo.jp/」のように、サービス名がURLに表示され、独自ドメインが使えない場合があります。
完全にレスポンシブではない
また、PCやタブレット、スマートフォンなど、異なる端末でホームページを見たときにイメージしたデザインと少し異なることが多いので留意してください。以上のことが大丈夫な場合は無料のホームページ作成ツールを使いましょう。
完全無料のホームページ作成ツール
Wix
画像引用:Wix
おすすめポイント
- プログラミングの知識なしで作れる
- テンプレートが豊富
- サーバーやドメイン用意しなくていい
Wixは世界190カ国、2億3,800万人以上が利用するホームページ作成ツールです。2019年から日本法人が設立され、日本人向けのサポートも充実しています。名刺代わりのホームページであれば1時間もかからずに作れてしまいます。
プログラミングの知識なしで作れる
Wixは、ホームページの型・デザインが複数あり、テキストや画像を変えるだけで作れます。AI機能も充実しており、質問に答えるだけでもホームページを用意してくれます。プロのデザイナーが作成したテンプレートが800種類以上用意され豊富。サーバーやドメインを用意しなくていいことも大きなメリットです。
Wixでホームページ制作をするデメリット
- テンプレートを変える場合は作り直しが必要
デメリットとしては、一度デザインを選んでホームページを作成し、リニューアル時に違うテンプレートに変える場合、最初から作り直す必要があります。データが残らず、写真やテキストなどを1から入力していくのが難点です。
Wixで作られたホームページの事例
一般社団法人 嬬恋村観光協会
画像引用:一般社団法人 嬬恋村観光協会
群馬県の嬬恋村の観光協会のサイトです。無料プランではなく有料プランですが、観光協会の方が自分で作ったもの。宿泊やグルメ、温泉やイベント、観光スポットなど情報が豊富ですが、整理されていて見やすいホームページです。
Wix(無料版)の概要
URL | https://ja.wix.com/ |
テンプレート数 | 800以上 |
サイト公開数 | 制限なし |
データ容量 | 500MB |
広告非表示 | なし |
動画アップロード | なし |
カスタマーサポート | チャットや電話(24時間) |
関連記事:Wixでコーポレートサイトを作るメリット、事例、作り方を解説
ジンドゥー
画像引用:ジンドゥー
- AIの質問に答えるだけで作れる
- 作りやすさ、簡単さはピカイチ
- サーバーやドメイン用意しなくていい
ジンドゥーは多機能すぎないシンプルな設計のホームページ作成ツールです。
Wixと同じでコードなしで作れる「AIビルダー」もあるので、質問に答えるだけで自動的にサイトを作成してくれ、残りは自分でカスタマイズします。Wixと同じくサーバーやドメインの契約もジンドゥーで完結できるので維持費もかかりません。YouTube、Googleマップ、問い合わせフォームなどの設置なども可能です。
ジンドゥーでホームページを作りましたが、ジンドゥーのほうがWixよりも簡単に作れてカスタマイズも容易でした。とにかく安く早くホームページを作りたい方はジンドゥーがおすすめです。
テンプレート数はWixのほうが多い
ジンドゥーは簡単に作れるメリットがある反面、テンプレートの数はWixのほうが多いのでデザイン性を重視する場合はWixがおすすめです。また、ページ公開数は3000ページまでです。
ジンドゥーで作られたホームページの事例
畑 有里紗オフィシャルサイト
画像引用:畑 有里紗オフィシャルサイト
フリーモデルとして活動する個人のオフィシャルサイトです。AIビルダーを活用してホームページを作成した事例です。
ジンドゥー(無料版)の概要
URL | https://www.jimdo.com/jp/ |
デザインテンプレート | 150以上 |
サイト公開数 | 3000ページまで |
データ容量 | 500MB |
広告非表示 | なし |
カスタマーサポート | メール |
Studio
画像引用:Studio.Design
おすすめポイント
- LP(ランディングページ)制作に向いている
- デザイナー向け
STUDIO(スタジオ)は、2018年にリリースされた日本の無料ホームページ作成ツールです。ドラッグ&ドロップで積み木を積んでいく感覚でホームページを作成できます。
スタイリッシュなデザインが多くデザイナー向けのツールです。当サイトhypexがノーコードでホームページを作るときも活用しています。
公開ページ数は1000ページまで
LP(ランディングページ)制作に向いている理由は公開ページ数が1000ページまでと制限があり、10,000PVまでと制限があるからです。通常のホームページであればWixやジンドゥーがおすすめです。
Studioで作られたホームページの事例
ジャフコ グループ株式会社 FirstLeapの採用サイト
画像引用:ジャフコ グループ株式会社 FirstLeapの採用サイト
当サイトhypexが作成した採用サイトのLPです。1.5か月間で制作しました。
Studio(無料版)の概要
URL | https://www.jimdo.com/jp/ |
デザインテンプレート | 24 |
データ容量 | 10,000PVまで |
広告非表示 | なし |
サイト公開数 | 1000ページまで |
外部Apps連携 | なし |
カスタマーサポート | 使い方ガイド 動画講座 チャット |
Google Site(グーグル サイト)
画像:Google Sites
おすすめポイント
- 同時編集ができる
- 広告の表示がない
- Googleサービスと連携できる
Google Sites(グーグルサイト)はGoogle社が開発した無料のホームページ作成ツールです。有料版はありません。用意されたテンプレートにテキストや写真をアップロードしていくだけなので、初心者でも簡単に作れます。
他のユーザーと同時編集ができ、リモートで話し合いながらWebサイトを編集できます。Googleの提供しているサービスなので、他のサービスとの親和性が高いです。
- Gooleカレンダースケジュール、カレンダー
- Googleフォーム:問い合わせフォームやアンケート
- Googleマップ:所在地やアクセス情報
アクセス権のコントロールもできるので、ホームページを限定公開にすることもできます。外部向けのWebサイトだけでなく、社内ポータルサイトや会員サイトなどの作成にもおすすめです。デメリットとしてはテンプレートが9つと少ないことや、独自のURLが取得できない(https://sites.google.com/view/bleu-et-rose-class)などです。
Google Site(グーグル サイト)で作られたホームページの事例
相田冬二 文章教室 ホームページ
画像引用:相田冬二 文章教室 ホームページ
恵比寿で月に1回、開催している文章教室のホームページです。生徒が作ったもので、ホームページを作るのが初めてでした。それでも、カテゴリの整理など見やすいホームページに仕上がっています。参考にご覧ください。
Google Site(グーグル サイト)の概要
URL | https://sites.google.com/ |
デザインテンプレート | 9 |
データ容量 | 制限なし |
広告非表示 | 広告表示なし |
サイト公開数 | 制限なし |
カスタマーサポート | 問い合わせフォーム |
Canva Webサイト
画像引用:Canva Webサイト
「Canva Webサイト」は簡易デザインツール「Canva」が手がける無料のホームページ作成ツールです。誰でもデザインのクリエイティブが作れる簡易ツールだけでにデザインのテンプレートが豊富です。
ただし、基本的には有料プランで年間11,800円のCanvaプロを基本としているので、無料版で使えるテンプレートは数十ほどで、かなり限られます。
作り方は非常にシンプルで、用意されたデザインテンプレートのテキストや画像を変えていくだけ。上のテンプレートをアレンジしたのが下記です。
簡単な名刺代わりのホームページであれば30分もかからずに作れます。SEO対策ができないため、1枚もののランディングページの制作におすすめです。
Canva Webサイトで作ったホームページの事例
YAMATO 公式サイト
画像引用:YAMATO公式サイト
フリーランスのライターとして活動しているYAMATOさんの公式サイトです。プロフィールや活動、ポートフォリオ(作品)を紹介した簡易的なホームページです。20分ほどで作成しました。
Canva Webサイトの概要
URL | https://www.canva.com/ja_jp/websites/ |
デザインテンプレート | 10以上 |
広告非表示 | あり |
サイト公開数 | 5サイトまで |
カスタマーサポート | 問い合わせフォーム |
作成のみ無料のホームページ作成ツール
WordPress(ワードプレス)
画像引用:WordPress
WordPress(ワードプレス)は世界で最も利用者が多いホームページ作成ツールであり、世界の全ホームページの約3分の1が作成されています。
ホームページのテンプレートが無料のものでも数千種類以上あり、機能を追加するための「プラグイン」も多く提供され、自由度が高いです。
テキストや画像を当てはめていくだけでホームページを作れるため、慣れれば使いやすいです。ホームページを育てる場合は、機能を買ったり、デザインを買ったりしてリニューアルしていきます。
注意点として、冒頭でも説明したようにワードプレスは無料でホームページを作れますが、世の中に公開するためにはサーバーやドメインを有料契約する必要があります。
WordPressで作ったホームページの事例
株式会社hypexのコーポレートサイト
画像引用:株式会社hypex コーポレートサイト
ホームページ制作や採用マーケティング・採用広報やコンサルティングを行う株式会社hypexのコーポレートサイトです。これは有料のデザインを買って制作したものですが、ワードプレスで作られたホームページの参考になります。
ワードプレスを選んだ理由としては、メンバーやサービスも増えていくため、更新性の良さを重視してWordPressで作っています。いま読んでいただいているこの記事もワードプレスです。情報を発信するマガジンをどんどん制作稿できる点もWordPressを選ぶ決め手となっています。
WordPressの概要
URL | https://wordpress.com/ja/ |
デザインテンプレート | 数千以上 |
広告非表示 | なし |
サイト公開数 | 制限なし |
データ容量 | 1GB |
カスタマーサポート | Webサポートフォーラム |
ホームページ制作を依頼する場合におすすめの制作会社
無料のホームページ作成ツールを見て、やはりプロにサイト制作を依頼しようと思った方におすすめの制作会社を2つ紹介します。
株式会社hypex
ホームページに一定の成果を求めるのであれば、おすすめは東京にある株式会社hypexです。会社自体がフルリモートで、全国から優秀なデザイナーやディレクターが集まっています。福岡県出身のスタッフもいます。マーケティングとブランディング両方の知見があるため、情報を誰に届けるべきかの見せ方が得意。これまで味の素食品株式会社、KDDIテクノロジーなどの有名企業のホームページを手がけており、中小企業から上場企業まで幅広い経験があります。
株式会社hypexの制作実績・デザイン
内容:新卒・高卒向け採用サイト
制作期間:3か月間
CMS:WordPress
対応範囲:
・設計/構成
・コピー
・動画撮影/編集
・写真撮影/編集
・デザイン
・コーディング
・リダイレクト
詳細:https://hypex.jp/works/ajinomoto-shokuhin-co-jp-career
制作内容:中途エンジニア向け採用サイトリニューアル
制作期間:3か月間
CMS:WordPress
詳細:https://hypex.jp/works/recruit-kddi-tech-com
株式会社hypexの会社情報・費用・料金
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル5F |
設立 | 2019年12月5日 |
資本金 | 7,500,000円(資本準備金含む) |
社員紹介ページ | https://hypex.jp/member |
可能なWeb制作 | 企業サイト、採用サイト、LP、サービスサイト |
制作実績ページ | 直接お問い合わせください |
費用・料金 | 30万〜60万円:LP(1ページのサイト) 80万〜150万円:一般的なホームページ 150万〜300万円:ホームページ+ブランディング 200万〜500万円:ホームページ+オウンドメディア |
問い合わせ | 問い合わせフォームより |
株式会社ユーティル
おすすめポイント
- 月額2,980円から高品質なホームページ制作が可能
- スマホ対応が標準対応!SNS連携や予約機能も搭載可能
株式会社ユーティルは、初期費用なし月額2,980円でホームページを制作可能な「ホームページできるくん」を提供している会社です。採用サイト制作も可能なサービスで、スマホ対応にも標準対応。SNS連携や予約機能も実装できます。
格安で制作できるので、まずは名刺がわりにホームページがほしいという方に最適なサービスです。完成後の修正も無料で対応しており、ホームページの運用もお任せできます。
株式会社ユーティルの会社情報・費用・料金
所在地 | 東京都新宿区新宿1-34-5 VerdeVista新宿御苑2階 |
設立 | 2015年 |
資本金 | 1億円(資本準備金含む) |
社員紹介ページ | https://utill.co.jp/company/members/ |
費用・料金 | 制作費用:0円 月額費用:2,980円〜 |
問い合わせ | 問い合わせフォーム |
無料でホームページ制作ができるツール比較
テンプレート数 | サイト公開数 | 広告非表示 | サポート | |
Wix | 800以上 | 制限なし | なし | チャットや電話 |
ジンドゥー | 150以上 | 3000ページまで | なし | メール |
Studio | 24 | 1000ページまで | なし | チャットなど |
Google Site | 9 | 制限なし | 広告表示なし | 問い合わせフォーム |
Canva Webサイト | 10以上 | 5サイトまで | 広告表示なし | 問い合わせフォーム |
WordPress | 数千以上 | 制限なし | なし | なし |
最後までご覧いただき、ありがとうございます。無料のホームページ作成ツールを紹介しました。無料の利点を活かして、実際にホームページ制作を試してみてください。また、無料ツールの注意点も把握した上で作成してください。名刺やパンフレットの代わりであれば問題ありませんが、成果を求めるのであれば費用はかかっても有料でホームページ制作を検討してみてください。
ホームページ制作について相談したい方はhypexにお問い合わせください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。スタートアップや中小企業から大企業までの実績があります。相談料は一切かかりません。ホームページの一般的な費用の相場を紹介した記事もご覧ください。
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成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。