大阪でおすすめの採用コンサルティングを比較!失敗しない選び方と導入のコツも解説
2025.08.12

大阪は製造・小売・サービス業を中心に多様な産業が集まり、人材獲得競争も全国屈指の激しさを誇ります。そんな中、自社の採用課題を正確に分析し、最適な人材戦略を実行するには「採用コンサルティング会社」の力を借りるのが有効です。本記事では、大阪に本社を置くおすすめ採用コンサル5社を厳選し、それぞれの強みをわかりやすく比較しました。応募数の増加から内定辞退防止、採用業務の効率化まで、目的に応じたパートナー選びの参考にしてください。
※採用コンサルティングを依頼すべきか相談したい、おすすめの採用コンサルティングを紹介してほしい方は採用支援のhypexにご相談ください。貴社の採用状況や採用課題をオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。支援させていただいた企業は月間300名以上の応募を獲得しています。相談料は一切かかりません。
大阪が本社のおすすめ採用コンサルティング会社
会社名 | 所在地 | 強み |
リブインサイト | 大阪市(広島拠点あり) | 80媒体以上取扱、自社制作部隊 |
レーシムコ | 吹田市 | 派遣+紹介両方可、ビザ手続き支援 |
サムライエンタープライズ | 大阪市中央区 | 給与即時払い・採用動画制作 |
HRコンサルティング | 大阪市北区 | 内定辞退防止フォロー |
Ai2 | 大阪市都島区 | データ分析・高速PDCA |
リブインサイト (Live Insight)

大阪市に本社(広島にも拠点)を置く採用コンサル会社で、求人サイトや自社採用ページの企画・制作支援を主力とします。熟練スタッフがターゲット人材に合わせて最適な求人媒体を見極め、企業の業態に適したアプローチ方法を提案します。採用広報(Webサイトや求人原稿作成)を中心に、企業の成長フェーズや課題に応じて社員研修も実施するなどトータルにサポートしています。
得意分野・強み
特定の業界や職種に限定せず、働き方の多様化(事業承継やフリーランス・テレワーク人材など)にも対応できる柔軟さがあります。採用難易度の高い専門人材であっても、的確な媒体選定と訴求によってターゲット人材を集められる点が強みです。
自社内に制作部隊を有する数少ない企業であり、企業の魅力を引き出すクリエイティブ力に優れます。取り扱い求人媒体数は80媒体以上と大阪の同業他社の中でも最多クラスであり、ドライバー専門「ドラEVER」や外国人向け「YOLOバイト」などニッチな媒体もカバーしています。これにより幅広い人材プールへのリーチが可能で、特に他社では集めにくい専門人材の採用に効果を発揮します。
採用コンサルティングの料金は、個別見積もりです。求人広告の掲載料やコンサルティングフィーは案件規模や媒体により異なります。
株式会社リブインサイトの会社概要
項目 | 内容 |
所在地 | 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島4-3-22 新大阪長谷ビル4階 |
設立 | 2015年9月1日 |
資本金 | 300万円 |
問い合わせ | お問い合わせページ(フォーム・電話案内) |
レーシムコ (LEXIMCO)

吹田市に本社を置き、企業の人手不足を解消する最適策を提案する採用コンサル会社です。まず、顧客企業の状況をヒアリングし、人材派遣が適しているか人材紹介(正社員採用)が最適か、あるいは両者の組み合わせが良いかを見極めて提案します。提案後は、自社で労働者派遣事業・職業紹介事業を運営している強みを活かし、必要に応じて派遣スタッフの提供や人材紹介による候補者の紹介まで一貫して対応可能です。
得意分野・強み
特定業種に限らず人材不足全般に対応しますが、外国人材の採用支援に強みを持つ点が特徴です。外国人を雇用する際に必要となる入国管理手続きや就労ビザ申請、受け入れ後の福利厚生サポートまで、煩雑な手続きを一括で代行・支援します。
派遣と紹介の両サービスを自社内に持つため、企業の課題に応じて柔軟に採用スキームを設計できる点が差別化ポイントです。例えば「急な繁忙による一時的人手不足」には派遣を、「高度専門職の正社員が欲しい」場合には紹介を、といった形で最適手段を提案・実行できる体制を整えています。
採用コンサルティングの料金は、提供するサービス内容(紹介手数料や派遣料金等)によって変動します。人材紹介の場合は採用成功時に紹介料(年収の一定割合)が発生し、派遣の場合は派遣契約に基づく料金となるケースが一般的ですが、詳細は個別相談となります。
株式会社LEXIMCO(レーシムコ)の会社概要
項目 | 内容 |
所在地 | 大阪府吹田市豊津町9-15 日本興業ビル801(大阪本社) |
設立 | 2017年12月 |
資本金 | 2,000万円 |
社員紹介ページ | https://leximco.co.jp/company/departments/sales.html |
問い合わせ | https://leximco.co.jp/contact.html |
サムライエンタープライズ

大阪市中央区に本社を置くサムライエンタープライズは、求人広告代理店として培った知見を活かしつつ、企業の採用活動全般をコンサルティングするサービスを提供しています。
「応募が集まらない」「応募者の質が低い」など採用現場の課題をヒアリングし、現状分析に基づく課題の特定→解決策の提案→施策の実行支援→結果検証という一連のプロセスを伴走します。求人広告の出稿支援はもちろん、応募数を増やすための施策や応募者の質を高める工夫など、必要なコンテンツやツールを組み合わせて提供します。
得意分野・強み
中途・アルバイト採用から新卒採用まで企業規模も様々です。特に採用手法やチャネルを問わず課題解決に有効な手段を提案するため、営業職の採用から介護職の採用まで、それぞれの市場特性に応じた支援が可能です。
同社は、採用課題の解決力に定評があります。単に求人広告を出すだけでなく、「給与即時払いサービス」(採用した人材に対し給与の日払い・速払い制度を導入するサービス)や採用動画の制作など、他社にはないユニークなサービスコンテンツを複数用意し、企業ごとに最適な組み合わせで提供できる点が強みです。
自社開発の採用管理ツールや他社ATSとのシステム連携にも対応し、採用業務そのものの効率化・高速化を図るサービスも展開しています。採用コンサルティングの料金は個別相談となります。
株式会社サムライエンタープライズの会社概要
項目 | 内容 |
所在地 | 〒541-0059 大阪市中央区博労町3-3-7 ビル博丈 10F |
設立 | 創業 2006年7月1日(設立 2009年12月28日) |
資本金 | 1000万円 |
従業員 | 27名 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
問い合わせ | https://samurai-ent.com/contact/ |
HRコンサルティング

大阪市北区にオフィスを構える「HRコンサルティング」は、新卒採用に特化した採用支援コンサルティング会社です。企業が求人募集していることを効率良く学生に認知させる広報戦略の立案、会社説明会等での魅力訴求ポイントの整理、内定後のフォローまで一連のプロセスを支援します。
得意分野・強み
大学生・大学院生をターゲットにした母集団形成(ナビサイトや学内セミナーの活用等)から、選考プロセス設計、内定者フォローアップまで新卒領域に絞ったサービス展開です。ITやメーカーなど業種を問わず、新卒を採りたい企業であれば支援可能です。
「内定辞退を防ぐための徹底フォロー」に強みがあります。具体的には、学生が内定受諾しやすくなる内定出しのタイミングや効果的な伝え方について企業側にアドバイスし、承諾率を高めるサポートを行っています。
新卒採用は企業の知名度によって応募数が左右される側面がありますが、同社は学生に企業を知ってもらうための広報(例えば逆求人イベントやSNS発信)にも注力し、中小企業でもハイレベルな学生の確保を目指せるよう支援しています。採用コンサルティングの料金は問い合わせ後の見積もりとなります。
株式会社HRコンサルティングの会社概要
項目 | 内容 |
所在地 | 大阪府大阪市北区万歳町4‑12 浪速ビル東館606B |
設立 | 2007年6月1日 |
社員 | 10名 |
問い合わせ | https://hrconsulting.jp/contact/ |
Ai2(エーアイツー)

大阪市都島区に拠点を置くAi2は、「コミット型」と銘打った採用コンサルティングを提供しています。企業の採用成功に向けて、採用戦略の策定から実行支援、効果の分析・改善までワンストップで伴走し、採用活動全体を最適化。従来は属人的になりがちな採用活動を可視化するため、応募数・歩留まり率などのKPIをデータ化し、根拠に基づく戦略立案・修正を行う点が特徴です。
得意分野・強み
特定の業界に偏らず全業種・職種に対応可能です。常に数値やデータに基づいて採用活動を検証・改善するため、問題点がブラックボックス化しません。このPDCAを高速に回す支援により、「なんとなく採用していた」状態から脱却させ、科学的アプローチで採用力向上を実現します。戦略立案だけでなく実行段階(求人票の書き方改善や選考フローの見直し等)まで踏み込む実務支援も評価されています。
採用コンサルティングの料金は、問い合わせにてヒアリング後、提案書で見積もり。成果連動ではなくコミット型(伴走型)のため、期間契約でコンサル料を支払う形式となります。
株式会社Ai2の会社概要
項目 | 内容 |
所在地 | 大阪府大阪市都島区中野町2丁目15番5号 朝日プラザ大宝112 |
問い合わせ | https://www.ai2jp.com/ |
大阪に対応している採用コンサルティング会社
株式会社hypex

続いて、採用支援の依頼におすすめの会社(サービス)を紹介します。株式会社hypexは2019年の創業と若く、1つ1つの案件への熱量が高い会社。代表がスタートアップの企業で役職していた経験から、ベンチャーなど成長企業の採用支援に強く、有名企業からの依頼も多いです。

企業認知から内定承諾までを設計し、実際の業務の代行など採用全般を支援します。ライトな相談からガッツリ並走してもらうことが可能です。
採用コンサルティングの内容
▼採用広報コミュニケーション設計
- ターゲット整理
- 自社の強みの洗い出し、
- 競合企業の調査(競合企業に対する自社の強み/弱み)
- 社内インタビュー:5〜10名程度
- 市場調査(アウトプットには補足情報として添付)
- 採用コンテンツ提案(アウトプットには補足情報として添付)
期間は2〜3ヶ月で費用は月額40〜50万円(合計120〜150万円)です。
株式会社hypexの会社概要
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル5F |
設立 | 2019年12月5日 |
資本金 | 7,500,000円(資本準備金含む) |
社員紹介ページ | https://hypex.jp/member |
制作実績ページ | 採用コンサルティングの実績に関しては直接お問い合わせください |
問い合わせ | 問い合わせフォームより |
株式会社ONE(オーエヌイー)

株式会社ONEは、求人広告代理業での豊富な実績を活かし、採用代行(RPO)と広報支援を組み合わせたハイブリッド型の採用支援サービスを提供しています。月10万円台から導入できるプランがあり、コストパフォーマンスの高さが魅力です。本社は新宿で、横浜や大阪など全国に支社を持ちます。
株式会社ONEの実績、事例
ベンチャーから大手企業まで導入実績あり。RPO導入により採用業務時間を月120時間以上削減した実績もあり、実務負荷軽減に強みを持ちます。
採用コンサルティングの内容
- 採用戦略立案・実行支援
- 求人媒体出稿代行
- 応募者対応・面接日程調整
- 採用広報・採用ツール作成
料金目安:月額10万円〜(内容により変動)
株式会社ONEの会社概要
項目 | 内容 |
所在地 | 〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町2-5-28 久太郎町恒和ビル3F |
設立 | 2004年4月5日 |
資本金 | 1,000万円 |
社員紹介ページ | https://one-group.jp/ |
問い合わせ | https://one-group.jp/contact |
大阪で採用コンサル会社選びを失敗しないためのステップ
自社の「採用課題」を明確にする

まずは採用ファネルを可視化し、どの段階で目詰まりしているかを特定します。課題を特定せず依頼すると、見当違いの施策にお金をかけるリスクが高まります。採用コンサルは課題分析もできますが、初回ヒアリングは限られた時間・情報量のため、事前に自社側で現状を整理した方が精度が上がります。
失敗例として、「応募が少ない」とだけ伝えて依頼した結果、コンサルは広告出稿を提案します。しかし、実際は応募者はいるが選考辞退が多く、広告費をかけても採用数は増えなかったというケースもあります。
ファネルと典型KPI
- 認知:採用ページPV、媒体露出、SNSリーチ
- 興味:求人詳細PV、求人原稿滞在時間、スクロール率
- 応募(母集団形成):応募数、応募単価(CPA)=媒体費÷応募数
- 選考:書類通過率、面接設定率、面接出席率、選考リードタイム
- 内定・受諾:内定率、内定承諾率、オファーから承諾までの日数
- 入社後:3ヶ月・6ヶ月・1年の早期離職率、オンボーディング完了率
課題タイプの切り分け例
応募が集まらない=母集団不足
施策例:媒体ミックス再設計、求人票改善、ダイレクトスカウト、採用広報(EVP整備・社員事例・求人LP最適化)
選考辞退が多い=プロセス・体験の問題
施策例:面接設計の見直し、候補者体験(CX)改善、選考スピードUP、面接官トレーニング
入社後すぐ辞める=ミスマッチ/受け入れ体制
施策例:要件定義・ペルソナ再設計、リアリスティック・ジョブプレビュー、オンボーディング設計、評価・定着施策
コンサルに依頼したい「業務範囲」を決める

次に、助言中心(アドバイザリー)から実務代行(RPO)まで、どこを任せるかを明確化します。下表をベースにRACI(誰が何を担うか)を決めましょう。
コンサルにも種類があり、戦略立案が得意な会社もあれば、運用代行に強い会社もあります。依頼範囲が曖昧なまま進めると、後から「それは契約外です」と言われ、追加費用が膨らむトラブルになりやすいです。
業務モジュール一覧(必要なところだけ発注でOK)
- 戦略・設計:採用戦略/人材要件・ペルソナ/媒体・チャネル設計/面接プロセス設計
- クリエイティブ:求人票改善/採用LP・採用動画/社員インタビュー/EVP整理
- 集客運用:求人広告運用/ダイレクトスカウト代行/エージェントマネジメント
- 選考運用:応募者対応/日程調整/リマインド/面接官代行・同席/評価シート整備
- クロージング:条件提示支援/競合比較シナリオ/内定者フォロー
- 定着支援:オンボーディング設計/1on1・メンター運用設計/早期離職抑止
- 基盤・ツール:ATS導入・活用/ダッシュボード・レポーティング
- 教育:面接官トレーニング/ハラスメント・バイアス研修
発注前に決めること
- 目標:KGI(採用数と期限)/KPI(応募数、承諾率、早期離職率など)
- 可視化:週次・月次レポート定義(ダッシュボード項目)
- ガバナンス:個人情報の取り扱い、秘密保持(NDA)、権限範囲、SLA
- 途中変更:スコープ増減の手続き・料金ルール、途中解約条件
複数社から提案を受け、比較検討する

必ず2〜3社以上に同条件でRFP(提案依頼)を出し、同じ土俵で比較します。同じ「採用コンサル」でも、施策の方向性・得意領域・料金体系は大きく異なります。1社だけだと、その会社の提案が「最適」なのか「その会社の都合なのか」が判断できません。複数社を比較することで、相場感・成果の出やすい提案パターンが見えてきます。
グリーンフラッグ(選んで良い兆候)
- 既存データから課題仮説→検証計画まで提示
- KPIとSLAが明文化、週次での打ち手更新が前提
- 体制の属人化リスクに対するバックアップ計画
- 失敗事例・学びを率直に開示
レッドフラッグ(避けたい兆候)
- 「媒体を増やせばOK」など単発施策のみで設計がない
- レポートが指標の羅列で示唆がない/更新頻度が曖昧
- 料金が一式/概算のみで内訳が不透明
- 個人情報管理やNDA・再委託が曖昧
契約前の最終チェックリスト
- KGI/KPIとレポート仕様が合意済み
- スコープ・RACI・SLA・途中解約条件が明文化
- 料金内訳(人件・運用・媒体・ツール)と変動条件が明確
- 個人情報・秘密保持・再委託・データ削除ポリシーを契約書に記載
- 初月の成功定義(リード指標)とリカバリー手順がある
大阪で採用コンサルティングを依頼する比較検討ポイント
1. 大阪市場への精通度

採用は“地場”の需給バランスと候補者の意思決定要因に強く左右されます。大阪は製造・小売・サービスのボリュームが大きく、通勤圏(阪神間・北摂・泉州)や賃金相場、応募チャネルの効き方が東京と違うことも多いです。市場の前提を外すと、同じ施策でもCPA・承諾率が数倍変わるため、最初に必ず確認すべき軸です。
どう見極める(Check)
- 直近12か月の職種別・勤務地別の応募単価(CPA)レンジを即答できるか
- 媒体×職種の“勝ち筋”(例:淀川区の現場職なら〇〇、北摂の事務なら△△)を持っているか
- 候補者行動のローカル知見(選考スピード期待、面接時間帯のニーズ、交通利便の影響など)を語れるか
要求する証拠(Evidence)
- 大阪企業のレポートサンプル(媒体別CPA/面接出席率/承諾率)
- 主要産業×エリア別の相場資料(賃金、競合状況、離職率傾向)
レッドフラッグ
- 全国平均の相場話しかしない/大阪特有の失注理由を語れない
2. 得意な業界・職種

同じ“採用”でも、要件定義・母集団の作り方・訴求軸は業界/職種でまるで別物。ITエンジニアと製造現場、MRと保育士では候補者の意思決定ドライバーが違います。業界・職種の再現性が高いほど、仮説精度が上がり、立ち上がりが早いです。
どう見極める(Check)
- 同業界・同難易度・同報酬帯の事例があるか
- ペルソナとカスタマージャーニーを職種ごとに提示できるか
- スカウト運用なら返信率/面談化率のベンチマークを持っているか
要求する証拠(Evidence)
- 職種別のテンプレ文面ABテスト結果、要件定義の雛形、評価シート例
- エージェントマネジメントの指名リストと送客実績
レッドフラッグ
- 「どの職種も同じやり方でいけます」と断言する採用コンサル
3. 具体的な実績・事例

採用は“言うは易し、運用は難し”。①起点(課題と数値)→②打ち手→③結果(数値)がつながる再現可能な実績こそ信頼の根拠です。成果が語れない場合、スコープ外や偶然のヒットに依存している恐れがあります。
どう見極める(Check)
- Before/AfterをKPIで提示(応募単価、面接出席率、承諾率、早期離職率)
- 30/60/90日の計画と週次レポートの粒度(媒体別・職種別・ファネル別)
- 失敗案件の学びと再発防止を説明できるか
要求する証拠(Evidence)
- 匿名で良いので実レポート、ダッシュボードのスクショ
- 改善サイクル(仮説→実装→検証)を示す週次議事メモの例
レッドフラッグ
- 事例が“感想”止まり、指標が1つも出てこない採用コンサル
4. 担当コンサルタントとの相性
採用は“現場”が主戦場。意思決定の速さ・現場巻き込み・コミュニケーションの質が成果に直結します。優れた会社でも、担当者の経験×姿勢で結果は大きくブレます。
どう見極める(Check)
- 実際に担当する個人と面談(提案担当≠運用担当のズレを排除)
- 週次運用の進め方(議題テンプレ、意思決定の持ち帰り方、SLA)をロールプレイ
- 課題提示に対するその場の仮説と次アクションの出し方を観察
要求する証拠(Evidence)
- 体制図・役割(RACI)、バックアップ体制、担当交代時の引継ぎ手順
- コミュニケーションSLA(初回返信◯時間、レポート◯曜提出 など)
レッドフラッグ
- 質問に対し数字なし・期日なし・主語なしの回答が続く採用コンサル
5. 料金体系の透明性

採用費は「媒体費+運用費+ツール費+成功報酬」など変動要素が多いもの。見積の内訳が曖昧だと、途中でコストが膨らむ/やるべき施策が削られるリスクが高いです。透明性=コントロール可能性です。
どう見極める(Check)
- 費用内訳(人件/運用/制作/媒体/ツール)と変更条件(スコープ増減時の単価)
- 成果指標との連動(例:面接設定率が基準未達なら代替施策を無償実装 などの運用ルール)
- 最低契約期間・中途解約・再委託の条件が明記されているか
要求する証拠(Evidence)
- 見積フォーマット(可変・固定の境界、単価表、追加作業の発生条件)
- KPI連動のリカバリー計画(未達時の追加稼働/施策切替の扱い)
レッドフラッグ
- 「一式◯◯万円」で内訳・前提・除外事項が出てこない採用コンサル
大阪の採用コンサルティングの料金体系と費用相場
大阪で採用コンサルティングを依頼する場合、料金体系は大きく3つのパターンに分かれます。どれを選ぶかは、採用の目的・期間・社内体制によって最適解が異なります。ここでは、それぞれの特徴・相場・向いているケース、そして契約時の注意点まで詳しく解説します。
1. リテイナー型(月額固定)
毎月一定額を支払う契約形式で、継続的な採用支援を受けられるモデルです。契約期間は3〜6か月以上の中期が一般的。
相場(大阪の場合):月額20〜50万円(支援範囲により変動)
- 戦略立案+求人広告運用+面接プロセス改善など複数モジュールをカバーする場合は高め
- 戦略アドバイス中心なら低め
メリット
- 毎月の予算が安定し、長期的な改善施策を回せる
- 採用活動の季節変動(新卒期・中途期)にも柔軟に対応できる
- PDCAを回しやすく、成果が積み上がる
デメリット
- 短期間で成果が見えにくい場合もあり、契約満了前に投資回収感が薄いリスク
- 契約スコープ外の追加業務は別料金になりやすい
向いているケース
- 毎年コンスタントに採用がある(例:営業職10名ずつ)
- 社内に採用担当者がいて、外部パートナーとして並走したい
- 数か月〜1年単位で採用力を底上げしたい
2. プロジェクト型(一括)
特定の課題解決や短期採用目標達成のために、期間と成果物を区切って契約するモデルです。
相場(大阪の場合):50〜300万円(案件規模と難易度で大きく変動)
例:採用ブランディング刷新プロジェクト(採用サイト制作+求人票改善)=約100〜150万円
例:特定職種の短期集中採用(3か月以内で5名採用)=150〜300万円
メリット
- 目的と範囲が明確なので、成果物や納期で管理しやすい
- 短期集中でリソースを投下できる
- 社内体制や方針転換に合わせやすい
デメリット
- 期間終了後の継続運用や改善は別契約になる
- 初期費用が大きく、成果が出なかった場合のダメージも大きい
向いているケース
- 採用サイトリニューアルやダイレクトリクルーティング導入など一度きりの施策
- 採用イベントや大量採用のキャンペーン型プロジェクト
- 期末や新規事業立ち上げに伴う短期採用ニーズ
3. 成果報酬型
採用が決定したタイミングで費用が発生するモデル。多くは人材紹介会社や成果型コンサルが採用しています。
相場(大阪の場合):採用者の理論年収の30〜40%
- 例:年収400万円の中途採用成功 → 費用120〜160万円
- 例:年収250万円の新卒採用成功 → 費用75〜100万円
メリット
- 成果が出なければ費用がかからない
- 即戦力採用など高難易度職種に向いている
- 採用コストを変動費化できる
デメリット
- 単価が高くなりやすい(年収が高い人材ほど費用も高額)
- 離職保証や再募集条件を契約前に明確化しないとリスク大
- コンサル側が「紹介しやすい人材」に寄る可能性がある
向いているケース
- 特定職種の即戦力採用(エンジニア、管理職、専門職など)
- 社内に採用体制がなく、候補者母集団をゼロから作る必要がある
- 採用が年に数回程度で、固定費をかけたくない
契約時の注意点
1. 安さだけで選ばない
単価が低くても、母集団形成力や施策の質が低ければ採用単価(CPH)はかえって高騰します。
2. 費用対効果で判断
契約前に「採用目標数」と「想定CPA(応募単価)」「想定CPH(採用単価)」を試算し、予算が目標達成に見合うかをチェックします。
3. 内訳の透明化
見積書には固定費/変動費/実費を明記させ、追加発生条件(例:応募数が倍になった場合の追加対応費)を確認します。
4. 最低契約期間・解約条件リテイナー型は最低3か月契約が多く、途中解約の返金条件は会社ごとに異なるため要確認しましょう。
採用コンサルティングは単なる求人広告の代行ではなく、戦略立案から実務支援、定着施策までを含む“採用成功の伴走役”です。大阪市場に精通し、自社の課題や業種に合った強みを持つ会社を選べば、採用力は確実に底上げできます。複数社から提案を受け、料金体系や実績、担当者の相性を見極めたうえで契約すれば、ミスマッチやコストの無駄を防げます。本記事の比較表と選び方ポイントを活用し、自社に最適なパートナーを見つけましょう。
※採用コンサルティングを依頼すべきか相談したい、おすすめの採用コンサルティングを紹介してほしい方は採用支援のhypexにご相談ください。貴社の採用状況や採用課題をオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。支援させていただいた企業は月間300名以上の応募を獲得しています。相談料は一切かかりません。

成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。