製造業に効果的な採用ブランディングと採用サイトの運営方法|成功事例も紹介
2024.05.17
採用ブランディングを行うことは、効率の良い人材確保が見込まれるのはもちろん、離職率の低下や既存社員へも良い影響を与えることに繋がります。
採用ブランディングを行って自社の魅力を伝えるためには、採用媒体への掲載に加え、「採用サイトの作成」「自社SNSの運用」による採用方法の併用がおすすめです。
特に人材不足が課題化しやすい製造業にとっては、有効な採用方法と言えます。
本記事では、採用ブランディングや採用サイト制作の取り組みを考えている方に向け、以下について解説します。
自社の採用課題を解決するために、何から取り組むべきかがわかるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
採用ブランディングや採用サイト・SNS採用については、当サイトhypexにご相談ください。過去3ヶ月間のお問い合わせ100件以上。相談料は一切かかりません。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。
採用ブランディングとは
採用ブランディングとは、採用媒体や採用ツールを活用して企業の理念や事業を発信し、自社をブランド化することです。
採用ブランディングをするメリットは、以下の通りです。
- 応募が増えマッチ率も上がる
- 持続性のある採用効果が見込める
- 費用対効果がいい
- 採用広報の強みになる
- 既存社員のモチベーションアップ
「応募者数が少ない」「社員が定着しない」などの課題は、採用の段階で自社の強みや理念を伝えられていない可能性が高いです。
しっかり自社の強みを伝え、共感してもらうことでマッチ度が高まり、持続性の高い採用効果が見込めます。単純に商品やサービスの知名度を上げるのではなく、想いや企業理念をアピールすることが重要です。
関連記事:採用ブランディングとは?方法やメリット、成功事例、費用相場を解説
製造業こそ採用ブランディングが重要
少子高齢化やワークライフバランスの多様化により、必要な人材確保のハードルが上がっています。
特に製造業は、単純作業・肉体労働・不衛生等ネガティブなイメージを持たれやすく、「何を作ってるかよくわからない」と思われやすい業界です。
これらの理由が、製造業の人材不足に繋がっていると考えられ、採用ブランディングをしっかり行ったうえで、以下をわかりやすく伝える必要があります。
- 他の企業にはない唯一無二な事業であること
- 自社のサービスや商品が与える社会への影響
- 職場環境のクリーン(清潔)さ
- 働くイメージがわきやすい社風 など
そうすることで企業と応募者間のミスマッチを起こしにくく、定着しやすい優秀な人材確保に繋がるでしょう。
関連記事:製造業の採用手法4選!特徴とメリットデメリットを徹底解説
hypexでは採用ブランディングに悩む企業をサポートしています。これまで多くの製造業の採用課題をサポートしてきた経験を活かし、効果的なプロモーション方法をご提案します。まずは抱える課題をお気軽にご相談ください。相談料は一切かかりません。
採用ブランディングを効果的に発信できる採用方法
採用ブランディングのメリットや重要性を伝えてきましたが、マイナビ転職やIndeedなどの採用媒体は、文字数や載せられる画像数など掲載できる情報量に制限があります。
採用ブランディングを行って自社の魅力を伝えるために、採用媒体への掲載に加え、以下の採用方法の併用がおすすめです。
- 採用サイトの作成
- 自社SNSの運用
採用サイトの作成
採用サイトは、求職者に向けて企業の情報を発信し、応募につなげる採用目的のホームページのことです。
採用サイトには以下のような情報が掲載されます。
コーポレートサイト(企業サイト)とは別に、上記の情報を掲載した採用サイトを作ることで、効果的な採用ブランディングの発信に繋がります。
特に製造業など、事業や業務内容が外部から見えにくい企業の場合は、事業・企業理念を理解した求職者からの応募増加が見込まれることによる以下のメリットが期待できるでしょう。
- 面接などの採用コストを減らせる
- 早期退職を減らすことができる
- 競合他社との差別化ができる
- 社員にも事業・企業理念を周知できモチベーションUPが期待できる
ただし、採用サイトを作るにはサイトマップ(採用サイトの地図)や、ワイヤーフレーム(設計図のような構成)を考える必要があり、デザインや設計などのノウハウが求められます。優秀なデザイナーやエンジニアの工数の確保が必要です。
また、採用サイトを作成したら終わりではなく定期的な分析や情報の更新が必要なため、運用コストがかかることも理解しておきましょう。
採用サイトの作り方や運用方法は、以下の記事をご参考ください。
関連記事:採用サイトの効果とは?メリットや目的、運用方法を解説
自社SNSの運用
TwitterやInstagramなどのSNSの活用は、採用ブランディングに最適です。
採用でSNSを活用することで、以下のような効果が期待できます。
SNSは自社の世界観を伝えられ、DMなどで応募者とのコミュニケーションを図ることができます。SNS利用の多い層や顕在層(1年以内に転職をするような人)の採用を目指す場合は、SNSの活用が有効です。
ただし、SNSに載せられる情報には限りがあり、応募に繋げるためには採用サイトなどより詳細に情報を伝えられるコンテンツを用意する必要があります。
また、継続的な発信・運用が必要になるため、採用担当者の工数もかかる点を考慮する必要があるでしょう。
関連記事:SNS採用とは?活用方法、メリット、成功事例、注意点を解説
採用サイトの制作やSNS採用の運用は、hypexにお任せください。企業ごとの課題に応じたコンテンツの作成・運用で、優秀な人材確保を目指します。相談料は一切かかりませんので、お気軽にご相談ください。
製造業の採用サイト導入事例2選
ここで紹介する企業は、当サイトhypexが採用サイト制作をサポートした製造業の会社です。
いずれも採用サイトを立ち上げることで採用ブランディングに成功し、応募者数アップに繋がりました。
- 手島精管株式会社
- アイシン産業株式会社
手島精管株式会社
画像出典:手島精管株式会社
群馬県館林市にある手島精管株式会社。これまで採用媒体で募集はかけていましたが、さらなる強化を目的に採用サイトを立ち上げました。
当サイトhypexがサイト制作を担当し、採用サイトには業務内容はもちろん、男女比や年齢層、また福利厚生や支援制度を詳しく掲載。
企業理解が進みやすい採用サイトの運用で、応募数が増加しました。
アイシン産業株式会社
画像出典:アイシン産業株式会社
アイシン産業株式会社は、粉粒体を取り扱う装置・設備を生産する製造会社です。ニッチな分野であるため事業内容や社会貢献度が理解されにくく、採用に課題を抱えていました。
そもそも粉粒体とは何か、その役割について採用サイト上でわかりやすく説明し、製造過程や働く人を画像や動画で可視化。
社内の相関図や人、働き方も一目でわかるよう数字とイラストで説明し、効果的に採用ブランディングを発信しています。
採用ブランディングの実施手順
採用ブランディングの効果やメリットについて解説しましたが、最後に採用ブランディングの実施手順をご説明します。
- ステップ1. 自社の理念、強みを整理する
- ステップ2. 求める人材像を明確にする
- ステップ3. 採用ブランディングを発信できる場所を設ける
- ステップ4. 採用ブランディングを社内でシェア
ステップ1. 自社の理念、強みを整理する
まずは、自社の理念や強みを改めて整理してみましょう。参考までに、以下の3点を考えてみることで、自社の強みや魅力が引き出されます。
- 自己実現的価値(入社することで、どのような人物になれるか)
- 社会的価値(社会にとってどのような価値がある企業・事業か)
- 独自性(市場または候補者にとってのオンリーワンなポイント)
特に製造業は、社会的価値や独自性が理解されにくい業界です。「社会貢献度」「独自の機械を使った他社には真似できない製造工程であること」などをわかりやすく伝えられると企業理解が進み、マッチ度の高い方からの応募に繋がるでしょう。
ステップ2. 求める人材像を明確にする
求める人材像は、なるべく詳細に設定するのがおすすめです。
求める人材に「この企業でなら自身の強みを活かせる」「一緒に働きたい」と思ってもらうには、その人に刺さるような会社の魅力を伝える必要があります。
ターゲットを絞ってしまうと応募者を限定してしまうと考えがちですが、採用担当者間で採用基準がブレることがなくなる上、採用者との入社後のミスマッチがなくせるでしょう。
人物像を設定するときは、応募者に必要な要素「MUST(マスト)」と、持っていて欲しい要素の「WANT(ウォント)」に分けると伝えやすいです。
ステップ3. 採用ブランディングを発信できる場所を設ける
自社の魅力や求める人材像を設定したら、それを効果的に発信できる場所を設ける必要があります。
マイナビやIndeedなどの採用媒体を使って発信することもできますが、媒体には文字数や構成が決まっていることが多く、他社との差別化を図るのは難しいです。
採用媒体への掲載と同時に、採用サイトやSNSでも企業の魅力を発信していきましょう。
メリット | |
採用サイト | ・画像、動画、イラストなどが掲載でき自社のカラーを出しやすい ・企業の理念、応募要件、制度など自社の魅力を詳細に伝えられる |
SNS | ・親しみを持ちやすく潜在層にもアプローチできる |
ステップ4. 採用ブランディングを社内でシェア
最後は副次的な効果という意味で、社員にも採用ブランディングをシェアすれば、社員の企業理解の促進やモチベーションUPが期待できます。
改めて自身が働く企業の魅力を感じられ、企業風土の醸造が期待できるでしょう。
【まとめ】
採用ブランディングは、入社後のミスマッチを防ぎ人材の定着が期待できます。特に製造業で採用に課題を抱えている企業は、すぐに取り組むべき採用手法です。
しかし、自社が求める優秀な人材確保のためには、採用サイトやSNSの作成、継続的な運用が重要です。
採用ブランディングはできたとしても、それを効果的に発信するのに大きなハードルがあり、自社での実施は厳しいと思われた方は少なくないでしょう。
初めて採用ブランディングに挑戦する企業は、まずはアドバイスだけをもらう採用コンサルティングを依頼するのがおすすめです。短期間の採用コンサルティングを依頼し、ノウハウを学んであとは自社で発信する方法もあります。
ブランディングは一朝一夕ではないので、対策やアドバイスを納品して終わりではなく、伴走型のコンサル会社に依頼するのがおすすめ。この記事を書いている株式会社hypexも企業の採用をお手伝いしていますので、採用ブランディングの相談をしたい方は、ぜひお問い合わせください。
相談の際は、問い合わせ内容に「理想と現状と課題感」を簡単にご記載いただけると、スムーズにサービス案内が可能です。
成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。