採用動画の費用・相場!見積もり事例、料金を安く抑える方法も解説
2024.05.11
採用動画の費用は実写とアニメーションによって変わります。実写で10万円〜200万円以上、アニメーションで10万円から300万円以上になります。この記事では採用動画制作を依頼したときの費用相場を詳しく解説します。
実写とアニメの違いを把握して、どちらを作るか検討してください。実写とアニメーションを組み合わせた採用動画もあります。実写とアニメーションの違いは以下です。
| 特徴・メリット |
実写 | リアリティがあり説得力・信頼性を生む 採用候補者が「自分ごと化」しやすい 実際に働いている社員や職場環境がわかる |
アニメーション | 撮影できない部分(機械の内部など)も表現できる 撮影場所、撮影機材が不要 退職者の心配をする必要がない |
※作ろうとしている採用動画の費用が知りたい、もしくは採用動画を作って欲しい方は採用支援のhypexにご相談ください。予算や目的などから最適なアドバイスをさせていただきます。支援させていただいた企業は月間300名以上の応募を獲得しています。相談料は一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。
実写の採用動画の費用・相場【事例つき】
種類 | 費用・料金 | 制作期間 |
インタビュー | 10〜30万円 | 2週間〜1ヶ月 |
インタビュー+業務紹介 | 30〜80万円 | 1〜1.5ヶ月 |
密着取材 | 80〜200万円以上 | 1.5〜2ヶ月 |
ブランディング | 80〜200万円以上 | 1.5〜2ヶ月 |
まずは実写の採用動画の費用・相場から解説します。主に4タイプの動画にわかれ、実写の採用動画は10万円〜200万円以上が相場です。動画の長さや、特殊な映像効果などを入れると費用が高くなりますが、撮影日数やスタッフの人数、機材数など撮影現場での費用によって料金が変わると考えてください。
インタビュー動画(10〜30万円)
- 費用料金:10〜30万円
- 制作期間:2週間〜1ヶ月
採用動画の費用で最も安くなるのはインタビュー動画です。目安は10万〜30万円。インタビュー動画はカメラを固定して撮影でき、場合によってはiPhoneを固定するだけで撮影もできます。費用が安く済む理由は最低限のカメラがあれば撮影でき、多くの機材を必要としないこと、そして移動がない場合は編集や音入れ、テロップなどを含めても制作期間が2週間〜1ヶ月で済むからです。
インタビュー+業務紹介(30万〜80万円)
- 費用料金:30万〜80万円
- 制作期間:1〜1.5ヶ月
インタビューに加え、日常の業務風景の映像などを差し込む採用動画の費用は30万〜80万円です。インタビューに加えて社内の業務風景も撮影するため、撮影日数だけで1〜2日を要します。しゃべって社内風景を撮るのに2日間もかかる?と思うかもしれませんが、プロが撮影する場合は、照明や音声など機材の設置などを撮影場所によってセッティングするため、カメラを回す時間だけでなく準備の時間がかかるのです。
さらに撮影した映像を編集してインタビューと組み合わせるため、編集の手間も増え、制作期間の目安は1〜1.5ヶ月になります。インタビューだけの動画よりは費用が高くなりますが、入社後どんな人やどんな場所でどんな事をするのか伝えられるため、採用応募率の向上や入社後のミスマッチ削減が期待できます。
密着取材(80万〜200万円以上)
- 費用料金:80万〜200万円以上
- 制作期間:1.5〜2ヶ月
社員の1日や数日間に密着する採用動画の費用は80〜200万円以上です。イメージとしてはTBS『情熱大陸』やNHK『プロフェッショナル』の短縮版。
密着動画の場合、撮影場所の移動に加え、1つの業務でも複数の角度から撮影し、色んな角度の映像を組み合わせたりするため、1日の分の密着動画であっても撮影には3日以上はかかります。場合によっては、実際の社員ではなく、劇団に所属しているプロの役者を使うこともあります。一般社員であればカメラが回るとぎこちなくなり、良い映像にならない可能性があるからです。プロを使う場合はイメージ動画として制作します。
密着取材の採用動画は企業を理解してもらうことはもちろん、すでに多少の興味・関心がある人に応募してもらう最後の一押しにもなります。
ブランディングムービー
密着取材と同じく、ブランディングのための採用動画の費用も80〜200万円以上です。採用におけるブランディングとは「入社前(働く前)から自社のファンになってもらうこと」です。給料や職場環境などの条件面での魅力ではなく、事業や理念、社員の想いなどに共感し、「この会社で働きたい」と思ってもらうことを採用ブランディングと言います。
ブランディングを実現するための採用動画の一つが先ほど紹介した密着取材。例を挙げるとNHKのテレビ番組であった『プロジェクトX』の短縮版。事業内容や社員の熱い想いが伝わり、「この会社で働きたい」と思ってもらえやすいです。
もう一つが上の2つのようなシネマティックな採用動画。映画のような動画のことでリアリテイがあること、TikTokのような親しみやすさではなく高級感があるので「憧れを持ってもらいやすい」ことが特徴です。その結果、「自分も動画のキャストの一員になりたい(ここで働きたい)」という感情を芽生えさせられます。
ブランディングムービーの80万〜200万円以上の幅は、主に採用動画の長さによって変動します。
関連記事:採用ブランディングとは?方法やメリット、成功事例、費用相場を解説
※以上が実写動画の費用です。ここまで読んで採用動画の費用について相談したい、もしくは採用動画を作って欲しい方は採用支援のhypexにご相談ください。予算や目的などから最適なアドバイスをさせていただきます。相談料は一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。
アニメーションの採用動画の費用・相場【事例つき】
種類 | 費用・料金 | 制作期間 |
スライドショー | 10〜30万円 | 2週間〜1ヶ月 |
会話劇 | 50〜80万円 | 1.5〜2ヶ月 |
パラパラ漫画 | 80〜150万円以上 | 2〜3ヶ月 |
3Dアニメ | 300万円以上 | 3ヶ月以上 |
続いてはアニメーションの採用動画の費用です。アニメーションの採用動画は10万円から300万円以上が相場です。料金は表現方法によって変動します。手の込んだ表現ほど制作期間が長くなるため、制作料金が高くなります。また、3Dアニメは特殊な技術が必要なので高額になります。
スライドショー(10万〜30万円)
- 費用料金:10万〜30万円
- 制作期間:2週間〜1ヶ月
スライドショーは主にテンプレートのイラストを組み合わせて作るアニメーションの採用動画です。早ければ2週間ほどで作れるので費用は10万〜30万円が相場になります。
会話劇(50万〜80万円)
- 費用料金:50万〜80万円
- 制作期間:1.5〜2ヶ月
会話劇はキャラクターが喋りながら説明するアニメーションの採用動画です。会話劇は視聴者(採用候補者)の耳に残りやすく、親近感が湧くメリットがあります。
しゃべりが多く、動きが少ないので描く絵の枚数が少なくなるため、50万〜80万円が相場。制作期間は1.5〜2ヶ月。
すでに有名なキャラクター(ドラゴンボールやONE PIECEなど)を使用したい場合はIP(知的財産)の料金がかかるので、かなり高額になります。パラパラ漫画
パラパラ漫画(80万〜150万円以上)
- 費用料金:80万〜150万円以上
- 制作期間:2〜3ヶ月
パラパラ漫画は、大量の絵を連続で動かすアニメーションの採用動画です。タッチが優しく親近感が湧き、感動もののストーリーに向いています。色は白黒なので費用を抑えられますが、とにかく絵の量が多いので制作期間は2〜3ヶ月になり、費用も80万〜150万円以上が相場になります。
3Dアニメ(300万円以上)
- 費用料金:300万円以上
- 制作期間:3ヶ月以上
3DアニメはCG(コンピューターグラフィック)を使った三次元の採用動画です。工場の機械の内部など実写では撮影が不可のものでもリアルに表現ができます。
CGを作るには特殊な高額ソフトも必要になり、制作期間は3ヶ月以上が目安。費用も300万円以上になります。撮影が難しい建設会社や、化粧品などの成分を表現するような会社からの依頼が多いです。
※以上がアニメーション動画の費用です。ここまで読んで採用動画の費用について相談したい、もしくは採用動画を作って欲しい方は採用支援のhypexにご相談ください。予算や目的などから最適なアドバイスをさせていただきます。相談料は一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。
【参考】縦型ショート採用動画の費用相場
近年、採用広報で増えてきているトレンドがTikTokを中心とするスマートフォン向けに流す縦型ショート動画です。SNSは時間の余裕のある余暇に見ていることが多いので、気になった動画があれば企業のことを詳しく調べたり応募してくれたりします。もともと買う気がなくてもSNSに気になる商品の広告が流れてくると、つい買ってしまうのと同じです。
| 縦型ショート動画の料金 |
撮影あり | 5万円/本 |
撮影なし | 3万円/本 |
動画時間上限 | 2分 |
テロップ | 一部あり |
撮影 | 1回の撮影で4本分の撮影想定 |
縦型動画の費用は制作会社によって違いますが、上の価格表は当サイトhypexの動画制作料金です。撮影ありの場合の単価は1本5万円で、最低発注は1回10万円から。1回の撮影で最大4本分の動画を撮ります。撮影なしで自社のスマートフォンで撮影した動画を編集する場合は1本3万円です。TikTok動画は今後も需要が増えていくので、ぜひ参考記事もご覧ください。
関連記事:TikTok採用とは?企業が取り組むメリット、事例、方法を解説
採用動画の見積もりの内訳
次に採用動画制作会社に見積もりを依頼した場合、どんな項目があるのか紹介します。見積書のフォーマットは制作会社によってバラバラなので、目安にしてください。
- 企画費
- ディレクション費
- 撮影費
- 編集費
- 照明費
- ナレーション費
- 音響効果費
- 撮影機材費
- イラストレーター費
- アニメーター費
企画費
企画費はその名の通り、動画の企画(内容や演出方法など)を決める費用です。動画の方向性が決まるので重要な工程です。クライアントと打ち合わせを行う場合の費用も含まれます。過去に制作された動画をもとに台本を作る場合は安くなりますが、市場調査や競合調査から行い、完全なオリジナルの台本を作る場合は高額になります。
ディレクション費
企画・台本の打合せ、スタッフの人選や進行、撮影準備、現場での指揮など映像全体を統括するディレクターの人件費です。ディレクター次第で動画のクオリティが決まります。
撮影費
撮影カメラマンの人件費です。動画制作においてカメラマンは1日いくらなど、稼働する時間に応じて費用が決まります。50万円以上の動画であればカメラマン2人、カメラアシスタント1人の3人分の人件費がかかります。
編集費
映像の編集作業を行う編集マンの人件費です。これも1作品いくらではなく、稼働する工数に応じて金額が決まる場合が多いです。編集マンは下のような作業を行います。
・動画内トリミング(カット、つなぎ)
・字幕(テロップ)の挿入
・効果音やBGMの挿入
・画像・イラストの挿入
照明費
照明技術者に支払う人件費です。「照明なんて必要ないのでは?」と思う方が多いですが、美しい映像を作るには照明にいくらかけるかで決まると言っても過言ではありません。テレビドラマより映画の映像が美しいのは照明にかける費用の違いが大きいです。Netflixのドラマは照明に力を入れているので美しい映像が多いです。
ナレーション費
ナレーションを入れる場合のナレーターの人件費です。制作会社によっては原稿の文字数によって金額が変わる場合や、時給〇〇円など時間単位で区切って設定する場合もあります。プロのナレーターで技術のある人ほど料金は高くなります。
音響効果費
採用動画に合わせて挿入する音楽の使用料や作曲料の金額です。費用を抑える場合は著作権フリーの音源を使い、有名な音楽であればJASRACに著作権料を支払います。
撮影機材費
カメラ、ドローン、ハンディカメラなどの撮影機材にかかる費用です。集音マイクやレール、クレーン、照明機材など様々な撮影機材が含まれます。
イラストレーター費
アニメーションの採用動画を作る場合のイラストレーターに払う人件費です。目安は1分の動画で10万円です。
アニメーター費
イラストレーターが描いた絵を動かすアニメーターに支払う人件費です。実写でいう編集マンです。アニメーション動画の質を決める最も重要な役割になります。
以上が採用動画の見積書に書かれている主な項目です。採用動画の作り方や流れを理解すると、見積書に書かれた作業が理解しやすくなります。下記の記事もご覧ください。
関連記事:採用動画の作り方とは?7つのコツ、流れ、事例、費用を解説!
採用動画の費用・料金を安く抑える方法
- 参考動画を用意する
- キャストや素材を自社で用意する
- 動画を短くする
- 移動を少なくする
- 編集にこだわらない
- 納品は完成品だけにする
最後に採用動画の費用・料金を安く抑える方法を6つ紹介します。
参考動画を用意する
作りたい採用動画の参考イメージをいくつか用意することで費用を抑えられます。参考動画がない場合、制作会社は市場調査や競合調査を行って動画の構成を考えるため、企画費が高騰します。最初から参考動画があれば、企画費を大幅に抑えることができます。採用動画の事例を探すときは下記の記事を活用ください。
関連記事:採用動画の参考事例100選!かっこいい、面白い、インタビュー動画をご紹介!!
キャストや素材を自社で用意する
実写の採用動画で最も費用がかかるのが「撮影費」です。演者やスライドショーなどで使う写真やBGMなどを自社で用意することでも費用を抑えられます。例えば、日常の業務風景の場合、動画で撮影するのが最もリアルですが、費用を抑えるために写真を使ってスライドショーにすることで料金を抑えられます。
動画を短くする
動画の時間が長ければ、その分の撮影や編集料金などが膨らみます。5分を想定していた動画の長さを3分、2分に短縮するなどすれば費用を抑えられます。
動画制作は想像以上に時間がかかります。機材やセッティングの準備、いざ撮影が始まると緊張で笑顔がなくなったりセリフを噛んだりとNGテイクも発生します。動画が長くなるほど撮り直しのリスクも増えるので、短い動画を考えることが料金を安く抑えるコツの一つです。
移動を少なくする
実写の採用動画の撮影において、最も大変なのが「場所の移動」です。オフィス内の移動であっても場所が変われば照明や機材の設置などを再び繰り返す必要があります。そうなると撮影時間が伸びて、場合によっては複数日に分けるケースがあります。撮影が伸びた分、人件費も膨らむため、移動をなくして同じ箇所で撮影するよう工夫できれば費用を抑えられます。インタビューは一箇所でやる、背景にグリーンバックを使って編集するなど工夫ができます。
編集にこだわらない
良い採用動画にしたいからと言って、細かい部分まで編集にこだわりすぎると、追加費用が発生したり、編集マンの人件費が膨らんだりします。費用を抑えるのであれば、編集にこだわりすぎないこともポイントです。
納品は完成品だけにする
動画制作会社によって料金は異なりますが、編集前の動画素材(撮影した動画全部)を欲しい場合はプラス10万円、もしくは動画制作費用の10%がかかる場合があります。編集後の完成した採用動画だけの納品にすれば費用を抑えられるケースもあるので覚えておいてください。
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撮影なし | 15万円/本 | 3万円/本 |
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- Part 2 採用動画のメリット
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