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プロが解決!SNS広告を採用に使うべき?気になる疑問25に回答!

2023.02.22

採用広報に打開策が見出せない企業のニーズが増えている施策がSNS広告です。しかしノウハウも確立されておらず、費用も不透明な広告に出資を躊躇している企業も多いです。

そこで本記事ではSNS広告で数々の採用実績を作ってきたプロに25の疑問をぶつけてみました。最後まで読めば、SNS広告を採用に使うべきかの判断ができます。

この記事の質問リスト

  • 採用におけるSNS広告とは〜基礎知識編〜
    • Q1.SNS広告とは何かを簡単に説明してください
    • Q2.暇つぶしでSNSを見ている人が求人の広告なんて見てくれるんですか?
    • Q3.ではSNS広告のメリットを教えてください
    • Q4.逆にSNS広告にデメリットはありますか?
    • Q5.SNSアカウントを作るより広告のほうが良い?その理由は?
    • Q6.SNS広告に出稿するのに、どれくらい費用がかかる?
    • Q7.採用のSNS広告を始めるのにどんな準備が必要ですか?
    • Q8.SNS広告をやる場合、工数負担はどれくらいですか?やるべき仕事が増える?
    • Q9.SNS広告で効果が出やすいタイミングや時期はありますか?
    • Q10.SNS広告で成果が出るまでどれくらい時間がかかる?
    • Q11.SNS広告で採用に成功した企業の事例は?SNS広告に向いている企業の特徴は?
    • Q12.逆にSNS広告に失敗しやすい企業の特徴は?
  • 採用のSNS広告の選び方〜応用編〜
    • Q13.SNS広告の今のトレンドは?何が一番人気?
    • Q14.SNS広告は新卒採用にしか向かない?第二新卒は採用できる?
    • Q15.短期インターンの募集もSNS広告でできるの?
    • Q16.BtoCとBtoBのSNS広告で注意する点は違う?
    • Q17.SNS広告に出稿したいけど会社の理解が得られなさそう。どうやって説得したらいい?
  • SNS広告を採用に活かすために〜運用編〜
    • Q18.SNS広告の目標設定はどうすればいい?応募?エンゲージメント?
    • Q19.SNS広告の効果(貢献度)ってどうやって測る?
    • Q20.SNS広告の担当は専任が必要?1人でいい?
    • Q21.SNS広告ではどこまで細かくターゲット設定ができるの?
    • Q22.配信するコンテンツの質にこだわったほうがいい?
    • Q23.Twitter、InstagramなどSNS広告の選び方を知りたい
    • Q24.新たなSNSが登場したら早めに試したほうがいい?前例が出るまで待ったほうがいい?
    • Q25.SNS広告の依頼から配信開始までどのくらいかかる?

回答者:河合幸太

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採用におけるSNS広告とは〜基礎知識編〜

まずは採用におけるSNS広告がどんなものかザックリと理解するために、基礎的な質問からしていきましょう。

Q1.SNS広告とは何かを簡単に説明してください

画像引用GMOペパボ採用担当

SNS広告の採用はTwitter、Instagram。LINEなどのSNSに求人を目的としたコンテンツを配信することです。暇つぶしでSNSを見ている人に求人情報を見てもらえるすごいシステムです。

Q2.暇つぶしでSNSを見ている人が求人の広告なんて見てくれるんですか?

そこが企業の誤解が多いところですが、暇つぶしで使っているからこそ効果が生まれるんです。街の看板と比較するとわかりやすいですが、目的地があって移動している人は広告があっても用事があるので止まってくれません。逆にSNSは暇つぶしで使っているからこそ、良さそうなコンテンツが目に留まったら気になって見てくれるんです。むしろ、広告効果は高い施策です。

Q3.ではSNS広告のメリットを教えてください

いちばんのメリットはSNSに集まる膨大なデータが使えることです。年齢、性別、住んでいる地域、興味関心など、ユーザーは行動を全部SNS側に把握されていますが、広告主になることでその膨大なデータを使える側に回れるんです。語弊を恐れずに言うとSNS上に集まってる個人情報を把握できます。だから、他の広告と比較してより効果の高い広告が打てます。

採用のSNSアカウントを作ってコンテンツを投稿しても、分析できるデータは限られます。しかし、有料の広告出稿だからこそ、アカウント運用では入手できないユーザーデータが活用できるんです。これって凄いことなんですよね。

Q4.逆にSNS広告にデメリットはありますか?

ひとつは広告予算がかかることです。ただ、SNS広告の場合は費用対効果が見やすい特徴があります。広告って月何十万円とか、テレビやタクシーなどのCMだと1ヶ月100万円を超えることが珍しくありませんが、SNS広告は1日〇〇円という単位で設定できます。小さくトライできるんですね。だから大損しにくい広告ではあります。

もうひとつのデメリットはノウハウが難しいことです。マーケティングのスキル、クリエイティブを作るノウハウが必要です。今までWeb広告の経験があっても、SNS広告のノウハウを学び直す必要があります。特にSNS広告はAIを上手く操る力が求められるので、やや特殊ですね。

Q5.SNSアカウントを作るより広告のほうが良い?その理由は?

理想を言えば広告とアカウント運用の両方やったほうがいいですが、どちらか片方しかできないなら、おすすめはSNS広告です。

企業が抱える課題にもよりますが、SNSアカウントは意向度(就職や転職に気持ちが向かうこと)は上がるけど、そもそも認知力に欠けます。SNSを使っていて企業の採用アカウントを見たことがある方って少ないと思います。もともと認知力のある企業じゃないと成功は難しいです。

けど、SNS広告は強制的にユーザーのSNSに表示されるので、認知もできるし、応募にもつながる。一気通貫で可能なんです。配信するコンテンツは作る必要がありますが、SNS広告だけで完結できるのがおすすめの理由です。

Q6.SNS広告に出稿するのに、どれくらい費用がかかる?

採用人数にもよりますが、月20万円以上は見てほしいですね。理由はSNS広告のAIが学習するために一定の配信数が必要だからです。

学習に必要な数値としてFacebookが推奨している数が週50。これは自分が決めたアクション(クリック、フォーム画面への遷移、応募など)の数値なので、例えば目標を「応募」にした場合、週50応募が必要になるので、かなり予算は大きくなります。

インプレッション(認知獲得)やリンクのクリック(興味醸成)でいい場合なら、月3万円からが目安になります。

関連記事SNS採用広告とは?効果や向いている企業、費用まで徹底解説!

Q7.採用のSNS広告を始めるのにどんな準備が必要ですか?

大きく分けて、SNSの配信の準備(配信設定)、配信するクリエイティブ側の準備(バナーとかLP)が必要ですね。この2つがあればできます。

Q8.SNS広告をやる場合、工数負担はどれくらいですか?やるべき仕事が増える?

配信するクリエイティブはあると仮定した場合ですが、担当者1人、週3〜15時間くらいです。必要なリソースはどれくらい予算をつぎ込むか、どれくらい分析するかなどによって変わります。1日8時間労働の方で週2日はSNS広告に当てる計算ですね。

Q9.SNS広告で効果が出やすいタイミングや時期はありますか?

効果を何にするかによりますが、SNS広告の金額はオークション制なので(SNS広告は広告枠をオークションで競う入札形式が基本。入札金額が多いほど競合他社より表示される)、競合が少ないタイミングが効果がでやすいです。

業界によりますが、一般的に6月、11月にボーナスが出るので、その手前で転職活動をする方が多いですね。なので、5月や10月などに効果が出やすいです。契約社員の場合は3月契約が多いので、更新タイミングが3月、6月、9月、12月です。その1ヶ月前は効果が出やすいですね。新卒だと夏休みのインターン、説明会に参加する時期。3年生の夏から1年間はずっと継続的に効果があります。

あとは自分たちが採用したいユーザーが動いているタイミングです。日中は仕事や用事をしていることが多いので、平日であれば朝か夜、昼休みなど仕事をする以外の時間ですね。

関連記事:インターン採用とは?やり方やメリット、効果を上げるポイントを解説

Q10.SNS広告で成果が出るまでどれくらい時間がかかる?

最低3ヶ月は見てほしいです。効果のある配信するためのデータを取るのに時間がかかるからです。ただ、3ヶ月で効果を測定すると、それがSNS広告の効果なのか、採用トレンドに乗っただけなのか成果がわかりづらい可能性もあるので、きちんとSNS広告の効果を判断したいなら1年間で測定して欲しいですね。

Q11.SNS広告で採用に成功した企業の事例は?SNS広告に向いている企業の特徴は?

具体的な企業名は出せませんが、SNS広告だから採用できた例で言うと、求人の手が届きにくい企業ですね。求人媒体だと、全国版、関東版、関西版など範囲がざっくりしています。けど、企業が採用したいのは自分たちのオフィスから半径何キロなど、割と近いピンポイントの範囲です。SNS広告は配信する地域を〇〇県、〇〇市など細かく設定できるので、応募が集まりやすく、コスパがいいです。

あとは、いい会社なのに、大手などと給与など条件面で比較負けしている会社もSNS広告と相性がいいです。カルチャーフィットするかなどは、求人媒体の情報ではわからないので、応募が集まりづらい、内定承諾が出にくいデメリットがあります。SNS広告は、求人媒体と比べるとオリジナリティを出しやすいので、他社比較がされにくいですね。

Q12.逆にSNS広告に失敗しやすい企業の特徴は?

あまり改善が回っていない企業です。もう少し具体的に言うと、データから自社の強みが導き出せていない企業や、「なんとなく広告の効果があるだろう」としっかり効果測定を行っていない企業ですね。他社はどんどん改善して効果の出る広告を打ってくるので取り残されてしまいます。

※ここまで読んで自社でSNS採用広告を取り入れるべきかプロに相談したい、自社ではノウハウやリソースがないから代行して欲しい方は採用広報支援のhypexにご相談ください。相談料は一切かかりません。

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採用のSNS広告の選び方〜応用編〜

採用にSNS広告を活用するか決めきれない、いまいち信用できない方のために、もう少し突っ込んだ質問をしていきましょう。

Q13.SNS広告の今のトレンドは?何が一番人気?

王道はInstagram、Facebookです。新しいという意味で流行り出しているのはPinterestやTikTokですね。理由はまだ出稿企業が少なく、競合性が強くないからです。SNS広告はオークション制なので安く採用できてコストパフォーマンスが良いですね。

Q14.SNS広告は新卒採用にしか向かない?第二新卒は採用できる?

SNSって若い人が使うものというイメージがありましたが、今や30代、40代、50代もやっている。SNS広告は細かい配信設定ができるので、取りたい年齢層が獲得できる。そもそもSNSユーザーの数が膨大なので仮に4000万人のうち、30代が10%が使ってなくても、400万人が使ってることになりますよね。

Q15.短期インターンの募集もSNS広告でできるの?

SNS広告は新卒、中途、長期インターンも気にしなくていいですね。先ほどの質問と同じく、そもそもSNSユーザーが多いので、いろんな採用のニーズに応えられます。

関連記事新卒採用にSNS採用広告を使うメリットを解説!

Q16.BtoCとBtoBのSNS広告で注意する点は違う?

toCかtoBかよりも、ユーザーが自社のことを知っているのか、知らないのかが重要です。社名だけじゃなく何の仕事なのか、業務内容やプロダクト、業界内のイメージなど。化粧品会社の募集だったら、なんとなく化粧品の開発とか店舗スタッフをイメージするかもしれませんが、実際は化粧品アプリのデザイナーの可能性があります。当然どんな人材を採用したいか、どんなクリエイティブが刺さるかは変わってきます。

どんな仕事なのか認知されていなければ、業務内容を説明するクリエイティブを作らないといけません。採用する側の視点ではなく、候補者の視点に立つことが大切です。

Q17.SNS広告に出稿したいけど会社の理解が得られなさそう。どうやって説得したらいい?

数字で説得するとしたらFacebook、Instagram広告の売上を示すことでしょうか。その2つのSNSの広告だけで1年間で3兆円を超えているんです。それだけの企業がお金を払っている、成果が出ている実情があるということです。そのデータを信じてやってみるのがいいんじゃないでしょうか。やってみる価値はあるということです。

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SNS広告を採用に活かすために〜運用編〜

ここまで読んで、SNS広告を採用に取り入れてみようと思った方、または今も悩んでいる方にさらに踏み込んで質問します。

Q18.SNS広告の目標設定はどうすればいい?応募?エンゲージメント?

いきなり応募を目標にするとハードルが高そうなので、尻込みしてリンクのクリックや認知獲得のエンゲージメントにされる企業もありますが、初めてであれば応募でいいかと思います。配信の設定はいつでも変えられるので、応募単価、採用単価を見ながら目標のハードルを下げられます。

Q19.SNS広告の効果(貢献度)ってどうやって測る?

SNS広告は成果がわかりにくいのでは?というイメージがありますよね。SNS広告に関しては広告のリンクから直接応募があるだけでなく、間接の認知効果もあります。例えば、SNS広告のリンクから直接応募が10人いれば、間接応募(採用サイトや求人媒体などSNS広告のリンクではなく他の媒体から応募する人の数)は5〜12人いると考えてください。SNS広告のリンクをクリックしなくても、広告を離れたあと「hypex(社名) 評判」とかで検索して採用サイトを訪れたり、求人媒体を見たときに社名を思い出して応募したり、間接的にも貢献しているんです。間接応募の効果は、直接効果の0.5〜1.5倍です。

Q20.SNS広告の担当は専任が必要?1人でいい?

もし社内でやるなら、1人でいいと思いますが、基本的には外注(プロに依頼)をおすすめします。SNS広告を代行する会社は、色んな案件を扱っていて分析のときに色んなアカウントのデータを見ています。例えば、ある企業が先週に比べて応募が20%アップしたとして、それが外部要因(トレンド)なのか、広告が良かったのか判断ができないんです。けど、SNS広告の代行会社は他の企業のデータもあるから比較できます。応募率が上がったのかトレンドなのか、広告が良かったのか正確に判断しやすいんです。

Q21.SNS広告ではどこまで細かくターゲット設定ができるの?

SNS広告ならではの話をすると、Twitterだとフォローしている人に限定できます。SNS広告は設定が細かいです。それゆえに戦略の難しさに繋がってるデメリットとも言えますが。

Q22.配信するコンテンツの質にこだわったほうがいい?

数も重要ですが、質にこだわったほうがいいですね。奥が深いのはどこの質にこだわるかが重要なんです。こだわったほうがいいのはテキストとか訴求軸、仮説と検証にこだわる。

失敗しがちなのは、クリエイティブ、細かいデザインにこだわってしまうこと。めちゃくちゃ鮮やかな紫を使いたいとか、必要な場合もありますが、そこにこだわってしまっては効果が出にくいです。配信の速度が遅くなってしまう上に、制作費がかかります。コストが膨らんでコスパが悪い。野球のピッチャーで言えば、本来こだわるべきは投げるボールの質なのに、ユニホームの着方とか帽子の被り方にこだわっているようなものです。こだわるポイントを間違えないようにすることが大切です。

関連記事採用コスト(採用単価)とは?削減する方法や成功事例を解説

Q23.Twitter、InstagramなどSNS広告の選び方を知りたい

SNSを選ぶときは自分たちのターゲットがいるか、配信の方法が自社にあっているかで決めます。フォロワーに出したい場合はTwitter。学習をきかしたい場合はInstagramなど。

ただし正直、自社に合うSNSを選ぶのは難しいです。判断軸を持つのが難しいんです。時期によって適切なSNSも変わります。SNSは進化のスピードが早くて新しい機能が追加されることも多いです。そのため、SNSへの専門知識を理解する必要もあります。

Q24.新たなSNSが登場したら早めに試したほうがいい?前例が出るまで待ったほうがいい?

失敗できる予算内で新しいものに投資したほうがいいと思います。SNSに限らずマーケティングの原則として、やってみなきゃわからないものは投資したほうがいいです。打席に立たないと情報収集もできないですよね。新しいSNSは競合も少ないので予算が安く済む場合も多いので、やってみるのがいいと思います。やる場合、最低3ヶ月はやってみたほうがいいですね。

ただし、成功か失敗かなど判断できるかどうかが重要です。正しい判断軸を持っているから、やり切ってダメだったとわかる。成功か失敗か見極める判断軸を持ってるかは重要ですね。自信がないならプロに外注しながら学ぶことをおすすめします。

Q25.SNS広告の依頼から配信開始までどのくらいかかる?

当社hypexの場合は最短10営業日です。キックオフ、配信準備、クリエイティブを作る(簡易的なLPを作る)、広告タグを埋めて配信です。最短10日というのはデザインにこだわらない場合です。テンプレートがあって、文言や写真だけを変えるケースです。

SNS広告の採用まとめ

以上、SNS広告を採用に使う際の疑問に回答してきました。要点を整理すると、大きく以下の3つのメリットがあります。

  1. 認知度が上がる
  2. 潜在層にリーチできる
  3. 他社比較されない

これらのメリットから、今後、採用広報の手法としてさらに需要は高まるはず。ただしSNS採用広告には以下のデメリットがあることに注意が必要です。

・運用が大変
・いい代理店がない

初めてチャレンジする方で「運用の自信がない」「すぐに結果を出したい」「ノウハウをプロから学びたい」という方は、採用広報支援のhypexにご相談ください。相談料は一切かかりません。hypexでは採用LP、採用サイト、ショート動画(写真撮影も可)などのクリエイティブも制作可能です。

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