応募単価とは?相場や単価を下げる方法を解説
2024.02.29
採用担当者が必ずぶつかる壁が「応募単価の改善」です。この記事では応募単価に関して下記の項目で解説します。
最後まで読めば、応募単価の改善方法がわかります。
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応募単価とは
応募単価とは、応募を1つ獲得するのにかかった費用です。応募獲得にかかったコスト÷応募数で計算します。応募獲得にかかったコストは下記のようなもの。
- 求人媒体の掲載費用や成功報酬
- 人材紹介の費用・成果報酬
- 採用広告の出稿費用
- 採用サイトや動画などのコンテンツ制作費
採用担当者の給料(人件費)や採用候補者に支払った面接の交通費、接待交際費などは含まれません。主に求人媒体やSNSなどの採用広告にかかった費用を指します。
応募単価と採用単価の違い
応募単価と似た用語に「採用単価」があります。採用単価とは1人を採用するのにかかった費用の単価(平均)。採用にかかった全体の費用÷採用人数で計算します。
応募単価 | 採用単価 |
応募を1つ獲得するのにかかった費用 | 1人あたり採用するのにかかった費用の平均 |
応募獲得にかかったコスト÷応募数 | 採用コスト÷採用人数 |
当然のことながら採用単価のほうが費用は大きくなり、『就職白書2020』によると、新卒採用1人当たりの採用単価(平均採用コスト)は93万6,000円、中途採用の採用単価は103万3000円となっています。採用単価の改善方法は応募単価を下げる方法と異なります。詳しくは下記の記事をご覧ください。
関連記事:採用コスト(採用単価)とは?削減する方法や成功事例を解説
応募単価の相場・目安
応募単価が高いのか適正なのか判断基準は相場に比べて低いか高いかで判断します。求人媒体の応募単価は公表されていませんが、出稿している求人媒体の採用担当者に聞けば最新の相場を教えてくれます。
目安ですが、SNSの採用広告は応募単価が5万円くらい、リンクをクリックされる単価が1万円と言われています。応募フォームのリンクをクリックしてくれた5人に1人が応募してくれる計算です。
2023年のTikTokの採用広告は、アルバイト応募単価が500円。エンジニア、看護師などは5,000円、未経験エンジニア:2,000〜3,000円が相場。Facebook広告になると、採用単価は10,000〜50,000円が相場になるため、TikTokは格安です。
関連記事:TikTok採用とは?企業が取り組むメリット、事例、方法を解説
応募単価を見直すタイミング
応募単価を見直すタイミングは企業によってバラバラです。主には採用の効果がきちんと測れるタイミングになってから。求人媒体は4週間〜8週間の掲載が多く、そのタイミングで見直し、継続するか判断することが多いです。
応募単価を下げる・抑える方法
- 求人原稿をリライトする
- 求人媒体を変更する
- SNS採用の広告を行う
- 採用サイトからの応募を強化する
応募単価を下げる方法、応募単価を抑える方法を5つ解説します。
求人原稿をリライトする
応募単価が高いのは、せっかく見てもらっているのに応募のボタンをクリックされていない可能性が高いです。すなわち応募率が悪いということ。要因としては募集要項や自社の魅力が伝わっていない場合がほとんどです。応募率を改善するには、求人原稿の見直しが最優先です。
- タイトル
- 本文
- 写真
上記の3つを「内容が一目で分かる内容か」「候補者が良く検索するキーワードが入っているか」などの観点からリライトしましょう。
関連記事:求人原稿リライトの費用相場は?事例や料金が変わる条件を解説
求人媒体や契約プランを変更する
応募単価の改善方法として求人媒体の契約プランを変える場合や、もしくは求人媒体を変更して効果が最も出るものを探すケースが多いです。求人媒体ごとの費用は下記のようになっています。
新卒媒体:(1シーズン区切り)
- マイナビ(掲載課金型:80万円~/1シーズン)
- キャリタス就活(掲載課金型:50~150万円/1シーズン)
- dodaキャンパス(定額制:60万〜、成果報酬:30万/人)
- ONE CAREER(掲載課金型:40~60万円/月)
- チアキャリア(掲載課金型(10掲載まで):36~108万円/年)
中途媒体
- type(掲載課金型:35~100万円/4週間)
- エン転職(掲載課金型:20~120万円/4週間)
- マイナビ転職(掲載課金型:20~120万円/4週間)
- 女の転職(掲載課金型:20~80万円/4週間)
- Wontedly(掲載課金型:5~20万円/月)
SNS採用の広告を行う
当サイトhypexでおすすめしている応募単価を下げる方法がSNSに採用広告を出稿することです。メリットが多い上に、月の運用費(広告費)は20〜30万円が相場なので、求人媒体より出稿費は安いです。先ほど説明したようにSNS広告の応募単価は正社員でも5万円前後。採用が決まっても成果報酬を払う必要がないので、採用コストを抑えられます。
関連記事:SNS採用広告とは?効果や向いている企業、費用まで徹底解説!
関連記事:プロが解決!SNS広告を採用に使うべき?気になる疑問25に回答!
採用サイトからの応募を強化する
応募単価を下げる方法としては採用サイトの強化も重要です。サイト制作費はかかりますが、求人媒体の月額の掲載費用に比べれば安価なため、応募数では求人媒体より少なくなっても、応募単価を下げることができます。採用サイトのリニューアル方法は下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事:採用サイトのリニューアル相場・費用や料金を抑えるコツを解説
応募単価まとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございます。採用担当者にとって重要で必ずぶつかる壁である応募単価について解説しました。
応募単価 | 採用単価 |
応募を1つ獲得するのにかかった費用 | 1人あたり採用するのにかかった費用の平均 |
応募獲得にかかったコスト÷応募数 | 採用コスト÷採用人数 |
紹介した応募単価を下げる方法も実践してみてください。
- 求人原稿をリライトする
- 求人媒体を変更する
- SNS採用の広告を行う
- 採用サイトからの応募を強化する
応募単価の改善について相談したい、採用支援について相談したい方は株式会社hypexにお問い合わせください。貴社の採用課題や目標をオンラインでヒアリングし、最適なアドバイスをさせていただきます。相談料は一切かかりませんので、お気軽にお問い合わせください。
成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。