保育園の採用サイト・求人サイト事例5選〜おすすめのWeb制作会社も紹介
2025.09.09
保育園の採用サイト・求人サイトの制作を考えている企業に向けて、参考になる事例を5つ紹介します。おすすめの制作会社も紹介しますので参考にしてください。
- 参考にしたい保育園の採用サイト・求人サイト事例5選
- 保育園の採用サイトの作り方のポイント
- 保育園の採用サイト事例を探せるギャラリーサイト
- 保育園の採用サイトの外注におすすめの制作会社
- 保育園採用サイトが必要とされる背景
- 保育園の採用サイトでよくある質問（FAQ形式）
※保育園の採用サイトの制作を検討している方は採用支援のhypexにご相談ください。支援させていただいた企業は月間300名以上の応募を獲得しています。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。相談料は一切かかりません。
参考にしたい保育園の採用サイト・求人サイト事例5選
みなみ幼稚園 採用サイト・求人サイト
画像引用：みなみ幼稚園 採用サイト
横浜市にある「みなみ幼稚園」の採用サイト・求人サイトの事例です。新卒、学生アルバイト、パート・アルバイトを募集しています。
トップページ
採用サイトのトップページは「勤続10年以上」「長く働ける！和気あいあいとした園です」「残業ナシ！」「仕事持ち帰りナシ！」と、保育園で働くメリットを打ち出しています。また、応募フォームだけでなく「園見学のお申し込み」も設置していることで、ステップを踏んで応募に繋げる工夫がされ働くメリットが本当なのか確かめられるようにしています。
採用サイトのメニュー
- 園を知る
- 仕事で知る
- 人を知る
- 数字で見る
- 教育実習
- 採用情報
採用サイトのメニューは主に6項目で、どんな場所で働くのかを過不足なく伝えています。
画像引用：みなみ幼稚園 採用サイト
「働きやすい理由」というページを設け、「勤続10年以上、長く働ける！和気あいあいとした園」である理由をきちんと説明しています。
画像引用：みなみ幼稚園 採用サイト
「園を知る」では保育園にまつわる様々なデータを数字で可視化。これから働く職場を数字で見える化することは、採用候補者にとって応募するかの判断材料として有益情報です。情報量が多すぎず少なすぎず、サイト訪問者に寄り添った良い保育園の採用サイトです。
ゆりの花保育園・きらきらスマイル保育園 採用サイト
画像引用：ゆりの花保育園・きらきらスマイル保育園 採用サイト
川崎市にある「ゆりの花保育園」「きらきらスマイル保育園」の採用サイト・求人サイトの事例です。新卒保育士や看護師など9つの職種に分けて募集をしています。
トップページ
採用サイトのトップページは園内の3つの写真のスライドショーになっており、真ん中に「採用ホームページへようこそ」「働き方ご相談ください」「託児を利用して働きませんか？」など呼びかける文言を設置しています。
採用サイトのメニュー
- 企業情報
- 採用情報
- 1日のスケジュール
- 社員インタビュー
- よくある質問
- お問い合わせ
採用サイトのメニューは6つで、それぞれ情報量は多くありません。
きちんと採用候補者のニーズに応えているのは、「1日のスケジュール」が細かく説明されていることです。どんな場所で働くのか事前にイメージできます。
採用サイトには各保育園のブログを設置しています。採用サイトには載せきれない日常の出来事をブログとリンクさせることで、どんな場所で働くのか採用候補者が知ることができます。
三幸学園 ぽけっとランド・キッズ大陸 採用サイト
東京都文京区にある三幸学園 ぽけっとランド・キッズ大陸の採用サイト・求人サイトの事例です。新卒、中途（キャリア）採用の募集とともに園見学やWeb説明会も設けています。
トップページ
採用サイトのトップページではファーストビューの大きな社員の下にスライドショーで園内の様子の写真を並べています。画像をクリックすると拡大できます。また、左下の画面にはLINEからエントリーできるフォームも設置し、流入の経路を増やす工夫をしています。
採用サイトのメニュー
- 知る
- 働く
- 採用情報
採用サイトのメニューは3つ。情報が多すぎないよう、的をしぼって端的に説明しています。
画像引用：三幸学園の特徴
項目を少なくする代わりに保育園に関する数字などのデータをまとめて、園内の特徴が一覧で可視化できるように工夫しています。
誠心会 採用サイト
画像引用：誠心会 採用サイト
埼玉県さいたま市にある社会福祉法人 誠心会の採用サイト・求人サイトの事例です。中央区、西区、大宮区2箇所と、4つの区域で募集しています。
トップページ
採用サイトは縦長の1ページの採用LPになっており、ファーストビューにはメッセージを載せず児童の後ろ姿の写真です。スクロールすると保育園からのメッセージが現れます。
採用サイトのメニュー
- ご挨拶
- 特色・アピールポイント・求める人材
- 職員紹介
- 採用情報
- 採用の流れ
- Q&A
- お問い合わせ
採用サイトのメニューは大きく7つの項目に分け、一つひとつのコンテンツは情報量が多くなく、読みやすいように工夫しています。
この保育園の採用サイトの特色は「求める人材（採用ペルソナ）」をしっかり明示していることです。「誠実で明るい方」「子どもが好きな方」などを採用サイトに掲載することで、合わないと感じた人は応募しないので、余計な面接の手間を省くことができる上に、入社後のミスマッチによる早期退職も防ぐ効果もあります。
関連記事：採用ペルソナとは？採用ターゲットとの違いや作り方を解説
ポピンズ 採用サイト
画像引用：ポピンズ 採用サイト
東京都渋谷区にあるポピンズの採用サイト・求人サイトの事例です。新卒、中途、栄養士・管理士を募集しており、それぞれの採用サイトを別に作っているところがすごいです。
トップページ
採用サイトのトップページは画像のスライドショーになっており、上手いのは採用キャッチコピーや入社のメリットではなく「困っているところを大丈夫？と聞いてくれて嬉しいの」「怪我をしたとき絆創膏をはってくれて嬉しかった」など、園児の声をテキストで表示していることです。採用候補者の感情に訴えることができます。
採用サイトのメニュー
- ポピンズとは
- 働き方・環境
- 職種紹介
- 採用情報
- ポピンズのひと
- ポピンズだからできること
採用サイトのメニューは6項目で、それぞれ情報量が豊富です。
保育士さんの1日に関しては1分半の採用動画を作り、わかりやすく解説しています。細かい部分まで作り込まれた採用サイトの好例です。
関連記事：採用動画の効果とは？注目される理由、メリット、トレンドを紹介
関連記事：採用動画の作り方とは？8つのコツ、流れ、事例、費用を解説！
関連記事：採用動画の費用・相場！見積もり事例、料金を安く抑える方法も解説
保育園の採用サイトの作り方のポイント
- 採用キャッチコピーよりメリットを伝える
- 1日の仕事の流れを説明する
- 数字を使って視覚的に説明する
- 園内見学のステップを設ける
紹介した5つの保育園の採用サイト事例の特徴などから建設業の採用サイトの作り方のポイントを解説します。
採用キャッチコピーよりメリットを伝える
保育園の採用サイト・求人サイトでは、一般企業の採用サイトに多い「未来を変える」など企業理念を表した採用キャッチコピーは見られませんでした。代わりに、「残業ナシ！」「仕事持ち帰りナシ！」など、その保育園で働くメリットを伝えています。理由としては正社員や終身雇用ではなく、メインの仕事である家事をしながら兼業で行うアルバイトなどが多いからです。
また、ポピンズ 採用サイトのようにメリットではなく、「怪我をしたとき絆創膏をはってくれて嬉しかった」など、園児の声を紹介するのも感情に訴えることができ、上手い方法です。
1日の仕事の流れを説明する
どの保育園の採用サイトにもあるのが、1日の仕事の流れを紹介したコンテンツ。子どもたちの世話をするのは自明ですが、具体的にどんな仕事があるのかわかることで、働く姿がイメージできます。テキストだけでなく写真を多めにし、できれば採用動画を作るとベストです。
数字を使って視覚的に説明する
採用サイトでは働いている人の性別の割合や平均年齢、保育士1人あたり何人の園児を見るのかなど、保育園に関するデータを数字にして一覧できるコンテンツが必ずあります。数字を可視化することで採用候補者は、自分に合うのか合わないか判断がしやすくなります。
園内見学のステップを設ける
いきなり応募が欲しいと思っても、採用サイトの情報だけでは判断できない部分があります。多くの保育園の採用サイトでは、「園内見学の申し込みフォーム」も設置し、ステップを設けることで応募を増やすことができます。
保育園採用サイトに載せるべき必須コンテンツ
園の理念・方針
最も重要なのが、園の理念や保育方針です。保育士は「どんな保育を大切にしている園なのか」を重視して転職先を選びます。単に「元気に育てる」といった抽象的な表現ではなく、具体的な保育観や日々の取り組みを明示することで、園と求職者の価値観が合致しやすくなります。理念を明確に示すことで「この園で働きたい」という共感を生むことができます。
募集要項（給与・勤務条件・福利厚生）
求職者が最も気にする情報のひとつが募集要項です。給与や勤務時間、休日、残業の有無、福利厚生などは、透明性を持って掲載することが求められます。曖昧な記載や情報不足は「働き方が不明確」という不安につながり、応募率を下げてしまいます。逆に、産休育休制度や研修制度、住宅手当などの福利厚生を明示することで、園の働きやすさをしっかりアピールできます。
先輩職員の声・キャリアパス
現場で働く職員のインタビューやエピソードは、求職者にとって非常に参考になります。「この園で働いてよかったこと」「キャリアアップの道筋」などリアルな声を伝えることで、園の雰囲気や成長環境が具体的にイメージできます。また、キャリアパスを示すことで「長く働ける職場」という安心感を与えられ、離職率の低下にもつながります。
写真・動画（園舎・保育風景）
文字情報だけでは伝わらないのが「園の雰囲気」です。園舎や保育室の写真、園庭で遊ぶ子どもたちの姿、職員同士が協力する様子などを写真や動画で掲載することで、働く場のイメージが一瞬で伝わります。特に動画は、子どもの声や先生の表情といった「空気感」をリアルに感じてもらえるため、近年の採用サイトでは導入が進んでいます。
エントリーフォーム
どれだけ魅力的な情報を発信しても、応募までの導線が複雑だと離脱されてしまいます。採用サイトには、簡潔で入力しやすいエントリーフォームを設置することが必須です。名前・連絡先・希望職種といった基本項目に絞り、スマートフォンからでもスムーズに応募できるUIが理想です。さらに「LINEエントリー」や「見学会申し込みフォーム」を追加すれば、より多様な応募ニーズに対応できます。
保育園の採用サイト事例を探せるギャラリーサイト
SANKOU!
画像引用：SANKOU!
保育園の採用サイトの事例を探すときにおすすめはSANKOU!です。国内のホームページを集めたギャラリーサイトで、採用サイトは178以上のデザイン事例が載っています。イメージ別、カラー別にも検索ができます。また、採用サイトで使うフォントの種類を紹介したSANKOU! fontのページもあります。
保育園の採用サイトの外注におすすめの制作会社
株式会社hypex
おすすめポイント
- 幅広い価格帯の採用サイト制作が可能
- 採用サイトへの集客も同時に支援
株式会社hypexは企業の採用広報を支援する制作会社です。2019年の創業と若く、1つ1つの案件への熱量が高いです。会社の代表は月間130万人が訪れるWebサイトを運営していた経験を活かし、サイト制作後の集客も得意。特にSNS広告から採用サイト流入に強く、ゲーム会社の応募率を500%以上改善した実績や、サービス業の採用を1ヶ月で内定まで持っていった実績があります。
ノーコードのテンプレートで作る30万円の採用サイトから、完全オリジナルでカスタマイズする500万円以上の採用サイトまで、幅広い価格帯の制作が依頼できることが強み。採用サイト制作以外にも、オウンドメディアや採用動画、採用ピッチ資料の作成など他の採用手法と合わせた運用も可能なため、採用に関する全般の相談がしたい企業におすすめです。
株式会社hypexの会社情報・費用・料金
| 所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル5F |
| 設立 | 2019年12月5日 |
| 資本金 | 7,500,000円（資本準備金含む） |
| 社員紹介ページ | https://hypex.jp/member |
| 制作実績ページ | https://hypex.jp/solution/website |
| 費用・料金 | 30万〜60万円：採用LP（1ページのサイト） 80万〜150万円：一般的な採用サイト 150万〜300万円：採用サイト＋ブランディング 200万〜500万円：採用サイト＋オウンドメディア |
| 問い合わせ | 問い合わせフォームより |
保育園採用サイトが必要とされる背景
保育士不足と採用競争の激化
現在、全国的に保育士の人材不足が深刻化しています。厚生労働省の調査でも、保育士の有効求人倍率は他職種に比べて高い水準で推移しており、保育園同士で優秀な人材を取り合う「採用競争」が激しくなっています。
特に都市部では「1人の保育士に対して複数の園からオファーがある」という状況も珍しくなく、採用の成否は園の情報発信力やブランド力に直結します。そのため、自園の魅力を的確に伝えられる採用サイトの整備は、採用活動の必須要件になってきています。
「園名＋採用」「園名＋求人」で検索する求職者が多い
保育士が転職・就職を検討する際、求人媒体で求人を見つけた後に「園名＋採用」「園名＋求人」といったキーワードで検索するケースが非常に多いことが分かっています。これは「本当に信頼できる園なのか」「公式サイトで最新情報があるか」を確認したいという心理からくる行動です。実際、検索結果に公式の採用サイトが表示されない場合、応募をためらう求職者も少なくありません。つまり、採用サイトは単なる募集ページではなく、求職者の不安を解消し、応募意欲を高める“最後の確認窓口”として機能しています。
採用サイトを持たないデメリット（応募機会損失）
もし採用サイトが存在しなければ、園に関心を持った求職者が検索しても「求人媒体」や「口コミサイト」しか見つけられず、公式の情報にたどり着けない状態になります。
これは大きな機会損失です。なぜなら、せっかく関心を持った求職者が「公式サイトがない＝信頼性が低い」と感じて応募を見送ってしまうリスクがあるからです。
また、求人媒体は掲載期間が終わると情報が消えてしまうため、継続的に応募を受けられる仕組みとして採用サイトを持たない園は長期的に不利になります。結果として、採用サイトを持たないことは「優秀な人材を他園に取られる」という事態につながりかねません。
保育園の採用サイトでよくある質問（FAQ形式）
Q1. 保育園の採用サイトは必要ですか？
A. はい、必要です。
求人媒体だけでは園の特色や理念を十分に伝えることができず、応募者が他園と比較して判断する材料に乏しくなります。採用サイトを持つことで「園名＋採用」「園名＋求人」で検索する求職者を確実に取り込み、信頼性を高められます。また、求人媒体の掲載期間が終了しても、採用サイトは常に応募窓口として機能するため、長期的に応募機会を確保できます。
Q2. どのような情報を載せるべきですか？
A. 以下の5点が必須コンテンツです。
- 園の理念・方針（求職者が共感できるビジョンを明確にする）
- 募集要項（給与・勤務条件・福利厚生を透明に提示する）
- 先輩職員の声・キャリアパス（働く姿をリアルにイメージできる）
- 写真・動画（園舎や保育風景を直感的に伝える）
- エントリーフォーム（応募をスムーズにする導線）
さらに、園児や保護者の声、研修制度、数字で見る園の特徴などを補足すれば、差別化が一層進みます。
Q3. 採用サイト制作にどのくらい費用がかかりますか？
A. 制作方法や内容によって費用は大きく異なります。
- テンプレート型（低コスト）：30万〜80万円程度
- オーダーメイド型（本格的デザイン）：100万〜300万円程度
- 写真・動画撮影込み：さらに数十万円上乗せ
また、公開後の更新・保守に月額数千円〜数万円のランニングコストが発生する場合があります。
園の規模や採用人数に応じて、投資効果を見極めることが大切です。
関連記事：採用サイト制作の費用相場、見積もり事例、料金を抑えるコツを解説
Q4. 求人媒体と公式採用サイトの違いは何ですか？
A. 求人媒体は「集客力」、採用サイトは「信頼性・ブランド力」に強みがあります。
- 求人媒体：多くの求職者に短期間でリーチできる。ただし、他園と横並びになりやすく、差別化が難しい。
- 採用サイト：園の理念や雰囲気を丁寧に伝えられる。直接応募を促せるため、応募者の質が高まりやすい。
両者は競合ではなく補完関係にあり、併用することで最も効果を発揮します。
Q5. SEO的に効果的な作り方は？
A. ポイントは「検索キーワードの最適化」と「構造化データの活用」です。
- 「園名＋採用」「園名＋求人」といった検索行動を想定し、タイトルや見出しに自然に盛り込む
- 募集要項をHTMLテキストで掲載し、検索エンジンに読み取らせやすくする
- Googleしごと検索（Google for Jobs）に対応するため、**構造化データ（JobPosting）**を設定する
- 写真や動画のalt属性やページ速度最適化も忘れずに実施する
これらを組み合わせることで、検索順位だけでなくAI Overviewsにも表示されやすくなり、採用効果をさらに高められます。
関連記事：採用サイトのSEO13選！対策のメリットや注意点を解説
成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。