採用サイト制作の費用相場、見積もり事例、料金を抑えるコツを解説
2024.05.10
採用サイトを新規で作る費用の相場は30万円から500万円以上の範囲になります。自社で無料のツールを使えば10万円前後の人件費でも作れますが、今回はプロに依頼した場合の費用・相場を紹介します。フリーランスに依頼すれば2/3ほどになりますが、同時に注意点もあります。採用サイト制作の見積もり事例や費用を抑えるコツも紹介しますので、最後までご覧ください。
※採用サイトの制作費用や料金についてプロに相談したい、もしくは制作を依頼したい方は採用支援のhypexにご相談ください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。支援させていただいた企業は月間300名以上の応募を獲得しています。相談料は一切かかりません。
採用サイト制作の費用・相場【一覧表】
費用 | 特徴 | 期間 |
30万〜60万円 | 採用LP(1ページのサイト) | 1〜2ヶ月 |
80万〜150万円 | ・一部テンプレートのデザインを使う ・テキスト+写真の一般的なコンテンツ | 2〜3ヶ月 |
150万〜300万円 | ・完全にオリジナルデザインで作る ・動画など凝ったコンテンツを入れる ・ブランディングを行う | 3〜6ヶ月 |
200万〜500万円以上 | 採用サイト+オウンドメディア | 6ヶ月以上 |
採用サイト制作の費用・相場は30万〜500万円以上の4パターンに分かれます。シンプルに言えば凝った採用サイトにし、制作期間が長くなるほど料金は高くなります。新卒サイトか中卒サイトかは関係ありません。また、あまり時間をかけ過ぎると情報が古くなったり、事業や社員が変わったりするので、採用サイトは企画から長くても6ヶ月前後でリリースする場合がほとんどです。他のホームページの料金との比較は下記です。
ホームページの種類 | 小規模 | 中規模 | 大規模 |
採用LP | ~30万円 | 30~60万円 | 60万円~ |
企業サイト | ~50万円 | 50~300万円 | 300万円~ |
採用サイト | ~50万円 | 50~150万円 | 150万円~ |
ちなみに本来、完成に3ヶ月かかるのを1.5ヶ月に、半年かかるところを3ヶ月で作って欲しい場合などは「特急料金」と呼ばれ、費用が1.5倍や30%になります。
採用サイト制作の費用相場の内訳
採用サイト制作の料金の内訳は「ディレクション費用+サイト設計+ページ数×工数+プラスαの費用」の4つの合算です。
- ディレクション費用:採用サイト制作のスタッフに指示をしたりスケジュール管理をする
- サイト設計:どんな採用サイトにするかの企画、自社の強み抽出。競合分析など。
- ページ数×工数:ワイヤーフレーム制作+デザイン+コーディング+テキスト作成
- プラスα:WordPress構築、取材(撮影)など
ワイヤーフレームとは下の図のような採用サイトのレイアウトやコンテンツの配置の設計図のこと。
ワイヤーフレームで失敗すると完成した採用サイトがおかしくなるので、プロに任せるほうが賢明です。コーディングとは、下の図のように採用サイトを制作するためにソースコード(コンピュータ言語)を入力していく作業。主にエンジニア(プログラマ)の仕事になります。
実際の採用サイトの見積書が下の画像です。
全部で80万円(税抜)の採用サイトです。ワイヤーフレームとコンテンツ制作費用が25万円、デザイン費用が20万円、コーディングなどが15万円、写真撮影が4時間で10万円、ディレクション費用が全体の10%で10万円で合計が80万円となります。
制作会社が採用サイト制作の費用・料金を決める質問
- ブランディングやコンセプト設計をして欲しいですか?
- ページ数はおよそ何ページくらいでしょうか?
- デザインはどれくらいこだわりますか?
- 原稿、写真の素材を自社で用意するか?
- ワイヤーフレームを自社で用意するか?
- 採用サイトを自社で更新できるようにするか?
当サイトhypexが採用サイト制作を依頼された際、上の6つの質問をして採用サイトの費用・料金を決めます。採用サイトを制作する際は、事前にこの6つを考えておいてください。
ブランディングやコンセプト設計をして欲しいですか?
最初に質問するのが、採用サイトの企画からプロに任せるか、または採用サイトでブランディングをするほどクオリティの高いものにするかを聞きます。YSEの場合、プロのカメラマンの発注やワイヤーフレム(構成)などをプロが作るため料金が高くなります。上の画像はサイトマップと呼ばれる地図のようなもの。これを自社で考えるかプロに任せるかによって費用・料金が変わります。
ページ数はおよそ何ページくらいでしょうか?
- 5ページ未満
- 5〜10ページ
- 10〜30ページ
次に聞くのが採用サイトのページ数です。全体で何ページくらいの採用サイトを作ろうと思っているかを質問します。上の3つの区分によって料金が変動し、ページ数が多くなると費用が高くなります。
デザインはどれくらいこだわりますか?
3番目に聞くのが「デザインはどれくらいこだわりますか?」。この場合のデザインはテキストと写真に加えて下記のものをプラスするかどうかです。
- 動画
- イラスト(図を使った解説など)
- CG
- アニメーション
上の事例のようにイラストを作って、さらにアニメーションとして動かすかなど、通常のテキスト写真に加えてオプションをつけるか。そのオプションによって採用サイトの費用・料金が変動します。
原稿、写真の素材を自社で用意するか?
4つ目に聞くのが「原稿、写真の素材を自社で用意するか?」です。自社で用意するなら費用をかなり抑えられ、制作会社に任せる場合はプロのライターやカメラマンを発注するので費用が上がります。
ワイヤーフレームを自社で用意するか?
5番目に聞くのが「ワイヤーフレームを自社で用意するか?」です。ワイヤーフレームとは採用サイトのレイアウトをシンプルな線や枠で表した構成図のことです。1ページや5ページ未満の採用サイトであれば、自社で用意される方もいます。ただし、本格的なブランディングを考えている場合やページ数が多くなると自社で用意するのは大変なので、プロに依頼する場合がほとんどです。
採用サイトを自社で更新できるようにするか?
最後に聞くのが「採用サイトを自社で更新できるようにするか?」です。会社によっては今年限りしか使わない場合など更新しないこともあります。今後、更新しないのであれば下のようなソースコードを使って採用サイトを作ります。
写真やテキストだけを変更して今後も数年間は使う場合であれば、ソースコードが必要ないようにCMSと呼ばれるホームページ作成ツールを使って制作します。そのCMSを導入する費用がかかるので料金は高くなります。
採用サイト制作の費用・相場【事例つき】
費用 | 特徴 | 期間 |
30万〜60万円 | 採用LP(1ページのサイト) | 1〜2ヶ月 |
80万〜150万円 | ・テンプレートのデザインを使う (一部オリジナルも制作) ・コンテンツは一般的なサイト | 2〜3ヶ月 |
150万〜300万円 | ・オリジナルデザインを作る ・凝ったコンテンツを入れる ・ブランディングを行う | 3〜6ヶ月 |
200万〜500万円以上 | 採用サイト+オウンドメディア | 6ヶ月前後 |
ここから4パターンの採用サイト制作の費用・相場を詳しく見ていきます。実際に作成された採用サイトの事例もありますので参考にしてください。
30万〜60万円の採用サイト
- 特徴:1ページの採用サイト
- 制作期間:1〜2ヶ月
30万〜60万円の採用サイトは「採用LP」を作る場合の料金です。採用LP(ランディングページ)とは1ページだけの縦長の採用サイトのことです。縦長なのでスマートフォンと相性が良く、早く作れてコストを抑えられるメリットがあります。制作期間は1〜2ヶ月ほど。採用LPのメリットや事例は下記の記事を参考にしてください。
関連記事:採用LP(ランディングページ)とは?デザイン事例や作り方を解説!
80万〜150万円の採用サイト
- 特徴:オーソドックスな内容の採用サイト
- 制作期間:2〜3ヶ月
一般的な採用サイト制作の費用は80万〜150万円です。制作期間は2〜3ヶ月で、コンテンツの内容も事業紹介、社員紹介、社員インタビューなどオーソドックスな採用サイトです。
上の画像は当サイトhypexが制作した株式会社フジテックス 中途採用サイトで、制作期間は5週間、WordPressで構築し、制作範囲は「設計/構成」「デザイン」「コーディング」です。次の章で同様の価格帯の見積書を紹介しますので、参考にしてください。
150万〜300万円の採用サイト
- 特徴:凝ったコンテンツを入れる、ブランディングも入れる
- 制作期間:3〜6ヶ月
150万〜300万円の採用サイトは、凝った内容にするサイトです。制作期間は3〜6ヶ月。コンテンツでは下記のような内容を盛り込みます。
- トップの写真をユニークにする
- 独自のイラストを入れる
- おしゃれなアニメーションを入れる
- 動画を撮影してサイトに盛り込む
作り込んだサイトにするので人員や時間が必要になり、制作費は高くなります。また、採用サイトの制作と合わせて、どうやったら企業の認知を高められるのか?採用サイトに来てもらうかなどの採用ブランディングなども依頼すると費用が高くなります。
上の採用サイトは当サイトhypexが手がけたJEM株式会社の採用サイトです。制作期間は6ヶ月で英語バージョンの制作、動画撮影、デザインの一新などを行なっているため半年ほどかかりました。
200万〜500万円の採用サイト
- 特徴:採用サイト+オウンドメディア
- 制作期間:6ヶ月前後
200万〜500万円の価格帯は、先ほど紹介した採用サイトに加えて採用に関するオウンドメディアも構築・運営する場合です。採用サイトの中に、社員紹介や業務内容など記事コンテンツを投稿していきます。オウンドメディアを立ち上げる費用に加え、記事制作に1本5万円前後の費用がかかります。下記が内訳です。
作業 | 内容 | 料金の目安 |
構成作成 | タイトルや見出しなど記事の企画や構成案を考える | 5,000円〜10,000円 |
執筆(ライティング) | 構成案に基づいて原稿を作成する | 5,000円〜ピンキリ |
編集 | ライターが書いた原稿を読みやすく修正する | 5,000円〜10,000円 |
イラスト作成 | オリジナルの図を作る | 500円〜5,000円/枚 |
入稿 | CMSでの入力 | 1,500円〜3,000円 |
監修 | 専門家に記事をチェックしてもらう | 10,000円〜 |
撮影 | プロのカメラマンに写真撮影を依頼 | 30,000円〜50,000円 |
オウンドメディアを立ち上げる場合、1、2記事では寂しいため、少なくとも10本以上は作っておくので、半年ほどの期間や、制作費用がかかります。
関連記事:オウンドメディアリクルーティングとは?メリットや成功事例を紹介!
関連記事:採用オウンドメディアの参考事例11選
採用サイトのリニューアル費用
費用 | リニューアル期間 | 主なリニューアル内容 |
80万〜150万円 | 2〜3ヶ月 | コンセプト設計 デザイン変更 コンテンツ追加 |
150万〜350万円 | 3〜6ヶ月 | コンセプト設計 デザイン変更 コンテンツ追加 リダイレクト設定 |
採用サイトを作って数年たてばリニューアルを行うはずです。その際の採用サイトのリニューアル費用は80万〜150万円、150万〜350万円の2パターン。2つの違いは工数(リニューアル期間)によります。大きくは3ヶ月以内で終わるものと3〜6ヶ月かかるものに分類されます(※半年以上かけると情報が古くなるので採用サイトは6ヶ月前後で完了させることが多いです)。工数(リニューアル期間)の違いはコンテンツの変更・追加量、リダイレクト設定の作業によって変わってきます。
採用サイトのリニューアル費用に関しては下記の記事も参考にしてください。
関連記事:採用サイトのリニューアル相場・費用や料金を抑えるコツを解説
※ここまで読んで採用サイトの制作をプロに相談したい、もしくは制作を依頼したい方は採用広報支援のhypexにご相談ください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。相談料は一切かかりません。
採用サイト制作の見積もり事例
続いては、実際の採用サイト制作を依頼した場合の見積もりの例を3つ紹介します。見積書の画像は秘密保持の関係で出せませんので、表を作成しました。記載項目や金額は本当に見積もりにあったリアルなので、参考にしてください。
80万〜150万円の採用サイト
合計金額:¥696,000 (税別)
デザイン費用 | ¥180,000 |
コーディング費用 | ¥156,000 |
WordPress立ち上げ | ¥15,000 |
お問い合わせ機能の実装 | ¥30,000 |
求人機能の実装 | ¥120,000 |
マニュアル作成 | ¥30,000 |
その他の機能実装 | ¥165,000 |
上記は70万円ほどの採用サイトの見積もりの内訳です。WordPressを使ってサイトを構築し、採用に関する機能を実装します。デザイン費用、コーディング費用の内容は「トップページ、お知らせページ、求人ページ、会社概要、事業内容、社員紹介、プライバシーポリシー、お問い合わせ」。オーソドックスな採用サイトの場合、上記の金額になります。消費税や諸々の諸経費を加えると、80万円くらいの費用になります。
150万〜300万円の採用サイト
合計金額:¥1,850,000(税別)
企画・サイト設計・デザイン | ¥400,000 |
コーディング、HTML構築 | ¥300,000 |
各ページ作成(15ページ) | ¥300,000 |
スマートフォン対応 | ¥150,000 |
WordPressの構築 | ¥150,000 |
エントリーフォーム設置 | ¥50,000 |
経営者・社員インタビュー(カメラマン、ライター) | ¥500,000 |
上記は新卒採用サイトの制作の費用です。先ほどの70万円の採用サイトに比べてページ数が増えており、費用がかかっているのは、経営者や社員インタビューのコンテンツ。プロカメラマンの撮影やライターの執筆代が発生し、15人分のコンテンツを作成します。コンテンツの量が増えるほどページ数も増えるので、その分のデザイン費用、コーディング費用などが発生します。
関連記事:採用サイトの社員インタビューの作り方!質問例や参考事例も紹介
200万円〜500万円の採用サイト
合計金額:¥4,301,000(税別)
実際の採用サイトの見積書です。全部で14ページの採用サイトになり、社員インタビューが8名の採用サイトです。
120万〜200万円の採用サイトの制作メンバー
10〜15ページの採用サイトであれば、120〜200万ほどの費用相場になり、ある制作会社では6名体制で作ります。メンバーは下記のような人員です。
- 全体統括:1名
- ディレクター:1名
- アートディレクター:1名
- デザイナー:1名
- コーダー:1名
- エンジニア:1名
制作会社によって、どんなメンバーを組むかは変わりますので、目安のひとつにしてください。
採用サイト制作で費用が発生するページ
採用サイト制作の費用相場はページ数×工数だと説明しました。工数に関してはどんなページにするかによって変動しますが、採用サイトに必要なページは10項目あります。つまり最低限、以下の10ページは作ったほうが良いことになります。
- 求める人物像
- 代表者メッセージ
- 企業理念
- サービスや事業の紹介
- 社員の業務の紹介
- 社員紹介
- 職場の環境
- 昇給や教育環境
- 福利厚生
- 募集要項
それぞれ、どんな内容を記載するのかは下記の記事に詳しいです。ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:採用サイトのコンテンツ12種類とチェックリストを紹介
※ここまで読んで採用サイトの制作をプロに相談したい、もしくは制作を依頼したい方は採用広報支援のhypexにご相談ください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。相談料は一切かかりません。
採用サイト制作の費用を抑えるコツ
- コンテンツのテキストを自社で用意する
- ワードプレスをノーコードのツールにする
- サイト制作後の運用・保守を自社でやる
続いては、少しでも採用サイト制作の費用を抑えるコツを3つ説明します。
コンテンツのテキストを自社で用意する
まずは事業内容、募集要項、社員インタビューなどのコンテンツのテキストを自社で書くことです。テキストを用意することで制作費の20%ほど安くなります。例えば150万円の採用サイトであれば120万円になり、30万円分を抑えることができます。
テキスト作成をサイト制作会社に依頼すると、外注のライターを使うことが多く、インタビューなどの取材費、執筆費、編集費などの費用がかかってきます。
上のような会社情報などライティング能力は必要ありませんが、1つ1つ書いてると時間がかかるので費用が発生します。自社でやっても人件費はかかりますが、外注するよりは費用を抑えられるので、制作費が安くなります。手間がかかるので制作会社に任せることが多いですが、費用を抑えたい場合は自社でテキストを作るようにしましょう。
関連記事:かっこいい採用サイトの事例!デザインのトレンドも紹介
ワードプレスをノーコードのツールにする
※ノーコードツール「studio」で作られた採用サイト
採用サイトはワードプレスで構築することが多いですが、「studio」のようなノーコードツールで制作することで、ワードプレスに比べて半額ほどになります。ノーコードツールはデザインや機能が固定されるため、他社と似たような採用サイトになりますが、制作の手間が短縮できるので、費用が安くなります。一方のワードプレスは、自社のオリジナル性を出すためにソースコードを入力していき、下記のようなコーディング費用がかかるからです。
費用をとるか、自由度(オリジナル性、他社との差別化)を取るかで決まってきます。アニメーションや動画を入れるなどの場合は自由度の高いほうがいいです。
また、今後インタビュー記事や自社の事業紹介などコンテンツを増やしていく予定であれば、WordPressで構築した方がいいです。また、SEO(検索エンジンで上位表示されること)で流入を狙う場合もワードプレスなどのほうがいいです。
上は当サイトhypexがノーコードツール「studio」で制作した Webサイトです。どんな採用サイトになるか気になる方はご覧ください。
サイト制作後の運用・保守を自社でやる
運用 | 保守 |
採用サイト分析して改善する 情報を更新する | 障害が発生しないか監視する 障害が発生したときに復旧する |
採用サイトは作ったら終わりではありません。運用・保守といったランニングコストが発生します。運用は採用サイトを作ったあと、アクセス数やクリック数などを分析して、成果が悪ければボタンの色や大きさを変える、画像を変えるなど改良していくことです。また、事業の変化、退職者が出たときや新入社員が入ったときに情報を更新する作業です。
保守は採用サイトに障害が発生しないか監視し、何らかのトラブルでサイトが表示されない、クリックしても遷移できないなどの障害が発生したとき復旧する作業です。運用・保守を採用サイトを作ってもらった制作会社に依頼した場合、月々5万円前後の費用がかかります(※制作会社によって料金は異なります)。そのため、運用・保守に関しては自社でエンジニアを雇用したほうが安くなります。下記が実際の採用サイトの運用・保守費用の見積りです(12ヶ月分)
採用サイトの更新が月8,000円、エンジニアやデザイナーなどの人件費が月3万円、採用サイトの分析とレポート作成が月3万3,000円、新しい記事を追加するのが月6万円、1ヶ月で記事制作を除くと7万1,000円ほどの運用・保守費用がかかる計算になります。
採用サイト制作の費用を適正にするために
採用サイト制作を依頼したとき、その料金が正規なのか高いのかを見極めるための知識を3つ紹介します。
採用サイト制作をフリーランスに依頼してもOK?
制作会社に費用が高くなるため、個人事業主やフリーランスに採用サイト制作の依頼を考えている方も多いでしょう。ただし、採用サイト制作は社員インタビューや撮影などの作業が発生し、すべてを依頼できるフリーランスは少ないです。原稿や写真は自社で用意し、それをコーディングしてもらったり、デザインしてもらったりする部分的な作業がほとんど。
また、個人・フリーランスに依頼すると2/3ほどになりますが、料金が安くなる分、1人で行うと以下のデメリットがあります。
- サイト制作に時間がかる
- 万が一の場合に制作が止まる
- 急に連絡が取れなくなるリスクもある
制作会社は法人で複数で運営しているため、1人で行うフリーランスのようなリスクは減ります。また、制作会社にもよりますが、デザイナー、エンジニア、ディレクターなど専門職のスタッフが持ち場に着くので1人で全部を賄うフリーランスよりクオリティが高くなる場合が多いです。結論を言うと、自社でフリーランスの人を動かすディレクション能力、豊富な経験がある場合は依頼してもいいでしょう。その経験がなければ制作会社に依頼することをお勧めします。
採用サイトの作り方
採用サイトがどんな工程で作られるのか知っておくと便利です。なぜ費用がかかるのか理解でき、制作会社からの見積もりや、制作時のコミュニケーションもスムーズになります。採用サイトは主に以下の工程で作られます。
- ターゲットを明確にする
- 採用サイトの目的・目標数値を決める
- 掲載する情報を整理する
- サイトマップを作成する
- ワイヤーフレームを作成する
- 採用サイトのデザインを決める
- 作成ツールで作っていく
それぞれの工程で、何をするのかは下記の記事をご覧ください。
関連記事:採用サイトのコンセプトの作り方、事例、キャッチコピーを紹介
関連記事:採用サイトの作り方をプロが解説!作成手順、作り方のポイントも紹介
関連記事:採用ペルソナとは?採用ターゲットとの違いや作り方を解説
採用サイトの効果
採用サイトを制作することで、どんな効果があるか答えられますか?作り方と一緒に、採用サイトの効果も理解しておくと、なぜ費用がかかるのか理解しやすくなります。また、どんな採用サイトを依頼すればいいのかも明確になります。
- 理解促進が進み応募者の質が上がる
- 採用候補者の志望度を上げられる
- 面接などの採用コストを減らせる
- 早期退職を減らすことができる
- 競合他社との差別化ができる
- SNSやWeb広告と併用できる
- 社員のモチベーションが上がる
それぞれの効果、具体的なデータは下記の記事で詳しく説明しています。ぜひ、ご覧ください。
関連記事:採用サイトの効果とは?メリットや必要性、運用方法を解説
※ここまで読んで採用サイトの制作をプロに相談したい、もしくは制作を依頼したい方は採用広報支援のhypexにご相談ください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。相談料は一切かかりません。
採用サイト制作に補助金や助成金は使える?
採用サイトは補助金の対象外になるケースが多い
採用サイトを制作する際、補助金や助成金を活用して少しでも費用を抑えたいと考える方が多いでしょう。しかし、採用サイトは補助金の対象外になる可能性が極めて高いです。採択されるとしたら、新規事業のプロモーションのために企業サイトを作り、その中に採用ページを入れる場合です。
採用サイトの制作を検討している方は、まずは中小企業診断士をはじめとした補助金の専門家にご相談することをおすすめします。
求人情報サイト掲載に対する補助金
採用サイト制作に補助金は通りにくいですが、地方自治体が実施している中には、求人情報サイト掲載の費用に給付金を申請できる事業があります。詳しくは所属の自治体にお問い合わせください。いくつか事例を紹介します。
- 松山市求人情報発信支援補助金
- 碧南市の支援策
- 鶴岡市新規学卒者等採用活動支援事業補助金
- 豊橋市就職サイト掲載費補助金
- 新潟市 新規採用活動支援事業【2024年・2023年新規採用向け支援】
- 薩摩川内市 中小企業等人材確保支援事業補助金
- 青森県令和4年度コロナ禍における求人情報発信支援事業費補助金
- 柏崎市採用活動支援補助金
- 就職支援サイト掲載助成事業補助金((愛知県春日井市)
採用サイト制作におすすめの会社
株式会社hypex
おすすめポイント
- 幅広い価格帯の採用サイト制作が可能
- 採用サイトへの集客も同時に支援
株式会社hypexは企業の採用広報を支援する制作会社です。2019年の創業と若く、1つ1つの案件への熱量が高いです。会社の代表は月間130万人が訪れるWebサイトを運営していた経験を活かし、サイト制作後の集客も得意。特にSNS広告から採用サイト流入。ゲーム会社の応募率を500%以上改善した実績や、サービス業の採用を1ヶ月で内定まで持っていった実績があります。
ノーコードのテンプレートで作る30万円の採用サイトから、完全オリジナルでカスタマイズする500万円以上の採用サイトまで、幅広い価格帯の制作が依頼できることが強み。採用サイト制作以外にも、オウンドメディアや採用動画、採用ピッチ資料の作成など他の採用手法と合わせた運用も可能なため、採用に関する全般の相談がしたい企業におすすめです。
株式会社hypexの会社情報・費用・料金
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル5F |
設立 | 2019年12月5日 |
資本金 | 7,500,000円(資本準備金含む) |
社員紹介ページ | https://hypex.jp/member |
制作実績ページ | https://hypex.jp/solution/website |
費用・料金 | 30万〜60万円:採用LP(1ページのサイト) 80万〜150万円:一般的な採用サイト 150万〜300万円:採用サイト+ブランディング 200万〜500万円以上:採用サイト+オウンドメディア |
問い合わせ | 問い合わせフォームより |
おすすめの採用サイト制作会社を紹介した記事もご覧ください。
関連記事:採用サイト制作におすすめの制作会社を厳選!選び方や費用も紹介
採用サイト制作の相場・費用まとめ
費用 | 特徴 | 期間 |
30万〜60万円 | 採用LP(1ページのサイト) | 1〜2ヶ月 |
80万〜150万円 | ・テンプレートのデザインを使う (一部オリジナルも制作) ・コンテンツは一般的なサイト | 2〜3ヶ月 |
150万〜300万円 | ・オリジナルデザインを作る ・凝ったコンテンツを入れる ・ブランディングを行う | 3〜6ヶ月 |
200万〜500万円以上 | 採用サイト+オウンドメディア | 6ヶ月前後 |
最後までご覧いただき、ありがとうございます。採用サイト制作にかかる費用を解説しました。採用サイトの相場は30万〜500万円以上の4パターンに分かれます。
自社で考えている採用サイト制作の金額はいくらなのか?どんな採用サイトを制作したら良いか相談したい方は採用広報支援のhypexにお問い合わせください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。支援させていただいた企業は月間300名以上の応募を獲得しています。相談料は一切かかりません。
成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。