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採用ピッチ資料とは?作り方や参考事例25選を紹介

2024.04.17

採用のために会社資料を公開する企業が増えてきたので、自社でも”採用ピッチ資料”を作ることになった。しかし、そもそも採用ピッチ資料のメリットや何を盛り込めばいいかわからない。

  • 採用ピッチ資料のメリットは?活用方法を知りたい
  • 採用ピッチ資料を自分で作るための見本を知りたい
  • そもそも採用ピッチ資料を作るべきかどうか判断したい

この記事では、初めて採用ピッチ資料を作る方に、作り方や参考事例を解説します。最後まで読めば、効果を発揮できる採用ピッチ資料の作り方が分かります。

※採用ピッチ資料を作るか相談したい、外注したい方は、hypexにお問い合わせください。自社に合う採用ピッチ資料や、採用広報の推進方法を提案をいたします。支援させていただいた企業は月間300名以上の応募を獲得しています。

採用ピッチ資料とは?

採用ピッチ資料とは?

採用ピッチ資料とは、「応募者に向けた会社説明資料」のこと。ピッチは「短いプレゼンテーション」を指し、応募者が働く際に気になる情報(事業内容、社風、社員、職場環境など)やメッセージを、体系的かつストーリーをもって伝える採用手法。応募や働く際に気になる情報やメッセージを体系的かつストーリーを持って伝えます。企業サイトに載っている会社紹介資料との違いは、ターゲット。企業サイトは株主や投資家、お客様など様々な方に向けて幅広い内容を公開したものです。

採用ピッチ資料_候補者へ応募や働く気になる情報やメッセージを体系的かつストーリーを持って伝える。

一方の採用ピッチ資料は応募者にターゲットを絞ったもの。働くことをイメージしてもらうために、会社の文化や福利厚生、メンバー紹介などを盛り込んでいます。採用ピッチ資料は情報量が多く、読むのが大変なこともあり、最近では、採用ピッチ動画も増えてきています。

関連記事:エンジニア向け採用ピッチ資料の事例と作り方!メリットも紹介

採用サイトとの違い

採用ピッチ資料と採用サイトの違い

「ウチには採用サイトがあるから要らない」と思う方もいるかもしれません。採用サイトはアニメーションや動画など色んな機能を実装でき、どのページからどのページに遷移するかなど複雑な構造になっています。他社との差別化に向いていますが、家の設計図を考えるようなノウハウが必要です。その点、採用ピッチ資料はパワーポイントなどで会議の社内資料を作るように作れるので、情報をまとめやすく、プログラミングなどの知識も必要ありません。

また採用候補者にとっても、ページをめくっていくだけなので情報が頭に入りやすいです。採用サイトを作る予算やノウハウはないけど、採用のために会社説明の資料は欲しいといった企業におすすめです。

採用ピッチ資料を作るメリット

  • 認知拡大になる
  • 望む人材とのマッチ度が上がる
  • 採用コストの削減につながる
  • 人材紹介やリファラル採用にも使える

概要を理解したところで、採用ピッチ資料を作るメリットと活用方法を解説します。採用ピッチ資料を作るべきか迷っている方は判断材料にしてください。社内で稟議を通すときも使えます。また、メリットを理解しておくと、実際に作るときに何を盛り込むべきか明確になります。

認知拡大になる

採用ピッチ資料のメリット、認知拡大になる

最初のメリットは「企業の認知拡大になる」こと。採用ピッチ資料を見てもらうことで、採用候補者との接点ができ、興味を持ってもらえます。

そして採用ピッチ資料は、様々な場面で活用できる特徴もあります。採用サイトや企業サイトで採用ピッチ資料を公開することはもちろん、求人媒体やSNS、リファラル採用の資料として、または説明会などで活用することで二次利用できます。その資料をもとに、ダイジェスト版を作るのも良いでしょう。

実際、株式会社SmartHRでは、採用ピッチ資料を活用したことで、応募数が5.3倍に増えたという例もあります。

採用側が望む人材とのマッチ度が上がる

採用ピッチ資料のメリット,望む人材とのマッチ度が上がる

2つ目のメリットは「望む人材とのマッチ度が上がる」こと。採用ピッチ資料には、欲しい人材や会社が目指すべき方向を明記するので、理念や事業内容に共感してくれた方が応募してくれます。

また、入社前に企業理解が深まるので、入社後の早期退職も減りやすくなることもメリットです。

採用コストの削減につながる

3つ目は「採用コストの削減につながる」こと。採用ピッチ資料を読んでもらえば、「この会社は合わなそう」と思った人は応募してこないので、応募者が絞られます。その結果、選考や面接のコストを削減できるのです。

また、採用ピッチ資料をスカウトメールで送り、面接の前に読んでもらうことで、応募者からの質問やプレゼンの時間を短縮できます。つまり、採用コストの削減につながります。

関連記事採用コスト(採用単価)とは?削減する方法や成功事例を解説

人材紹介やリファラル採用にも使える

人材紹介サービスを利用する場合、エージェントに採用ピッチ資料を読んでもらうことで、事業理解や、どんな人物を求めているのかなど理解促進につながります。その結果、エージェントからの提案の質向上が期待でき、紹介数の増加や自社に合う求職者を紹介してくれるようになります。

リファラル採用,リファラル

また、既存の社員から有力な人材を紹介してもらう「リファラル採用」を実施するときも採用ピッチ資料があれば、企業理解が進むので成功につながりやすくなります。

関連記事:リファラル採用とは?メリットや注意点、成功事例を解説!

※ここまで読んで採用ピッチ資料を作るか相談したい、作成を外注したい方は、hypexにお問い合わせください。自社に合う採用ピッチ資料や、採用広報の推進方法を提案をいたします。

採用ピッチ資料のデメリット・注意点

メリットがあれば当然デメリットもあります。採用ピッチ資料で注意して欲しいのは下記の2点です。

  1. 作成に時間や費用がかかる
  2. ストリー性を持たせるノウハウが必要

作成に時間や費用がかかる

採用ピッチ資料は、会社情報をふんだんに盛り込むため、コンテンツ(ページ数)が非常に多いです。平均30ページ以上は作ります。中には社員のインタビューや撮影なども必要になります。1つの採用ピッチ資料を作るのに2ヶ月ほどはかかります。人件費や様々な費用が発生することも頭に入れておいてください。採用ピッチ資料の費用相場は記事の最後に解説します。

関連記事:採用サイトの社員インタビューの作り方!質問例や参考事例も紹介

ストリー性を持たせるノウハウが必要

採用ピッチ資料は情報量が多いので、闇雲に情報を詰め込むと、ゴチャゴチャした資料になってしまい、読む側は見づらくなります。きちんとストーリーを考えて作成する必要があります。資料作りにもノウハウが必要になるのです。次章で採用ピッチ資料に記載すべき内容を解説しますので、読んで判断してください。

関連記事:採用ピッチ資料の制作代行会社を厳選!プロに依頼するメリットも解説!

採用ピッチ資料に記載すべき項目

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_表紙

続いて採用ピッチ資料に記載すべき項目を3つに分けて詳しく説明します。この資料をテンプレートとして活用いただいても構いません。

大きく分類すると、「会社」「人(社員)」「応募」の3つに分かれます。

なお、記載する順番に決まりはありませんので、自社の特徴を出しつつ、応募したくなるようにストーリーを設計して作りましょう。作り方のポイントは次章で説明します。

今回は新規のECサイト制作、運営代行を手がけるコマースメディア株式会社の採用ピッチ資料から引用しています。こちらの採用ピッチ資料は弊社hypexが制作しました。まさに伝えたいことはこれ!業界と自社の立ち位置などがストーリーとしてわかりやすく伝えることできました。

会社概要

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_会社概要
  • 事業内容
  • 沿革
  • MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)

まずは、「何の事業をやっている会社なのか?」「これまでどんな事をしてきたのか?」など、会社の情報を伝える「会社概要」です。

事業内容

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_事業概要

自社がどんなサービスを提供しているのか、事業内容を記載します。

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_事業概要

複数の事業に取り組んでいる場合は、一覧でパッと見てわかる資料を用意し、次のページから各事業ごとの説明資料を入れると良いです。

沿革

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_会社沿革

創業から現在に至るまで、会社の歩みである「沿革」を簡潔に見える化します。こちらも最初に一覧できる資料を用意し、特に大きな出来事をピックアップして、何があったか詳しく説明すると良いでしょう。

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_ミッション

事業のミッション・ビジョン・バリューも採用ピッチ資料に入れます。採用する側としては、能力の高さはもちろん、理念に共感してくれる人に応募して欲しいので、簡潔かつ、しっかりと説明するようにしましょう。

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_事業戦略

また、上の画像のように今後、会社がどう成長していきたいのかの将来像も入れると、さらに企業理解が深まります。理念は、採用ピッチ資料を作る目的である「自社に合う人材に応募してもらうこと」に大きく関わってきます。「想い」は見える化しにくい部分でもあるので、採用ピッチ資料の腕が問われます。

組織概要

会社紹介に続いては、「どんな人がどんな働き方をしているのか」など、「組織概要」を記載します。

  • メンバー紹介(年齢や担当部署など)
  • 社風・文化
  • 勤務形態・福利厚生
  • 評価制度や賞与

メンバー紹介

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_組織図・チーム構成

メンバー紹介では、どんな部門でどれくらいの人が働いているのか?また、上の画像のように平均年齢などを記載します。円グラフにするとわかりやすいです。

採用ピッチ資料では個別の社員を紹介するのではなく、会社全体でどんな人がいるのかをザックリと説明します。社員紹介はnoteやブログ、採用サイト、SNSなどで詳しく取り上げると、さらに会社への興味を醸成できます。すでに詳しい社員紹介があるなら、ピッチ資料にURLやQRコードを貼ると良いです。

社風・文化

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_私たちの働く上での意識

会社の社風や文化は応募者が入社後の自分をイメージするためにも重要なポイント。上のように一覧にすると応募者が理解しやすいです。逆に「やらないこと」も提示することで、より社風や文化の理解が深まります。

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_禁止事項

また、社風や文化を伝えるには、実際の社員に語ってもらうことが重要です。現場で働いているメンバーの声を届けることで、より理解が深まります。

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_社員インタビュー

社員インタビューも採用ピッチ資料に掲載しましょう。

勤務形態

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_働き方

勤務形態や福利厚生も、応募する側にとっては気になる情報。魅力的な企業であることをアピールするのはもちろん、入社後のミスマッチを起こさないためにも、詳しく記載したい情報です。下図のように入社後の数ヶ月間のイメージを見える化することもポイントです。

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_オンボーディング

また、良いことばかりアピールするのではなく、入社後に大変だったことも正直に開示することで、企業への信頼感が高まります。

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_入社直後に大変だったこと

福利厚生

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_福利厚生

福利厚生に関しては上のように、箇条書きでまとめるだけでも見やすくなります。

評価制度や賞与

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_評価制度

応募者が気になる情報といえば、やはり給与や評価制度。どうすれば評価につながり、給与アップになどに結びつくのか説明しましょう。応募者が知りたいニーズが強い部分なので分かりやすく記載してください。

採用情報

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_現在と今後の課題

「会社」「人(組織)」を紹介したあとは、応募者に向けて「採用情報」を記載してください。

  • 欲しい人材
  • 選考フロー
  • 自社の魅力や課題
  • メッセージなど

関連記事:採用基準とは?設定方法や決めるときのポイント、注意点を解説
関連記事:採用キャッチコピーの事例!作り方も解説!

選考フロー

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_選考フロー

選考フローがあることで、採用候補者が応募するかどうかの判断ができ、事前に心積りや準備ができるので応募のハードルを下げることができます。

代表メッセージ

株式会社コマースメディア_採用説明資料・採用ピッチ資料_代表メッセージ

代表者がどんな人か、何を目指しているか、どんなことを考えているかは採用候補者が気になる項目。写真付きで入れましょう。

以上のような情報があると、応募者も入社までのフローが明瞭になり、求めている人材が応募しやすくなります。また、面接での質問も減るため、採用コストの削減になります。

効果の出る採用ピッチ資料の作り方のコツ

  • 自社の魅力や欲しい人材像を明確にする
  • インパクト×コンパクトを意識する
  • ストーリー性を持たせる
  • 応募者が求めることを入れる
  • 更新してブラッシュアップしていく

採用ピッチ資料に記載する項目を理解したところで、実際に作るときに気をつける5つのポイントを見ていきましょう。

資料を作成するツールはパワーポイントやGoogleスライドなど、なんでも大丈夫です。ひとつアドバイスするなら、更新しやすいものにするといいでしょう。

自社の魅力や欲しい人材像を明確にする

自社の強み・魅力を洗い出す

採用ピッチ資料の作り方のポイントは、「自社の魅力や欲しい人材像を明確にする」こと。当サイトhypexでは上記のようにGoogleスプレッドシートやExcelなどにまとめています。単純に会社情報を網羅的に説明するのではなく、自社の強みや欲しい人材を明確にすることが大切です。

× 悪い例:会社のメンバーがみんな明るい

◯良い例:年齢や入社時期に関わらず意見を言い、建設的なディスカッションができる

× 悪い例:誠実な人を求めています

◯良い例:指示に違和感を持ったときに鵜呑みにせず、自分の意見を言える人

「明確にする」とは具体的に記述することです。上の例のように、「明るい人」「誠実な人」だと曖昧すぎて、イメージが湧きません。また、「誠実」や「明るい」は人によって定義が異なるので、実際に採用するときに選考がバラけてしまいます。

採用担当のAさんは誠実だと思っても、Bさんは誠実ではないと感じるかもしれません。そうなると余計な議論を生む上に、採用基準が統一できないので、結果、望む人材を得られなくなります。

関連記事採用基準とは?設定方法や決めるときのポイント、注意点を解説

インパクト×コンパクトを意識する

採用ピッチ資料の作り方のポイント

採用ピッチ資料は、盛り込む情報が多いため、情報量が多すぎても読んでくれないリスクがあります。インパクト×コンパクトを意識し、図解などを入れて文字数を減らし、見やすくなる工夫をしましょう。

グラフや図解があれば、文字数を短縮できるだけでなく、一目で理解しやすくなるのでインパクトがあり、印象に残りやすくなります。資料を作ったらダイジェスト版の採用ピッチ動画も作ると、さらに良いでしょう。

ストーリー性を持たせる

採用ピッチ資料の作り方のポイント

採用ピッチ資料の腕の見せ所が「ストーリー性を持たせること」。単純に採用に必要な情報を盛り込むだけでなく、パートを分けて徐々に候補者の態度変容を促すことがポイントです。

候補者は次に何を知りたいのか?心理を考えつつ、その期待に応えていかないと、興味・関心は醸成できません。ただでさえ情報量が多い採用ピッチ資料なので、途中で読まれなくなるリスクもあります。

例えば理念やビジョンを説明したなら、次はオフィスの風景よりも、実際に働いている社員がどんな想いで普段の業務をしているのかなど、人に関わる項目を記載したほうが関連性があります。

逆に、ビジョンや理念など「想い」を伝えているのに、次に給与や職場環境などが来ると唐突感があり、頭に入りにくくなります。候補者は基本的に順番に資料を読んでいくので、ストーリー性を持って、徐々に会社に応募したくなる設計を意識しましょう。

応募者が求めることを入れる

採用ピッチ資料の作り方のポイント

採用ピッチを作る際、応募者が何を知りたいかを理解して盛り込むことが大切です。応募者が知りたいことは例えば「自分が成長できる環境か」「社内の人間関係」「福利厚生の充実」など。これらを説明する内容を入れるといいでしょう。

更新してブラッシュアップしていく

採用ピッチ資料の作り方のポイント

採用ピッチ資料の作り方の最後のポイントが、常に更新してブラッシュアップすること。企業情報やデータが古くなると、候補者からは「採用する気がないな」と思われます。

2022年の募集なのに、データが2010年など古くなっていたら、違和感を持たれてしまいます。更新する内容は社員数や会社の売上など定量的なデータはもちろん、どんな情報を応募者が欲しているのかヒアリングし、更新していくといいでしょう。

以上のポイントを踏まえ、初めて挑戦するのはハードルが高いと思われた方はhypexにご相談ください。自社に合う採用ピッチを提案します。

採用ピッチ資料の作成を依頼した場合の費用・相場

0からすべて作成リニューアルデザインのみ作成
料金70万円45万円5,000円/ページ
依頼内容構成〜デザインまで構成〜デザインまでデザインのみ
備考最大50ページ最大50ページ最低20ページから

続いて採用ピッチ資料の作成を依頼した場合の費用の目安をお伝えします。上記の表は当社hypexにご依頼いただいた場合の費用です。

  • 制作期間:約2〜3.5ヶ月
  • MTG回数:通常8〜16回

0から作成する場合は一律50ページまでで70万円です。制作期間は約2〜3.5ヶ月。8〜16回の打ち合わせを行います。写真や情報は発注側で用意していただきます。デザイン納品後も2回まで修正が可能です。

すでにある採用ピッチ資料をリニューアルする場合は45万円、資料は自社で作るのでデザインだけ依頼したい場合は、1ページ5,000円となります。

採用ピッチ資料の参考事例25選

最後に、採用ピッチ資料を作ってみようと思った方に参考事例を紹介します。すべては紹介しきれないので、ポイントを解説した25選と、残りは関連記事で紹介しています。自社のサービスに近い会社資料はもちろん、求めている人材が近い会社など、真似をしてみてください。

1.株式会社SmartHR

採用ピッチ資料_事例_株式会社SmartHR

出典:株式会社SmartHR

1つ目は、株式会社SmartHR。採用ピッチ資料ブームの先駆けとなった会社で、図や表が多い他、数字が多く使われており、分かりやすい資料の代表例。会社の置かれている環境や状況がイメージしやすい部分も参考にして欲しいポイントです。

サービスの業績も開示しており、魅力的な会社であることをアピールできています。社会への貢献度を数字で理解してもらうことで、理念への共感の後押しにもなります。

【採用ピッチ資料の効果】
応募数:5.3倍に増加
閲覧数:40万回超
面談䛾時間が有意義になった

【採用ピッチ資料の目次】
・会社概要
・組織について
・事業について
・働く環境について
・社風・文化について
・「いまSmartHRに入社してやることある䛾?」

【採用ピッチ資料のポイント】
● 「文化」で䛾紹介だけでなく、「働く環境について」や「給与制度」において詳細(計32枚)に書くことで、オープでフラットな社風を求職者に伝えることに成功
● 福利厚生に対する会社䛾考え方が書かれているため求職者の安心につながる
● 資料䛾約84%に表や写真が含まれている

2.株式会社フィードフォース

採用ピッチ資料_事例_2.株式会社フィードフォース

出典:株式会社フィードフォース

2つ目の事例は、BtoBマーケティングの支援サービスを展開する株式会社フィードフォース。ミッションやバリューに関する説明に力を入れており、数字も多く使われているので理解しやすい資料です。理念に共感してもらいたい企業の参考になります。等級制度の表が分かりやすいこともポイントです。

3.atama plus株式会社

採用ピッチ資料_事例_3.atama plus株式会社

出典:atama plus株式会社社

AI(人工知能)を活用した教育プロダクトの開発を手がけるAtamaplus社。「3分でわかる」のタイトル通り、画像や図解を多用して、応募者の理解を早める工夫がされています。

最後にQRコードを設置して、求人一覧やエンジニアの詳しい説明が見られるようにしている点も参考になります。

4.STORES株式会社

採用ピッチ資料_事例_4.STORES株式会社

出典:hey社

ネットショップを作るプラットフォーム「STORES.jp」を手がけるSTORES株式会社は、採用ピッチ資料には珍しい縦長のフォーマット。スマートフォンで見る場合に配慮していると思われます。

目次も5つだけで、必要最小限の情報にとどめ、図や写真を多用して応募者が読みやすくなっています。

5.カラビナテクノロジー株式会社

採用ピッチ資料_事例_5.カラビナテクノロジー株式会社

出典:カラビナテクノロジー株式会社

システム開発・アプリ開発・Webサイト制作を手がける福岡のカラビナテクノロジー株式会社。通常、採用ピッチ資料は事業の説明をしてから社員の紹介をしますが、カラビナ社の場合は先に社風や文化を紹介。その後、「で、何やってる会社?」とサービスの説明に行くとことが珍しいスタイル。自社の強みを理解し、他社との差別化ができている好例です。

副業OKの会社は多数ありますが、「起業OK」と明記しているところがユニークでクスッと笑えます。

6.アジアクエスト株式会社

採用ピッチ資料_事例_6.アジアクエスト株式会社

出典:アジアクエスト株式会社

アジアクエスト株式会社は東京都千代田区に本社を置き、Webシステムやアプリ開発を手がける会社。採用ピッチ資料は青や緑など落ち着いたカラーが多い中、同社は赤を基調とし、インパクトの強い採用ピッチ資料になっています。

また、文字数が多い中でも整理されて見やすく、視認性に配慮している部分も参考になります。

7.株式会社チカク

採用ピッチ資料_事例_7.株式会社チカク

出典:株式会社チカク

実家のテレビに子どもや家族の日常動画をつなげる「まごチャンネル」を提供する株式会社チカクの採用ピッチ資料です。明るいオレンジを基調とし、サービスを立ち上げるきっかけとなったエピソードなどを丁寧に説明し、ストーリー性を持って事業を理解できることが特徴。

どんな想いで商品を届けているのか、顧客にどのような影響を与えているのかイメージしやすいので、理念に共感してもらいたい企業に参考になります。

8.寿スピリッツ株式会社

鳥取県でグループ子会社の経営管理・監督を行う寿スピリッツの採用ピッチ資料。「採用ピッチ動画」です。

会社のビジョン⇨沿革⇨事業の強み⇨今後の展望の順に、3分24秒でコンパクトに会社概要をまとめています。ナレーションで詳しく丁寧に説明しているので、音声だけでも理解できることがポイント。

採用ピッチ資料は情報量が多く、応募者が途中で読まなくなるリスクもあるため、ポイントを絞ったダイジェスト版の動画を活用するのも有効です。

9.株式会社ユーティル

出典:株式会社ユーティル

BtoBに特化した相談カウンター事業を行う株式会社ユーティルの採用ピッチ資料です。Web制作、動画制作、システム開発などを依頼したい会社を紹介するマッチングサービスです。

10.株式会社リチカ

株式会社リチカ

画像出典:株式会社リチカ

動画制作、動画マーケティングを手がける株式会社リチカの採用ピッチ資料です。事業や社員紹介などシンプルな採用ピッチ資料です。

11.株式会社カオナビ

株式会社カオナビ採用ピッチ資料

画像出典:株式会社カオナビ

社員の個性・才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム「カオナビ」を提供している株式会社カオナビの採用ピッチ資料です。目指すこと、文化、選考について説明しています。

12.サイボウズ会社

サイボウズ株式会社の採用ピッチ資料

画像出典:サイボウズ株式会社

企業の業務改善のを支援する会社。kintone、サイボウズ Office、Garoon、メールワイズなどのサービスを提供しているサイボウズ株式会社の採用ピッチ資料です。サイボウズの企業理念や事業、業務内容を説明しています。

13.スマートキャンプ

画像出典:スマートキャンプ会社紹介資料

BtoB領域における比較・マッチングに関連したBOXILやBALESなどを手がけるスマートキャンプの採用ピッチ資料です。「Small Company, Big Business.」というVisionに共感し、少人数のチームでも社会を動かせる内容について説明しています。

14.株式会社マクアケ

株式会社マクアケ採用ピッチ資料

画像出典:マクアケ会社紹介資料

クラウドファンディングサイトです。 サイバーエージェントの子会社が運営しており、ソニーやシャープなどの利用している株式会社マクアケの採用ピッチ資料です。全54ページとボリューミーに説明していいます。

15.株式会社CAMPFIRE

株式会社CAMPFIRE|会社紹介資料

画像出典:株式会社CAMPFIRE|会社紹介資料

個人やクリエイター、企業、地方自治体などが利用する国内最大級のクラウドファンディングのサービスを提供する株式会社CAMPFIREの採用ピッチ資料です。事業概要や大切にしていること、働く環境などを説明しています。

16.freee株式会社

10分でわかるfreee エンジニア向け会社説明資料

画像出典:10分でわかるfreee エンジニア向け会社説明資料

無料から使えるクラウド会計ソフト「freee」を手がけるfreee株式会社のエンジニア向け採用ピッチ資料です。「10分でわかる」をコンセプトに同社にサービスや求める人物像を46ページで説明しています。

17.BASE株式会社

BASE株式会社 会社紹介資料

画像出典:BASE株式会社 会社紹介資料

誰でも簡単に無料でネットショップを立ち上げられるサービス「BASE」を手がけるBASE株式会社の採用ピッチ資料です。事業やサービスのご紹介、事業の特長、組織やカルチャーについて説明しています。

18.ユアマイスター株式会社

ユアマイスター株式会社の採用ピッチ資料

画像出典:ユアマイスター株式会社

クリーニングや修理の職人を紹介する「ユアマイスター」を提供するユアマイスター株式会社の採用ピッチ資料です。「はたらくことが楽しい!ユアマイスターのありのままを伝えたい」という思いを伝えています。

19.Chatwork株式会社

Chatwork株式会社の採用ピッチ資料

画像引用:Chatwork会社説明資料

ビジネスチャットツール「chatwork」を手がけるChatwork株式会社の採用ピッチ資料です。戦略、中長期ビジョン、組織(カルチャー)、制度など紹介しています。

20.note株式会社

note社 エンジニア向け 会社紹介資料

画像引用:note社 エンジニア向け 会社紹介資料

文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を無料で配信するサービス「note」を手がけるnote株式会社の採用ピッチ資料です。

・会社概要
・事業
・開発組織と文化
・はたらく環境
・開発組織のこれから

21.株式会社ココナラ

株式会社ココナラの採用ピッチ資料

画像引用:ココナラ 会社紹介資料

個人の知識・スキル・経験を可視化し、個人をエンパワーメントするスキルマーケット「ココナラ」を中心とした事業を運営する株式会社ココナラの採用ピッチ資料です。全56ページとボリューミーです。

22.株式会社ベーシック

株式会社ベーシックの採用ピッチ資料

画像引用:株式会社ベーシック_会社紹介資料

最後はBtoB向けの運営支援サービスを手がける株式会社ベーシックの採用ピッチ資料です。全62ページとかなり詳細に説明しています。他の採用ピッチ資料も気になる方は下記の記事をご覧ください。

23.メリービズ株式会社

メリービズ株式会社の採用ピッチ資料

画像引用:メリービズ株式会社の採用ピッチ資料

メリービズ株式会社のカルチャーデック(採用ピッチ資料)の事例です。表紙に写真の社員が使われインパクトがあります。また、写真だけで仲の良さそうな社風が伝わってきます。

24.株式会社ログラス

株式会社ログラスの採用ピッチ資料

画像引用:株式会社ログラスの採用ピッチ資料

株式会社ログラスのカルチャーデック(採用ピッチ資料)の事例です。シンプルな表紙ですが、「拝啓 未来の創業メンバーの皆様」と訪問者に呼びかけることで親近感が湧きます。

25.株式会社ミラティブ

株式会社ミラティブの採用ピッチ資料

画像引用:株式会社ミラティブの採用ピッチ資料

株式会社ミラティブのカルチャーデック(採用ピッチ資料)の事例です。「採用候補者さまへの手紙」、「わかりあう願いをつなごう」と理念が書かれています。

関連記事採用ピッチ資料150選!!業種別にご紹介します!

採用ピッチ資料を作ったあとのチェックリスト

  1. 会社のValueが含まれている
  2. 写真付きで社員や風土や文化がわかる
  3. 魅力だけではなく会社の課題も載せてある
  4. データや数値を交え、資料が上辺だけのものではない
  5. 各事業の成長率が明確に表記されている
  6. 会社のアピールしたい箇所が含まれている
  7. 読者の印象に強く残る内容である

実際に採用ピッチ資料を作ったあとは、上の7つを満たしているか確認してみてください。どれか抜け落ちている場合は改善しましょう。

【参考】採用ピッチ資料の活用方法

参考までに、採用ピッチ資料を作ったあとの活用方法を紹介します。

  • Speaker Deckに公開する
  • スカウトメールに添付する
  • 面接前のメールに添付する
  • リファラル採用で候補者に渡す
  • SNSで公開する

WebサイトやSNSで公開するのはもちろん、スカウトメールや面接者に送ることで企業理解が進みます。積極的に活用していきましょう。どのように活用すればいいか相談したい方はhypexまでお問い合わせください。

採用ピッチ資料の制作代行におすすめの会社

株式会社hypex

株式会社hypex
株式会社hypex

おすすめポイント

  • 1ページ単位で依頼ができる
  • 資料作成後の採用支援も強い

株式会社hypexは企業の採用広報を支援する制作会社です。候補者体験の現状と理想との差分を整理し、しっかりとブランディング設計を行います。ゼロから作る場合の制作期間は約2ヶ月で、通常6回ほどのMTGを行います。制作プランも3つの中から選べます。

ストーリー設計から
完全オリジナル作成
原稿のあるものを
資料の形に作成
すでにある資料の
デザインをアレンジ
料金29,500円/P14,500円/P9,500円/P
作業内容構成からデザイン編集からデザインデザイン
最低枚数5ページから10ページから10ページから
用意して頂くものなしExcel/Word原稿PowerPoint資料

1ページ単位で依頼できるのは嬉しいメリット。また、株式会社hypexは過去に月間130万人が訪れる情報サイトを運営していた経験を活かし、採用ピッチ資料を作ったあとの集客や、採用広報全般を依頼できるため、さまざまな相談が可能です。

採用ピッチ資料の制作実績

採用ピッチ資料の制作実績
採用ピッチ資料の制作実績
採用ピッチ資料の制作実績

どのような業種の採用ピッチ資料でも代行でき、写真撮影からオリジナルのイラストやグラフィック制作まで制作できます。詳しい実績については直接お問い合わせください。

株式会社hypexの会社概要

所在地東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル5F
設立2019年12月5日
資本金7,500,000円(資本準備金含む)
社員紹介ページhttps://hypex.jp/member
制作実績ページ直接お問い合わせください
費用・料金3つのプランを用意ゼロから作成:29,500円/P
原稿だけあるものを完成:14,500円/P
デザインのみブラッシュアップ:9,500円/P
問い合わせ問い合わせフォームより

採用ピッチ資料まとめ

最後までご覧いただき、ありがとうございます。採用ピッチ資料の概要を解説してきました。採用ピッチ資料とは、応募者が働く際に気になる情報やメッセージを、体系的かつストーリーをもってまとめた応募者に向けた会社説明資料です。

とにかく網羅的に会社情報を入れれば良いわけではなく、訴求ポイントを絞り、ターゲットが求めているものを理解することが大切です。読み進めていく上で、徐々に応募したくなるストーリー性を持たさないと効果が出ないため、考えて作り込むことがポイントです。

採用ピッチ資料についての作り方のホワイトペーパーもありますので合わせてご覧ください。

採用ピッチ資料の作り方の資料もプレゼント

採用ピッチ資料の作り方の資料ダウンロード

【資料ダウンロード】候補者の理解を深める採用ピッチ資料の作り方

本記事を読んで、自社で採用ピッチ資料を作るか迷っている、または自社で資料を作るのが難しいと思った方は、hypexにご相談ください。支援させていただいた企業は月間300名以上の応募を獲得しています。相談料はかかりません。

hypexの採用ピッチ資料制作のポイント

  • 候補者を態度変容させるストーリー設計に強い
  • 採用難易度の高い職種に強い
  • 構成からテキスト、デザインまで可能