採用代行(RPO)の費用相場は?作業内容や依頼するメリットも解説
2023.12.25
人手不足により採用担当者のリソースが足りない場合、採用代行(RPO)を依頼する企業が増えています。ただし、採用代行(RPO)サービスのサイトを見ても値段がバラバラで、どれが適正価格で相場に則っているのか不安になる方も多いでしょう。そこで採用代行(RPO)の費用・相場をわかりやすく解説します。料金体系や採用代行(RPO)を依頼するメリットなども解説しますので、最後までご覧ください。
※採用代行(RPO)を依頼すべきかプロに相談したい、もしくは採用代行(RPO)を依頼したい方は採用広報支援のhypexにご相談ください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。相談料は一切かかりません。
採用代行(RPO)とは?
採用代行(RPO)とは、採用活動の業務の一部を外部に委託することです。「採用代行」と聞くと、採用業務を丸投げするように思えますが、実際は採用の軸となる採用計画や面接など「コア業務」以外の「ノンコア業務」に当たる部分を代行してもらう場合がほとんど。
ただし、採用代行(RPO)の定義が各社によって異なり、代行してもらえる作業内容が異なることが多々あります。下記は当サイトhypexに採用代行(RPO)を依頼していただいた場合の業務内容です。
母集団形成
・求人媒体の場合:定期的なリライト
・スカウトの場合:リスト選定、スカウト送信
・人材紹介の場合:人材紹介会社対応
応募者対応
・日程調整:日程連絡、履歴書の要求
・履歴書スクリーニング:履歴書管理、判断
・合否連絡:合否連絡
・面談(オプションになることが多い)
関連記事:採用代行(RPO)とは?人材紹介との違い、メリット、相場を解説
採用代行(RPO)の業務・サービス内容
◎ノンコア業務
- 母集団形成(求人広告掲載、説明会実施など)
- 応募者対応・管理
- 書類選考
- スカウトメール・DM送信
- 面接の日程調整
- 内定者への連絡
◎コア業務(採用戦略、面接代行など)
- 採用計画・企画の立案
- 面接代行
母集団形成(求人広告掲載、説明会実施など)
最も多い採用代行業務が「母集団形成」です。主に求人媒体の選別、掲載の作業、応募や問い合わせがあった際の対応などの管理業務を代行してもらいます。また、企業説明会や合同説明会などを開いて母集団を形成する業務も代行します。説明会で使う資料作成、台本作成も依頼可能です。その他、人材紹介のエージェントとやり取りを代行してもらう場合もあります。
応募者対応・管理
採用サイトやSNSアカウント経由で応募への返信や選別など応募者対応・管理を代行してもらいます。応募以外にも様々な問い合わせが来ますが、それも作業の範囲です。
書類選考
応募者の書類の中から面接に進む候補者などの選考をしてもらえます。
スカウトメール・DM送信
求人媒体のスカウトメール、SNSアカウントへのDM送信を代行してもらえます。ダイレクトリクルーティングに当たる業務です。かなりの数を送信するため、時間のかかる作業です。
関連記事:ダイレクトリクルーティングとは?メリットや費用、サービスを比較
面接の日程調整
カジュアル面談や一次面接などのスケジュール調整をしつつ、採用候補者への連絡、事前に確認してもらいたい資料の送付なども代行してもらえます。
内定者への連絡
内定者への連絡、入社までの流れや手続きなど内定フォローも代行してもらえます。
採用計画・企画の立案
採用計画・企画の立案は採用するターゲットや戦略、どの採用手法(SNSや動画など)を使うかなど、採用の軸となるコア業務です。そうなると採用の業務を代行してもらうより、採用コンサルティングの範囲になるため、採用代行(RPO)で依頼できるサービスは限られてきます。
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関連記事:採用コンサルティングとは?費用や仕事内容、おすすめの会社を比較
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面接代行
一次面接や最終面接などを代行してもらう作業です。どの面接を担当するかにもよりますが、1回1万円など料金が定められている場合もあります。
関連記事:採用面接の質問事例やNG行動、成功チェックリストを紹介
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関連記事:面接代行とは?料金やおすすめの会社を紹介
採用代行(RPO)の費用相場
相場は35万円前後
採用代行(RPO)を依頼した場合の費用(ノンコア業務)の相場は35万円前後です。
採用担当1人を正社員で雇う給料と同じくらいになります。月の稼働時間は70時間前後。採用代行サービスを依頼した場合、1社につき1人の担当者がつきます。時給換算にすると3,000円〜6,000円になります。このくらいの価格帯が採用代行(RPO)の費用相場です。
採用代行(RPO)サービスによっては月5万(月16時間ほどの稼働)から請け負う会社もあります。週4時間ほどの稼働で、作業内容は面接の日程調整や合否連絡など、採用業務の一部代行になります。
もし採用計画や戦略、ターゲット設定や面接代行などコア業務も合わせて依頼すると月100万円を超える場合があります。もしくは株式会社キャリアマートのように作業ごとに細かく料金を分けている場合もあります。
画像引用:株式会社キャリアマート
上記のように、説明会・書類選考・面接日調整・問い合わせ対応などだけ依頼する場合であれば月額3万円からになっています。
採用代行(RPO)の料金体系は2つ
採用代行(RPO)サービスを依頼する場合の料金体系は「月額固定型」と「従量課金型」に分かれます。
月額固定型
最も多いのは月額固定型です。月の作業時間は約70時間。1日3時間分ほどの採用業務をやってもらう代わりに固定で報酬を支払います。プラスアルファで面接などお願いしたい場合は、追加料金をオプションで払うと代行してくれる場合があります。
従量課金型
稀ですが、作業ごとに料金設定(従量課金型)をしている採用代行(RPO)の会社もあります。例えば下記のような料金設定です。
- 面接日時設定:5万円/月
- 面接実施:1万円/回
- 応募者への連絡:2万円~/月
- DM・スカウト配信:数千円/回
ほとんどは月額固定型と考えていいでしょう。
※ここまで読んで採用代行(RPO)を依頼すべきかプロに相談したい、もしくは採用代行(RPO)を依頼したい方は採用広報支援のhypexにご相談ください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。相談料は一切かかりません。
採用代行(RPO)の費用相場を抑えるコツ
採用代行(RPO)を依頼する際、少しでも費用を抑えたいと思うのは誰もが同じ。自社でできることとして主に2つのコツがあります。
マニュアルを作成しておく
ひとつは採用代行(RPO)を依頼する際の作業マニュアルを作成しておくことです。作業マニュアルがないと仕事をミスする可能性があり、代行会社によってはマニュアル作成から行う場合があります。その場合、マニュアルを作る作業や費用が発生するので、あらかじめ用意しておくと費用を削れます。
面接は自社でやる
採用代行(RPO)を依頼する方で面接の代行も依頼する企業は少なくありません。先ほど解説したように、面接代行は追加のオプション料金になるから費用が高くなります。
もし、どうしても人が足りなくて面接を依頼したい場合は、他の作業を依頼して面接は自社でやるのがおすすめです。例えば、応募者への返信などは定型作業であり、依頼しても金額が安く済みます。採用代行の会社に定型作業のものを依頼し、面接を自社でやるようにしましょう。
【参考】夜間、土日の対応時間を削る
企業の中には採用代行(RPO)の仕事を、夜間や土日にやってもらうよう依頼する場合もあります。これは平日の日中は自社で採用業務を行い、時間外での作業を採用代行(RPO)に依頼するパターンです。ただし、夜間、土日の作業は費用が割高になる傾向にあります。条件を変えることで、少し採用代行(RPO)の費用が安くなる場合もあります。
採用代行(RPO)サービスの選び方
- 実績を見る
- 担当者との相性を見る
- 採用ノウハウを提示してくれるか
続いては、どの採用代行(RPO)サービスに依頼すれば良いのか選び方がわからない方に向けて比較方法を解説します。前提としては、1社に絞るのではなく2〜3社ピックアップして比較しましょう。最初から1社に決めてしまうと、他に良い会社があるのに素通りしてしまう可能性が高いです。
実績を見る
まずは採用代行(RPO)の実績を見てみましょう。採用の数は大事ですが、単に数字だけを鵜呑みにすると実力がわかりません。採用代行と言っても、一部の業務だけを代行しただけかもしれません。つまり、本当にその会社の実力とは限らないのです。なぜその成果が出たのか、どれくらい関わったのか?成果や実績の内訳を問い合わせましょう。大事なのは数字を出した根拠です。
担当者との相性を見る
採用代行(RPO)サービスを選ぶときに考慮しないのが担当者との相性。しかし、最も重要な部分とも言えます。単純作業を依頼するだけなら問題ありませんが、きちんと採用の成果を出すためには、作業のブラッシュアップ、戦略の練り直しなどが必要となり、作業よりもコミュニケーション(話し合い)が最も重要となるからです。採用代行の成果はコミュニケーションの量と質に比例します。必ず、一緒に組む人との相性も見極めてください。
採用ノウハウを提示してくれるか
単に採用業務の代行を依頼するだけでは永久にランニングコストがかかってしまいます。万が一、依頼している採用代行(RPO)サービスの事業が変わったりすると、新たな採用代行(RPO)サービスを探さなければいけません。
理想的には自社で採用ノウハウを身につけ、戦略は自社で考え、リソースが足りない部分だけを採用代行(RPO)サービスに依頼するのが理想です。
そのため、採用代行(RPO)に依頼しつつもノウハウを学ぶことが肝心。そのノウハウを提示してくれるか確認しましょう。できれば、ノウハウを教えてくれる採用代行(RPO)サービスに依頼するのが得策です。
※ここまで読んだ上で、採用代行(RPO)を依頼すべきか相談したい方はhypexにお問い合わせください。オンラインで要件をヒアリングし、無料で最適なアドバイスをさせていただきます。
おすすめの採用代行(RPO)会社
株式会社hypex
採用代行(RPO)サービスの依頼を考えている方におすすめは株式会社hypexです。2019年の創業と若く、1つ1つの案件への熱量が高い会社。単純作業の依頼から採用サイト、採用動画の制作など企業の採用全般を支援します。ライトな相談からガッツリ並走してもらうことが可能です。
株式会社hypexに依頼できる作業
母集団形成
- 求人媒体の場合:定期的なリライト
- スカウトの場合:リスト選定、スカウト送信
- 人材紹介の場合:人材紹介会社対応
応募者対応
- 日程調整:日程連絡、履歴書の要求
- 履歴書スクリーニング:履歴書管理、判断
- 合否連絡:合否連絡
- 面談(オプション)
オプション
- 面接日時設定:5万円/月
- 面接実施:1万円/回
- 応募者への連絡:2万円~/月
- DM・スカウト配信:数千円/回
採用代行の事例
採用代行の内訳:母集団形成、求人媒体の出稿)、面接サポート。
群馬県館林市を中心に医療用ステンレスパイプの製造を行う手島精管株式会社を採用代行(RPO)を行いました。実績として半年間で34人の製造スタッフを採用しました。
担当者は1人で、すべてリモートで支援・代行を行いました。採用代行の他にも上の画像の採用サイト制作も支援しています。
株式会社hypexの会社概要
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-26-16 第五叶ビル5F |
設立 | 2019年12月5日 |
資本金 | 7,500,000円(資本準備金含む) |
社員紹介ページ | https://hypex.jp/member |
制作実績ページ | 採用代行に関しては直接お問い合わせください |
費用・料金 | 月額35万円 |
問い合わせ | 問い合わせフォームより |
関連記事:採用代行(RPO)サービス比較35選!選び方や料金も比較
採用代行(RPO)を依頼するメリット
採用代行(RPO)の費用相場が35万円とお伝えしました。時給換算にすると3,000円〜6,000円。それなら代行サービスに頼らず、アルバイトか採用担当を1人雇ったほうがいいと思われた方もいるでしょう。プロの採用代行(RPO)サービスを使うメリットは下記の3つです。
- 採用コストの削減になる
- 成果につながりやすい
- コア業務に集中できる
採用コストの削減になる
採用代行(RPO)の費用も決して安くはありませんが、成果報酬型の求人・転職サイトなどに比べると、ずっと安いです。例えば有名な『ビズリーチ』『GREEN』などを利用して採用した場合、採用単価は1人あたり50万円〜300万円と高額です。それなら採用代行(RPO)を使って、成果報酬型以外の方法で採用したほうが結果的に費用が安くなる場合もあります。
また、アルバイトや正社員を雇用するための採用コストや時間を考えた場合、最初から採用代行(RPO)サービスを利用したほうが安価な可能性もあります。
関連記事:採用コスト(採用単価)とは?削減する方法や成功事例を解説
成果につながりやすい
求人媒体の内容のリライトやスカウトメールなどの作業においても素人に依頼する場合と、採用のプロに依頼するのとでは成果のつながりやすさが変わってきます。どんな文面のスカウトメールを送ると候補者の反応が良いかなど、プロの事例を見てノウハウを学ぶこともできます。
コア業務に集中できる
ノンコア業務に当たる部分を採用代行(RPO)サービスに依頼することで、採用計画や分析、面接などのコア業務にリソースを使えます。採用担当が豊富な企業ならまだしも、多くの企業はギリギリの人員で採用を回しており、作業に追われて十分な戦略や分析ができていない企業も多いです。採用代行(RPO)サービスを利用することで採用の精度を高めることにつながります。
採用代行(RPO)の費用相場まとめ
以上、採用代行(RPO)の費用相場を解説しました。ポイントをまとめると下記になります。
◎採用代行(RPO)の相場
35万円前後/月
◎採用代行(RPO)のサービス内容
母集団形成
- 求人媒体の場合:定期的なリライト
- スカウトの場合:リスト選定、スカウト送信
- 人材紹介の場合:人材紹介会社対応
応募者対応
- 日程調整:日程連絡、履歴書の要求
- 履歴書スクリーニング:履歴書管理、判断
- 合否連絡:合否連絡
- 面談(オプションになることが多い)
◎採用代行(RPO)を依頼するメリット
- 採用コストの削減になる
- 成果につながりやすい
- コア業務に集中できる
※採用代行(RPO)を依頼すべきかプロに相談したい、もしくは採用代行(RPO)を依頼したい方は採用広報支援のhypexにご相談ください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。相談料は一切かかりません。
成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。