Facebook(Instagram)の採用・求人広告とは?メリットや始め方、費用まで解説!
2023.07.16
・色んな採用方法を試したけど、いい人が来ない
・競合が強く、打開策を探している
・求人媒体の広告とどちらの出稿がいいか迷っている
上記の悩みを抱えている採用担当者の間で需要が伸びているのがFacebook(Instagram)広告です。しかし、果たして採用に効果があるのか?どう始めれば良いのか?どれくらい費用がかかるか分からないと足踏みしている人が多いでしょう。
そこでFacebook広告の採用支援を行っているhypexが、Facebook広告のメリットや始め方を解説します。実際の広告の管理画面なども公開しますので、最後までご覧ください。
- この記事の目次
- Facebook(Instagram)求人の広告の概要
- Facebookの求人広告のメリット
- Facebook(Instagram)の求人広告の始め方
- Facebook(Instagram)求人広告の費用・相場
- Facebook(Instagram)の求人広告のポイント
※Facebook広告を採用に取り入れるべきかプロに相談したい、自社ではノウハウやリソースがないから代行して欲しい方は採用広報支援のhypexにご相談ください。相談料は一切かかりません。
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Facebookの採用(求人)広告とは?
Facebookの求人広告(Instagram広告)は投稿と投稿の間に差し込まれる採用情報の広告のことです。インフィード広告とも呼ばれ、Messenger、Instagramにも配信できます。
InstagramはFacebookの傘下であり、広告の出稿は同じになるためFacebook広告の解説をします。画像やテキストだけでなく、上のような動画広告も配信できるので、狙うターゲットや広告の目的によって使い分けると良いです。
Facebookは中途採用、Instagramは新卒に向いている
- Facebook:中途採用向き
- Instagram:新卒、アルバイト採用向き
ざっくり区分けすると、Facebookの求人(採用)広告は30代、40代の利用者が多いために中途採用に向いており、Instagramは10代20代の利用率が高いため、新卒採用や第二新卒、インターンやアルバイトの募集に向いています。その他のSNSの採用については下記をご覧ください。
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Facebookの求人募集機能との違い
Facebookには無料で利用できる求人ページ機能があります。無料なので、やって損はありませんが下記の点がデメリットです。
- ビジネスアカウント限定の機能
- 求人情報を探している人に限定される
- 掲載から30日で募集が終了する
そもそも求人ページを見に訪れた人にしか採用情報が閲覧されません。求人媒体に比べて利用率は低いです。また、掲載から30日で募集が終了するので、その度にページを作らなければいけません。人件費を考えるとコストパフォーマンスに合うかは微妙です。当サイトhypexでは有料であっても採用広告を出稿する方法をお勧めしています。
関連記事:プロが解決!SNS広告を採用に使うべき?気になる疑問25に回答!
Facebookの採用(求人)広告がおすすめの企業
Facebook広告(Instagram広告)を採用に使うと良い企業は以下の3つです。
- 採用サイトや動画はあるけど集客ができていない企業
- エージェント比率が高く、自社採用比率を上げたい企業
- 競合が強く、比較で負けてしまう企業
理由はメリットを解説しながら見ていきましょう。上記に当てはまる企業の方は、ぜひご覧ください。
※ここまで読んで、FacebookやInstagramの採用(求人)広告を始めるか相談したい、もしくは広告運用を代行して欲しい方はhypexにご相談ください。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。採用クリエイティブの制作も承っています。
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Facebookの採用(求人)広告のメリット
- 認知度が上がる
- 潜在層にリーチできる
- 他社比較されにくい
- AIによる機械学習が優秀
Facebookの採用(求人)広告のメリットは一言で表せば、SNSの膨大な個人データを利用できる側になれることです。
SNSユーザーはFacebookやインスタグラムに上のような様々な情報を提供しています。本来それらのデータは我々にはわかりませんが、採用に関する広告出稿をして広告主になることで、個人データを使う側になれるのです。そのため、非常に効果が高い採用広報の施策です。もう少しFacebookの採用(求人)広告のメリットを詳しく見ていきましょう。
認知度が上がる
Facebook広告を採用に使うメリットは認知が増える点です。採用サイトや採用動画などのコンテンツを作っても、難しいのが集客。しかし、広告であれば、すぐに多くのユーザーの目にとまります。日本でのFacebook利用者の数は2,500万人を超えているので、その市場を利用することで多くの層に届けられます。
しかも、Facebookは実名で名刺代わりのビジネス目的で使う人が多いので、採用に向いています。「年齢」「性別」「エリア」など細かくターゲティングできるので、届けたい層にしっかり届けることもできます。
- 学歴
- 現在勤めている会社・役職
- 過去に勤めていた会社・役職
- 興味・関心
地域、性別、年齢はもちろん、興味・関心など採用に重要な個人データでターゲットを絞れます。
これらのデータをもとに、自社の事業に近いターゲットに絞って広告を配信することができます(登録は任意のため、ユーザー自身が登録している必要があります)。
潜在層にリーチできる
Facebook(Instagram)広告の大きなメリットが、まだ就職や転職の意志がない潜在層(未来の候補者)にリーチできること。求人媒体広告への出稿との違いのひとつです。
Facebook(Instagram)の広告では、ユーザーが普段から見ているタイムラインに広告が表示されるため、転職願望やその企業に興味がないユーザーにも表示されます。転職願望がなかったゲームプランナーがFacebookのSNS広告を見て、いざ転職しようと思ったときに求人サイトを登録する前に、その会社を思い出して採用サイトを訪れた事例があります。
一方の求人媒体は、すでに就職・転職のモチベーションがある求職者(顕在層)が訪れる窓口。SNS採用広告のほうが、より幅広く自社の情報を届けることができます。現在の採用はエージェント比率が高くて費用がかかりすぎている、もっと自社採用比率を上げたい方にFacebook(Instagram)広告はおすすめです。
他社比較されにくい
Facebook(Instagram)広告の最大のメリットと言えるのが、他社と比較されにくいこと。競合が強くて他社に良い人材を取られている企業には特におすすめです。
上の画像のように、求人媒体は掲載するフォーマットが決まっています。テンプレートに当てはめるだけで簡単に出稿できるメリットの反面、自社の魅力が差別化しにくく、さらには年収や職場環境などが比較されやすい特徴があります。「自社の魅力は動画でないと伝わりにくい」と思っても、応募者に届けるのが難しいです。
求人媒体のフォーマットでは自社の魅力を伝えきれない方は、Facebook(Instagram)広告での採用がおすすめです。「年収高い」「職場の雰囲気がいい」など、訴求軸を自社の強みに特化してアピールすることができるからです。
AIによる機械学習が優秀
Facebook広告はAIの学習機能が優秀です。ある程度、広告を配信した上で設定した効果(エンゲージメントやリンクのクリックなど)が薄そうだと判断した場合、自動的に広告配信を止めてくれます。広告の無駄打ちを防ぎやすいため、初心者が始める場合におすすめです。
Facebook広告では、A/Bテストを設定して広告を改善することもできます。ABテストとは、文言やデザインが異なる複数のページを用意し、クリック率やコンバージョン率など、どのバージョンが最も反応が良いかを比較するテスト。検証結果によってキャッチコピーの文言、デザイン・画像(レイアウト・サイズ、配置など)などを改善します。仮説→検証→改善を繰り返すことで、より目的達成に近づく広告が作れます。
以上のメリットから、Facebook広告(Instagram広告)を採用に使うと良い企業は以下の3つです。
- 採用サイトや動画はあるけど集客ができていない企業
- エージェント比率が高く、自社採用比率を上げたい企業
- 競合が強く、比較で負けてしまう企業
※ここまで読んで、Facebook広告を採用に取り入れるべきか相談したい、自社ではノウハウやリソースがないから代行して欲しい方は採用広報支援のhypexにご相談ください。相談料は一切かかりません。
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Facebookの採用(求人)広告で採用する際の費用
Facebook広告は入札形式
Facebook(Instagram)広告の費用は「1日の予算」または「掲載期間の通算予算」のどちらかを指定し、インプレッションやコンバージョンなどから目的を選び、そのアクションに対してのみ料金を支払います。1日100円以上から設定できる上に、かかるコストを事前に把握できることが強み。
一例として動画広告を配信した場合の料金課金は次のようなものです。
- 1,000表示された場合(CPM課金)
- 広告リンクをクリックした場合(CPC課金)
上記で設定した場合、広告動画がの表示が999回以下で、広告リンクをクリックされた数が50回の場合、広告費用がかかるのは50回分のみです。
料金は広告枠をオークションで競う入札形式が基本であり、入札単価は自身で決めるものや、「ターゲット」や「配信するキーワード」などで流動するものがあり未知数です。
一概に相場は〇〇円とは言えません。1日100円以上から出稿できるので極端に言えば月3,000円から広告は打てます。ただし、それでは成果に結びつかないので、ここではhypexがSNS採用広告に取り組んできた経験から料金を話します。
最低金額は月額3万円〜
Facebook(Instagram)広告の採用で効果を出すには、最低でも月3万円以上は必要と考えてください。月額3万円だと安いと思うかもしれませんが、これはコンバージョン(応募)の成果ではなく、インプレッション(認知獲得)やリンクのクリックの場合。
職種にもよりますが、応募まで繋げようと思うとアルバイトやインターン生に限定されます。中途の職種など応募のハードルが高いものは3万円では難しいです。
関連記事:インターン採用とは?やり方やメリット、効果を上げるポイントを解説
推奨金額は月額20万円〜
応募やクリックなど効果、ターゲティングの精度を学習してもらって最適化するためには、20万円以上が目安になります。理由は、Facebook(Instagram)広告のAIが学習するために一定の配信数が必要だからです。学習に必要な数値として、Facebookが推奨しているのは、週50。これは自分が決めたアクション(クリック、フォーム画面への遷移、応募など)の数値なので、目標を応募にした場合、週50を得ようと思えば、かなり投資しないと難しいでしょう。
あくまで目安ですが、応募単価が5万円、リンクのクリック1万円。つまりリンクのクリックを50獲得しようと思えば、週50万円ほどの投資が必要となるのです。広告を打ってもすぐに成果が出るわけではなく、効果を計測しつつ、クリエイティブを改善していくことが重要です。そのための経験やノウハウがないと、なかなか成功には結びつきません。
また、Facebook(Instagram)広告の代理店は予算が大きくないと取り扱ってくれず、求人広告代理店やRPO(採用代行サービス)の会社はマーケター出身ではない人が多く、採用の広告では効果が出にくいのが現状です。
※初めてチャレンジする方で「運用の自信がない」「すぐに結果を出したい」「ノウハウをプロから学びたい」という方は、採用広報支援のhypexにご相談ください。相談料は一切かかりません。
Facebookの採用(求人)広告の始め方
Facebook(Instagram)広告での採用をやってみようと思われた方に始め方を解説します。広告は上の画像の「広告を作成する」を選択してスタートします。早ければ10分程度で広告出稿できます。
STEP①キャンペーンを作成する
広告を作成する」をクリックすると上の画面になるので、左上の緑のボタン「作成」を押してください。下の画面が表示されます。
キャンペーンの目的を選ぶ
続いてキャンペーンの目的を選択します。
認知度:広告の表示や再生など、閲覧数が目的。自社の広告表示回数最大化に役立ちます。
トラフィック:リンクのクリックなど採用情報への遷移が目的。自社の求人票閲覧数最大化に貢献
エンゲージメント:広告へのいいねやフォローなどのアクションが目的。自社SNSの育成に貢献
リード:サイト内の遷移や応募など特定のゴール到達が目的。応募数最大化に役立ちます
アプリの宣伝:採用では利用しません。
売上:採用では利用しません。
それぞれの目的で一長一短がありますが、基本的には目標に最適化するため「広告を活用することによって得たい成果は何か」の優先順位を決めることが重要です。認知度を目標とした場合、リードに比べて安い金額で広告の表示はされますが、応募は見込めません。
反対にリードを選択した場合、認知度やトラフィックの選択時に比べ表示回数は小さくなりますが、応募数は最大化されます。Facebook側(AI)が統計データ(他のどんな広告を見ているか、どれくらい広告を見ているかの滞在時間など)をもとに誰に配信するか選別してくれるからです。要するに今すぐ行動する人のみへ集中的に配信することになります。
キャンペーン名を設定
次にキャンペーン名を設定します。外部に表示されるものではないので、他の広告と区別できるよう分かりやすい名前をつけてください。
「A/Bテスト」や「Advantageのキャンペーン予算」は選択しなくて大丈夫です。Facebook(Instagram)広告が、効果の良いものを配信してくれるからです。ちなみに選択をonにしても広告金額は変わりません。
次にこの画面が出ますが、なにも設定しないで次に進んで大丈夫です。
STEP②1日の予算を設定する
次に予算を設定する画面に移ります。ここがターニングポイントで、広告の腕が問われるところです。1日500円でも設定できますが、先述したように、この金額で応募が集まるのはインターン生やアルバイトなど。
応募を獲得するのに必要な予算は職種によって変わります。中途採用であれば最低3,000円以上に設定したほうが良いですが、これも一概に言えません。自社でどんな人を採用したいのか、予算はどれくらいなのかなど、採用要件によって大きく変わります。初めて広告にチャレンジする方はプロにアドバイスを聞くことをお勧めします。
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STEP③広告配信する地域を選ぶ
次に広告を配信する地域を選びます。東京だけ、新宿区だけなど市町村まで細かく設定できます。地域を問わないのであれば、日本全国に設定するといいでしょう。
STEP④広告配信するクリエイティブを登録する
次に作成した広告のクリエイティブ(バナーや動画)を設定します。そのあとは支払い情報を登録すれば完了です。
ここまでやれば採用広告の登録は完了です。お疲れ様でした!
Facebook(Instagram)の採用広告のポイント
- 3ヶ月以上は続ける
- 刺さるクリエイティブを意識する
- 最初からハードルを上げない
最後に、Facebookの採用(求人)広告を始める際に注意するポイントを3つ解説します。
3ヶ月以上は続ける
Facebook広告はAIが学習する期間やクリエティブや配信先などを改善する期間を考えると、最低でも3ヶ月以上は続けましょう。1ヶ月や2ヶ月では成果は出にくいです。
刺さるクリエイティブを意識する
広告は数を打つことも大事ですが、採用クリエイティブの質を気にしましょう。こだわったほうがいいのはテキストとか訴求軸、仮説と検証です。逆に、クリエイティブ、細かいデザインにこだわるのはNG。めちゃくちゃ鮮やかな紫を使いたいとか、必要な場合もありますが、そこにこだわってしまっては効果が出にくいです。配信の速度が遅くなってしまう上に、制作費がかかります。コストが膨らんでコスパが悪いです。
関連記事:採用コスト(採用単価)とは?削減する方法や成功事例を解説
最初からハードルを上げない
有料で広告を出稿するのだから応募が増えないと困りますが、最初からハードルを上げすぎると長続きしません。継続して改善を続ければ結果はついてきます。まずはリンクのクリックやエンゲージメントなどから目標を設定し、慣れてきたら応募数などにフォーカスしていきましょう。
Facebookの採用(求人)広告の採用活用まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。Facebook(Instagram)広告を採用に使うメリットや費用などを解説しました。効果の範囲が広いことが理解できたと思いますが、使いこなすのが難しいのが広告運用。
広告を打ってもすぐに成果が出るわけではなく、効果を計測しつつ、クリエイティブを改善していくことが重要です。デザインやマーケティングの経験やノウハウがないと、なかなか成功には結びつきません。
採用広告をやるなら専任者が必要で、他の採用業務と兼業すると効果が出にくくなります。自社で採用広告に力を入れる場合も、最初の1年間はプロからノウハウを学ぶほうが得策。採用は季節のトレンドがあるので、1年を通してプロの広告出稿や分析、改善を学びましょう。
初めてチャレンジする方で「運用の自信がない」「すぐに結果を出したい」「ノウハウをプロから学びたい」という方は、採用広報支援のhypexにご相談ください。相談料は一切かかりません。
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