採用サイトの集客方法9選!集客する際の注意点も紹介
2024.04.27
採用サイトを作ったあとの相談で最も多いのが、「サイトへのアクセスが少ない」という悩み。知名度のある会社でない限り、採用サイトを作っても見てもらえる可能性は低いのが現状です。「採用サイトで集客する」は間違いであり正確には、「採用サイトに集客する」。集客方法を考えなければいけません。
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採用サイトの集客方法9選!
採用手法 | メリット | デメリット | コスト |
求人媒体 | 顕在層の人数が多い | 他社と比較される | 月額20万円〜 |
企業サイト | 互いのサイトを強化できる | 特になし | 制作費30万円〜 |
SNS運用 | ユーザー数が多い 競合と比較されない 無料で始められる | インプレッションが必要 | 無料(人件費のみ) |
SNS広告 | ユーザーデータが使える 競合と比較されない 潜在層にリーチ可能 | ノウハウが必要 | 月3万円〜 |
動画 | 興味を持ってもらう 入り口に向いている 無料で始められる | インプレッションが必要 | 無料 (コンテンツの制作費を除く) |
スカウトメール | 自社に合った人材を選べる 潜在層にアプローチできる | 手間と時間がかかる | 一人当たり50万円 (採用の成功報酬) |
オウンドメディア | 入社後のミスマッチが減る 潜在層にアプローチできる | リソースやスキルが必要 | 0円から可能 (コンテンツ制作費を除く) |
リアルイベント | 自由に会社の説明ができる 理念や想いなどを伝えやすい | 出展コストがかかる 競合と比較される | 無料ウェビナーあり 合同説明会は50万円〜 |
リファラル採用 | マッチしやすい人材に アプローチできる | 社員の協力が必要 大量採用ができない | 無料報酬は20万円前後 |
早速、採用サイトに候補者を集めるための集客方法を9つ紹介します。全部をやるのは難しいですが、可能な限りやってみてください。メリットを比較し、優先順位を決めながら進めていきましょう。
求人媒体
メリット
顕在層の人数が多い
デメリット
他社と比較されやすい
コスト
月20万円ほど
採用サイトへの集客方法で多いのが、求人媒体にURLを掲載して遷移してもらうことです。求人媒体はなんといっても登録者数の多さ、しかも仕事を探している顕在層が多いため、企業に興味を盛ってくれた候補者が遷移してくれやすいメリットがあります。
ただし、求人媒体は採用サイトに遷移する前の情報が他社と比較されやすい難点があります。候補者は給料や職種、勤務地など表面的な情報で何社か比較し、興味を持った会社の情報を詳しくするため、条件面で大手に負けて採用サイトまで遷移してくれないリスクがあります。
とはいえ、求人媒体の情報だけでは競合に負けてしまう可能性があるため、独自性を出すために採用サイトのURLを貼ることは重要です。
関連記事:おすすめの求人媒体一覧|ランキングや選び方のポイントも
コーポレートサイト
メリット
互いのサイトを強化できる
デメリット
特にデメリットがない
コスト
これから制作する場合は30万円〜
企業サイトに採用サイトのURLをリンクして遷移してもらう方法です。集客効果が大きいというより、相互に強化できるメリットもあります。まだ企業サイトがない場合は、制作費用がかかりますが、すでにある場合はリンクするだけなので、ほとんど費用はかかりません。
リンクすることで互いのサイトが強化され、特にデメリットは発生しないので、やらない手はありません。また、企業サイトがないと採用候補者からの信用も失う可能性が高いので、企業サイトは作ったほうがいいです。古いまま放置している場合や、情報性が少ない場合もリニューアルをおすすめします。
SNS運用
メリット
・ユーザー数が多い
・競合他社と比較されない
・無料で始められる
デメリット
SNSアカウントのインプレッションが必要
コスト
無料
会社もしくは採用に特化したSNSアカウントに採用サイトのURLをリンクする集客方法です。この方法を「サイテーション」と呼びます。SNSアカウントからの集客はメリットが多く、InstagramやX(Twitter)、LINEなどのSNSはユーザー数が多いこと、求人媒体のように競合他社と並んで表示されないので条件比較されないことが挙げられます。
SNSアカウントは無料で運用できるので人件費のみで損が少ないです。デメリットとしてはアカウントを見てくれなければ採用サイトに集客できないので、インプレッションが必要です。SNSアカウントを育てる必要があり、即効性がないので忍耐と継続が必要です。時間はかかりますが、メリットの多さを考えるとSNSアカウント運用は採用にとって最重要の手法でもあるので、おすすめします。
関連記事:SNS採用とは?活用方法、メリット、成功事例、注意点を解説
関連記事:Instagram採用とは?事例、向いている企業やメリットを解説!
関連記事:X(Twitter)採用とは?向いている企業やメリット、事例を解説!
関連記事:LINEを活用した採用とは?企業が取り組むメリット、始め方を解説
SNS広告
メリット
・膨大なユーザーが使える
・競合他社と比較されない
・潜在層にリーチできる
デメリット
広告のノウハウが必要
コスト
月3万円から
当サイトhypexが最もおすすめしている採用サイトの集客方法がSNS広告です。メリットが多く、有料で広告を出稿することでSNSの膨大なユーザーデータを使える側に回れます。無料でSNSアカウントを運用するよりも精度が大きく上がり、コストパフォーマンスが良い集客方法です。
ユーザーが見ているタイムラインに表示されるため競合他社と比較されることはなく、SNSは時間のあるユーザーが見ているので気になる広告が表示されればクリックしてくれます。まだ就職や転職の意思が固まっていない潜在層も見てくれるため、膨大なポテンシャルを秘めています。
デメリットとしては最適な媒体を見極め、効果測定しながら改良を重ねるなどの広告ノウハウが必要なこと。出稿費用は月3万円くらいから始められますが、応募を増やす効果を最大限に出すためには月20万円ほど出費してほしいところです。
関連記事:SNS採用広告とは?効果や向いている企業、費用まで徹底解説!
YouTubeやTikTok(動画)
メリット
・興味を持ってもらう入り口に向いている
・無料で始められる
デメリット
インプレッションが必要
コスト
無料で利用できる(コンテンツ制作費を除く)
YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツに採用サイトのURLを設置し、遷移してもらう集客も有効です。動画というとハードルが高いイメージがありますが、TikTokであればスマートフォンひとつでも作成ができます。最初から文字情報を読むのはハードルが高いですが、動画を見るのは楽なので興味を持ってもらう入り口に向いています。
特にTikTokは動画の長さが短いのでインプレッションが多いプラットフォーム。動画を見て詳しい情報を知りたいと思った候補者を採用サイトに誘導できます。
動画づくりの手間や認知してもらうためには継続のデメリットがありますが、ぜひ積極的に進めてほしい採用コンテンツです。
関連記事:YouTubeを使って採用を行うべき企業とは?チャンネル運営のメリットや注意点
関連記事:TikTok採用とは?企業が取り組むメリット、事例、方法を解説
スカウトメール(ダイレクトリクルーティング)
メリット
・自社に合った人材を選べる
・潜在層にもアプローチできる
デメリット
他の手法に比べて手間と時間がかかる
コスト
一人当たり50万円(採用が決まった場合)
求人サービスの登録者にスカウトメールを送る際、採用サイトのURLを添付する集客方法です。ダイレクトリクルーティングは現在、最も需要が増えている採用手法です。
一人ひとりに送るため、大人数の集客は期待できませんが、企業がメールを送る候補者をピックアップするため、自社にあった人材を選べること、また転職意思や就職意思がない人も一旦登録だけしておくため(求人サービスの8割は潜在層)、興味を持つメールを送れば潜在層にアプローチできます。
デメリットとしては、スカウトメールを送る人をピックアップする作業が発生し、一人一人メールの文面も変える必要があるので他の採用手法に比べて手間と時間がかかること、また求人サービスを使うのに月額費用や、採用できたときの成功報酬を支払う必要があるため、費用が高額になることが挙げられます。
関連記事:ダイレクトリクルーティングとは?メリットや費用、サービスを比較
採用オウンドメディア
メリット
・入社後のミスマッチが減る
・潜在層もアプローチできる
デメリット
コンテンツを作るリソースやスキルが必要。継続も必要
コスト
・0円から始められる(コンテンツ制作費を除く)
・メディアサイトをオリジナルで作る場合は130万円ほど
採用オウンドメディアを立ち上げ、トップページや各記事に採用サイトのリンクを貼って遷移してもらう集客方法です。オウンドメディアは記事で事業や社員などを詳しく紹介するため、企業理解が進んだ上で採用サイトを訪れてもらえます。また、潜在層にもアプローチでき条件比較もされない特徴があります。
当サイトhypexでも記事コンテンツの上部に採用サイトのリンクを設置しています。デメリットとしては採用オウンドメディアのコンテンツを作るリソースや能力が必要であること、1記事つくって終わりではないので継続性を求められることが挙げられます。
採用オウンドメディアは、「note」や「はてなブログ」などの無料サービスを使えば0円で始められます。独自のオウンドメディアのWebサイトをオリジナルで作る場合は100万円前後が目安となります。
関連記事:オウンドメディアリクルーティングとは?注目される背景、メリットや成功事例
関連記事:採用オウンドメディアの参考事例11選
企業説明会やウェビナー
メリット
・自由に会社の説明ができる
・理念や想いなどを伝えやすい
デメリット
・出展コストがかかる
・他の出展企業と比較される
コスト
・無料ウェビナーあり
・合同企業説明会の場合は50万円〜
※出展する会場の規模や場所、出展日数、出展ブースの大きさにより変動する
企業説明会やウェビナーを開催し、終了後に採用サイトのリンクが書かれたパンフレットなどを配布して遷移してもらう集客方法です。
企業説明会やウェビナーのメリットとして、型式に縛られず自由に会社を紹介できること、社員が熱を込めて話すので、テキストや写真では伝わりづらい理念などの想いも伝わりやすいことが挙げられます。
オンラインのウェビナーを自社で開催する場合は申し込みをした採用候補者にZoomなどのURLを送るだけでいいので費用はかかりません。その代わり、参加人数は限られます。合同企業説明会に出展すれば多くの候補者に接することができますが、費用もかかるので予算次第になります。
人材紹介やリファラル採用
メリット
企業にマッチしやすい人材にアプローチできる
デメリット
・社員の協力が必要
・大量採用ができない
コスト
・無料の場合が多い
・制度にするなら20万円前後のインセンティブ
最後は、人材紹介サービスやリファラル採用など人を介して会社を紹介してもらう際に、採用サイトのURLを送って見てもらう集客方法です。
リファラル採用(社員に知人を紹介してもらう採用手法)は、採用コストが最も安い採用手法のひとつなので、可能であれば実施してほしい方法です。
人材紹介サービスを利用する場合も、必ず採用サイトを見てもらうよう働きかけましょう。エージェントが上手く企業の魅力や求めている人材を伝えられるとは限りません。それより自社で作った採用サイトを見てもらったほうが確実です。
関連記事:リファラル採用とは?メリットや注意点、成功事例を解説!
採用サイトに集客する際の注意点
- 採用サイトのSEOは最低限でいい
- 検索エンジンの広告の集客は不利
- 情報が古くないかチェックしておく
採用サイトへの集客方法を紹介したところで、施策を行う際の注意点を3つ解説します。
採用サイトのSEOは最低限でいい
採用サイトを作るとき、集客のためにSEOを気にする企業が多いです。しかし、採用サイトのSEOは「流入を増やすためにする」ものではありません。採用サイト制作を手がける株式会社ベイジの調査では、企業認知においてGoogle検索による採用サイトの割合は数%だけというデータが出ています。有名な企業でない限り、検索してもらえません。
求人媒体や人材紹介などなんらかの方法で企業を知った採用候補者が指名検索したときに最上位に表示されれば十分。SEOを意識しすぎて見やすさ、使いやすさが損なわれるのであれば本末転倒です。採用サイトのSEOは最低限に留めておきましょう。
関連記事:採用サイトのSEO13選!対策のメリットや注意点を解説
検索エンジンの広告の集客は不利
少しでも採用サイトの集客を増やそうと、検索エンジンに有料で広告を掲載する企業もありますが、リスティング広告などのWeb広告はコストパフォーマンスが悪いです。例えば「エンジニア 採用」「エンジニア 募集」「エンジニア 採用サイト」などで検索する人はほとんどいません。
仮に検索しても検索者のニーズは多くの採用サイトを比較したいのであって、特定の会社の採用サイトが表示されてもクリックされる可能性は低いです。仮に見てもらっても他の企業と比較するために離脱する可能性が高いです。
情報が古くないかチェックしておく
採用サイトに遷移してもらう前に情報が古くないかチェックしておくことが重要です。すでに退職した社員が載っている、新入社員がいるのに情報が掲載されていないなど、採用サイトの情報が古ければ応募の可能性が減ってしまいます。また、採用サイトのデザインが昔のままで古く見えるなどの場合はリニューアルを検討する必要があります。
関連記事:採用サイトをリニューアルするポイント、タイミングや費用を解説
採用サイトの集客におすすめの会社
株式会社hypex
最後に、採用サイトへの集客をプロに依頼したい方に、おすすめの採用支援サービスを紹介します。株式会社hypexは2019年の創業と若く、1つ1つの案件への熱量が高い会社。代表がスタートアップの企業で役職していた経験からベンチャーなど成長企業の採用支援に強く、有名企業からの依頼も多いです。特にデジタルツールを活用した集客を得意としています。
支援させていただいた企業は月間300名以上の応募を獲得しています。
採用サイトへの集客方法まとめ
最後までご覧いただき、ありがとうございます。代表的な採用サイトへの集客方法を9つ紹介しました。違いを把握した上で、できるだけ多くの集客施策に取り組んでください。
採用手法 | メリット | デメリット | コスト |
求人媒体 | 顕在層の人数が多い | 他社と比較される | 月額20万円〜 |
企業サイト | 互いのサイトを強化できる | 特になし | 制作費30万円〜 |
SNS運用 | ユーザー数が多い 競合と比較されない 無料で始められる | インプレッションが必要 | 無料(人件費のみ) |
SNS広告 | ユーザーデータが使える 競合と比較されない 潜在層にリーチ可能 | ノウハウが必要 | 月3万円〜 |
動画 | 興味を持ってもらう 入り口に向いている 無料で始められる | インプレッションが必要 | 無料 (コンテンツの制作費を除く) |
スカウトメール | 自社に合った人材を選べる 潜在層にアプローチできる | 手間と時間がかかる | 一人当たり50万円 (採用の成功報酬) |
オウンドメディア | 入社後のミスマッチが減る 潜在層にアプローチできる | リソースやスキルが必要 | 0円から可能 (コンテンツ制作費を除く) |
リアルイベント | 自由に会社の説明ができる 理念や想いなどを伝えやすい | 出展コストがかかる 競合と比較される | 無料ウェビナーあり 合同説明会は50万円〜 |
リファラル採用 | マッチしやすい人材に アプローチできる | 社員の協力が必要 大量採用ができない | 無料報酬は20万円前後 |
自社で集客するのは難しいのでプロに相談したい、採用サイトへの集客を支援して欲しい方はhypexにお問い合わせください。支援させていただいた企業は月間300名以上の応募を獲得。予算や目的などをオンラインでヒアリングし、最適な提案をさせていただきます。相談料は一切かかりません。
成長企業における採用ブランディング・採用マーケティングを専門とし過去2年で50社以上を直接支援。前職では、月間150万利用者数を超える医療・美容のWebサービスの事業責任者、兼経営陣として組織の成長を牽引。成長組織におけるOKRを利用した評価制度の構築や外国人、ジェネレーション、女性、LGBTQ+などのダイバーシティ・マネジメントに尽力。